今日、新大阪で開かれたカウンセラー、セラピストの茶話会に参加してきた。
興味深いが、難しい話が聞けた。日本古来の行儀作法と心理学とは関係性があるのではないか、それをコーチングやセラピーに応用しようと試みているという話だ。
前述のコーチングやセラピーからもわかるように、ここでいう心理学とは実践心理学のことであり、理論心理学ではない。
コーチングというのは対象が「もっと上へ行きたい。」「やりたい。」というのに対して、「よし、やれ。」と教育・指導していくことを意味し、一方、セラピーは対象の抱える問題に対してそれを軽減あるいは解決する方策を提案することで、対象をいやすことであり、セラピスト自らが癒されることではない。
ここで、どうしても理解できなかったことがあった。それはセラピストの実践方法と日本古来の行儀作法をいかに結び付ければ、対象をいやすという行為につながるのかということだ。
実践心理学の方法論からすれば、対象の抱える問題をモデル化して解決方法を提案することになるが、そこに日本古来の行儀作法が哲学的にではなく、論理的にいかに関連付けられるのかが理解できなかったということだ。
もう、一度、話を聞いてみないとわからないものの、好奇心が刺激された。