先週の静岡インストアライブと、吉祥寺曼荼羅ライブのリハーサルで、楽しみがひとつあった。それはピアノに触れる事。しかもグランドピアノに☆うしっ!
これはその時の写真。休憩の時間触ってたのね。(こんな事書いたら怒られるかもしれん。)それが楽しくて楽しくて!そのだだっ広いリハーサルルームにアツミは一人ぽっち。へたくそなピアノが流れても誰に文句を言われる事もない。
今のこのご時世、どのお宅にもピアノぐらいあるっしょ?とお思いのそこのアナタ!ぜいたくは敵です!アツミにとってピアノは憧れだった。アツミ姉にとっても凄く憧れだった。小さい時から姉妹で「ピアノ欲しい!」と両親にせがむも、心の中では無理だと姉妹は解っていた。アツミ家は上流階級の家庭ではなかった。(とんねるず石橋貴明さんによると、ピアノが家にあるかないかで貧乏かどうかが解る。とのこと。)アツミ姉はピアノ教室に通っていたのにも関わらず、アツミ家に今も存在する中古のオルガンで「鍵盤たりないっちゅ~の~!」と言いながら練習していた。
姉と二人でそのオルガンで連弾したもんです。ピアノに憧れながら。そのピアノが触り放題!弾くしかね~!くぅ~!このリアルな鍵盤の感触!ほのかにエロチックに黒光りするそのボディー!悩ましげな音色!アツミの妄想暴走族はエンジン全開で走り始める!
そこはトラがうげ~となってるトラの皮の絨毯。壁から鹿が首を出し、窓辺にはレースのカーテン。レンガの暖炉の上に赤いバラが飾られ,入り口のドアに執事が立ち、アツミは白いワンピース(腰の後ろにリボン付き)、エナメルの赤い靴。アツミの流れる指先が『子犬のワルツ』を奏でる。やがて執事が「お嬢様、もうその位になされては?お体に触ります。」といって紅茶を持ってくる…。
う~ん、白鳥麗子!!とふと我に返るとリハーサルルームの鏡に映る、ノーメイクのみずぼらしいアツミの姿。実に妄想不毛、妄想撤収。執事喫茶か?ここは?
ってかね、その前にピアノ上手くなれ!って話っすわ。撤収。
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