明日はゴミの収集日ということで、ゴミ袋にゴミを入れていて思い出した。壮絶なゴミバトルの日々を…。
そう、あれはアツミが引っ越す前のこと。アツミが以前住んでいた家も含む、その辺一帯の人が置くことに決まっていたゴミ置き場の地主のおいちゃんと、アツミ宅の隣りのアパート、名付けて「意地でもカーテン付けない荘」の住民の間に、眼には見えない激しいバトルが繰り広げられていた。
ことの発端は、ゴミの分別をちゃんとしない輩が多かった。それに長年おいちゃんは業を煮やしていたのだろう。そしてある時から反撃に出た。その反撃は解らんでもないが、ちょっと間違っていた。
付近におじいさんおばあさんの世帯が多いのに対し、「意地でもカーテン付けない荘」の住民は若者ばかりが住んでいた。あげくに大家さんは遠くに住んでいるらしく、「意地でもカーテン付けない荘」の若者は日夜騒いで、近所から冷ややかな目線を送られていた。よって、→ゴミを分別しないのは「意地でもカーテン付けない荘」の住人に違いない!とおいちゃんは踏んだ。
おいちゃんは、ゴミ収集日の午前6時以前に出されたゴミ&収集車に置いて行かれたゴミを「意地でもカーテン付けない荘」の玄関にわざわざ置き直すようになった。要するに毎日毎日「意地でもカーテン付けない荘」の入り口はゴミだらけ。中にはゴミにつまづいて転んで怪我人まで出る有様。
さすがにカチンと来た「意地でもカーテン付けない荘」の住人。大家さんに密告。ついに大家さんが防犯カメラ&「ゴミを持って来ないで!」の看板を取り付けた。しかし何の効果もなし。それに便乗した別の近所の人も、ゴミに出すのが面倒な布団やら乗らない自転車やらを「意地でもカーテン付けない荘」の前に置くようになっていった。そこにさらにのっかるおいちゃん。「意地でもカーテン付けない荘」の前に止められた自転車に次々と「ここに置くな!」の張り紙を毎日添付。
アツミはアツミでかなりゴミに気を使った。明らかに入れない玄関を見かねて「意地でもカーテン付けない荘」の玄関を片付けたりしたこともあった。
泣く泣く、「意地でもカーテン付けない荘」の大家さんは週一回遠くからやって来て、自腹でゴミを片付けるハメに。おいちゃんしてやったり!だがだまっちゃいられない「意地でもカーテン付けない荘」。ついに問題は区役所清掃課まで巻き込む大問題に発展。困る区役所清掃課。
ついに交渉決裂したゴミ問題は、その辺り一帯で責任を取ることに。=ゴミ置き場消滅。
ということで約2ヶ月弱ゴミ置き場がなく、ゴミが出せなくなった。約2ヶ月に渡って、井戸端会議をする近所のおばあちゃん達のもっぱらのお話は「ゴミどうするか?」に終始。たまに通りかかりにおばちゃん達からゴミ情報を仕入れつつ、アツミはベランダのゴミとともに2ヶ月余りを過ごした。
と、さすがに困ったアツミは、自分の住まいの担当さんにtel&近所のおばちゃんとの話し合いで、「各自の玄関前にゴミを置く」ということに決定した。が、慣れない収集員さん。いつもゴミを見つけてもらえず近所中みんな置いてかれた。ってんでアツミは引っ越すことになり、そのバトルから尻尾を巻いて逃げた。
なっがいな~、嫌がらせのような今日のブログ。ここまで読んだアナタは暇人、じゃなくって、偉い!このバトルは今どうなっておるのかのぉ。みなさん、ゴミはちゃんと分別しましょう!ご近所さんと仲良くしよう!ってジャイアンがさぁ~。
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