読みたい本があれば、
とても幸せ。
本に関しては、金銭感覚が狂ってしまう。
なので、なるべく文庫になるまでは我慢する。
これも、文庫まで我慢して、
それで、すっかり忘れてた。
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『私が語り始めた彼は』
著:三浦しをん
本屋大賞の候補にも挙がってたと思います。
初めて読みました、三浦しをん。
粘着質な文章だなぁと、
読み始めは思ったのですが、
印象としては、潔さも感じたので、
なんだか不思議でしたが。
面白かった!
って、本とか、舞台とか、映画とか、
面白かったって報告するたびに、
旦那様は、何でも面白いんでしょって、
最近言ってくる。
違うもん。
面白いものを見つける嗅覚が、
鋭くなってきたってことでしょう!
面白くなかったのは、
面白くなかったって、言うもん。
一人の中年男性、大学教授を巡る
周りの人々から語られる連作。
1話1話が、それぞれに濃密なストーリーなので、
最初は、本当に同じ人を巡る話なのか?
と、2作目を読んだときに思ったけれど、
ハッとする繋がりが面白い!
結局、その男性の視線からは語られないので、
いろいろと謎は残るのですが。
なんともいえない読後感に、満足!