最近ずっと思っていた事が、「財布を買い替える」ということ。ようやく念願かなって,アツミは財布を買い替えた。
アツミが今まで使用していた財布は吉田カバンのやつ。これが結構お気に入りで、かなり使用した。財布は汚れて行く一方。吉田カバンの財布をお持ちの方は深くうなずいてくれる事と思いますが、吉田カバンの財布は一度汚れると洗えないし拭いても絶対に汚れが取れない。ただただ使い倒すしかない。
アツミの財布は一社会人として、女子として人前に出すのが恥ずかしくなる程に汚れてしまった。しかし気に入っていた。なかなか手放せなかった。でもどうにもこうにも汚れがK点を超えた。たいして君を満腹にしてやることもできなかった主人をどうぞ許したまえ。アツミはその財布にねぎらいと別れの言葉を告げ、思い出とともにそっと胸の奥にしまった。
新しい財布はとあるメーカーのものと決めていた。しかしアツミの記憶が間違ってそのメーカーの値段の相場を覚えていた…。お店に行って目から鱗。買える訳もない値段。大きく挫折した。
アツミ母は風水に若干凝っている。そしてアツミ家一族は日のいい日悪い日も気にする。という訳で風水でお金が貯まる色、黄色の色の妥当な値段の財布を買う事にした。そして日のいい日にニュ~財布を社会デビューさせた。
アツミの運命だ。どうせお金がたまるはずはないだろう。しかしこの黄色い財布は新たなアツミの大蔵省として大きく羽ばたいてもらうべく彼のデビューを祝福した。
行くんだ!このまぶしい貧乏という白い光の中へ~!
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