本日、夜勤。
本を買う時は、全く躊躇ないのだけど、
流石に昨日は、給料日前で、
ちょっと自制心が働いて。
古本屋を周って、
辻村作品を探すも、
ついつい他で気になってた本とかにも、
手が出てしまう。
そろそろ、旦那様にも呆れられ、
本読みすぎると、バカになるよと言われた。

『風花』
著:川上弘美
文字通り、寝食忘れて先が気になって、
どんどん先を読み進めたくなる辻村作品とは違って、
ゆったりとした気分で読める川上作品。
不思議。
時間の流れが、全く違って見える。
夫婦の危機の話なんだけど、
なんだか主人公がボケっとしてるからか、
あんまり危機感が感じられないけども、
真綿で絞められていくように、
じわじわと読んでるこっちも、
何だかどうして良いのか、わかんない、
心許ない気分になってしまって、
ラストは、ちょっと不覚にも泣いてしまった。