わたしは郊外のビルにブルーシートを張って暮らして居ました。
ある時街で人々が暴れ、わたしの住むビルに押し寄せて来ました。
押し寄せた人々と入れ替えにわたしはブルーシートに身を隠しビルから逃げ出しました。
群衆の重さでビルは崩れ、人々は全員死にました。
ビルを出て誰も居ない街を歩いていると寺が有りました。
門前で老婆に訊ねると、さっき崩れたビルで死んだ人々の供養に誰かが建てたと言いました。
わたしは寺にお参りをして門を出ると老婆は既に亡くなり塔婆が立ち花が添えられてました。
街ではさっき死んだ群衆が生き返り再びわたしを追って来ました。
わたしは空から垂れた糸に捕まり天へと昇り、ブルーシートを張って青空を拵えました。
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まりさんの言葉は抽象画なので、写実画の恭子には難しいけど(笑)でも分りますよ
> 金平糖? ... への返信。
わたしは、思い出が乏しいのかも知れません。
言葉が、過去から湧いて来たものかも定かで無い感じです。
今に対して実存を感じられないから抽象化してしまうのかと思うのです。
百円を入れてつまみを捻ると小さな紙コップに金平糖が降ります。
金平糖は、とげとげなのに可愛らしい。