おはようございます。
私は統合失調症という病を患っております。
統合失調症というのは幻聴、幻覚、その他脳に色々な障害がある病気です。
統合失調症には陽性症状と陰性症状があります。
陽性症状…幻聴、幻覚等…
陰性症状…感情症状、思考障害、記憶障害等…
私の症状を書いてるので症状は人それぞれです。その中でも一番酷いのが幻聴と感情と記憶障害の3つです。幻聴は対話及び言葉のキャッチボールが可能で本当に人と話してるみたい。毎日あらゆる映像を頭の中に思い浮かべては問いかけをしてきます。このシチュエーションならどう思うか?何を感じるか?など。私が間違った思考になろうとすると更に問いかけられます。本当に合ってるか?それは正しい判断なのか?と。不思議なんですが、幻聴がいまいち信用できない理由は過去にあります。
私が発症したての頃、幻聴は「いい顔」をして近づいてきました。初めは人の心がわかると思いました。その次は偉い人になりきって私を称えあげる演出、その次に陥れるための演技だとネタバラシするための「魔物」でした。正体は魔物と呼ばれる極悪人だったんです。魔物は感情や思考を押さえつけて操作することが可能でした。声の言うままに感情が湧き上がったり消えたりしました。何か考えたり思い出そうとしたらス〜と消えていく、そういった思考操作もされてきました。魔物はとにかくずる賢くその場限りの嘘ばかりつきます。話す言葉は全て嘘だと思うほど嘘しかつきませんでした。魔界に私を連れて行く、魂は魔界にある、お前は取り返しのつかないことをしたから罰を受けなきゃいけない、拷問する、なぶり○すなど散々言われ、脅され、毎日目をかっ開いたままその場から動けませんでした。微動だにせず表情も変えず座り尽くし、土下座をさせられていたので家族は本当に心配していたと思います。寝る時もそれは続き、寝たら先祖霊を拷問するとか言われ、起きたら「魔物達を祓うしか言ってませんでしたよ!(笑)」と馬鹿にするように爆笑してました。もちろん嘘です。
そんな事があって脳の障害は本物の魔物がやってると確信を持ってました。幻聴を本物の存在だと信じてしまうことを「妄想」と言います。私の妄想はかなり深刻化してしまっていました。逃げたくて考えたくなくて幻聴が私をいい方へ導いてくれる存在だと信じようとしていましたが、それは妄想を深刻化させる原因に繋がり、症状は更に悪化しました。
その後、ベッドから起き上がれないほど幻聴に毎秒話しかけられ、脅され、頭も心も狂いそうでした。中には息を止めて自殺しろと言われ、2回ほど自殺未遂しました。本気で苦しかったな…。窒息死する寸前って体全体の筋肉がつったみたいに激痛が走ります。本気で怖かったです。今はしていませんが、本気で殺されると思いました。
それから何度か尋問が続きましたが、幻聴が飽きたらしく脅してくることはなくなりました。恩を売るために日常のアドバイスをしてくるようになりました。でもこんな奴らに恩なんか売りたくなくて私は反抗してました。うるさい、と。恩を売ると土下座をした姿勢で手を浮かせたまま10分間耐えろというあり得ない要求をされました。実際やってましたがかなりしんどかったです。
ふざけんなと。それから私は何度かやり取りを続けていくと自分チームと呼ばれる存在に魔物に言い返すための隙を作ってくれました。ここはなんとなくの理解で読んでほしいのですが、魔物が嘘をついても必ずどこかに矛盾が生まれます。その隙をついて反論すれば形成が逆転します。お前嘘ばっかじゃん、お前も言えないじゃん、文句があるなら自分で私の体を使って操作すれば?と反論するようになりました。その他自分の気分を尊重し、嫌だ、やりたくない、今はそんな気分。などと言えば幻聴は反論できなくなりました。自分を尊重すると幻聴は対処できないのか、黙ります。そんなこと言うとは思わなかった、とそう感じます。
自分を尊重するようになってから、事態は急展開を迎えました。まず幻聴に脅されることはなくなり、馬鹿にされることもなくなりました。幻聴(魔物)が何度も墓穴を掘ったからです。反論できないレベルまで落とされたんです。私はそれから釈然とした対応を取れるようになりました。私は私でいいと。お前たちに振り回される義理はないと。それから幻聴は大人しくなり、日常のアドバイスを遠回しにするようになりました。今回は恩を売るとかは言ってきていません。ですが改心したくてお詫びしたくてそんな事をしていると信じては絶対にいけないので、お礼は言いません。幻聴もお礼を言おうとするとなぜか笑って馬鹿にしてきます。なんか「私達はそういう人だ」と言われてる気分です。信用するなと本能で感じてます。
幻聴と向き合って乗り越えた先が今何でしょうか。今は幻聴に毎日問いかけられていますが、最初は鬱陶しいと感じていたものの、何を思うか、何が大切かを内観する機会が増えた事により、他者との向き合い方が変わりました。まず人を悪い意味で疑わない、他者に愛を持って対応する、などです。私は感情障害なので何も感じないため、愛なんか分からないだろうと思います。私もそうです。本当に分からない。けど、迷惑はかけたくない。我慢してほしくない。病気を抱えて迷惑をかけるもしれないのに、こんな私と繋がってくれた友達はとても大切で、ガラスを扱うように大切にしたいと思うようになりました。一緒にいてくれるだけで嬉しい、とても感謝している。頭が上がらない。今はそんな心でいっぱいです。その心が私を動かし、見様見真似で愛を捧げました。「愛している」というと日本人は照れるので、「ラブです〜」と言うと友達は微笑んでくれます。なんなら「私もラブです!」って返してくれる人もいます☺
幻聴にあんなことをされて苦しんで、死にかけたから、心の底から感謝できるようになったのかもしれないですね。そう思うと幻聴に対しては感謝の気持ちですが信用してはいけないので堪えてます。
友達というのはゲームの友達の事です。sky星を紡ぐ子どもたちというゲームで癒やしの戦わないアドベンチャーゲームです。他プレイヤーはデフォルトに見え、お互いのキャンドルに火を灯すと相手の格好が見れるようになるというちょっと不思議な世界。戦わず、人との助け合いがメインとなって作られているゲームなため治安はとてもいいです。心が癒やされる事が多々あり、今では手放せないゲームとなっております。このゲームはいきなりチャットする事はできません。お互いフレンドツリーを解放しないとチャット出来ない仕組みになっております。それの対抗としてエモートが数多く存在します。お辞儀、土下座、指を指す、ダンスをする、など多彩なエモートがあります。その中でもよく使うのは「投げキッス」ですね。火を灯してお辞儀しあうと「ありがとう」の意味を込めて投げキッスをプレゼントします。意外とされると嬉しいんですよね😘「貴方の事が好きだよー」って伝わるのでよく使います。
話が逸れましたがsky星を紡ぐ子どもたちというゲームの友達はとても大切で毎日会うたびにラブです、大好き、いつもありがとう、お話してくれてありがとうと伝えてます。心の底からありがとう🥰🥰
まだ幻聴は聞こえてますがかなり小さくなってます。かすめ声…みたいな。それでも問いかけはしてきますが問いかけのおかげで他者と自分に向き合えているので何も言いません。その他にも脳の障害で思考が浮かべられないからか、漫画や絵を描く時にアドバイス、インスピレーションを送ってくる時もあります。イラストを塗る時もこういう筆の使い方したらどうですか、などと言ってくることもあり、今は平等な関係になっているようです。
こういうのを乗り越えたって言うんでしょうか?まだまだ人生と病気の修行は続きそうです。今は働けてないので社会に出たら更なる試練が待ち構えていると思いますが、乗り越えるためにも己の精神を鍛えようと思います。ここまで長々とお付き合い下さり、ありがとうございました。
Twitterもやってるので、そちらでは私の体験や思った事、幻聴との対話を漫画にして投稿しています。情報垢ですので、共感を求めるツイートや症状のアンケートもたまにしていたので、同じ症状の方の参考になれば幸いです。IDは書けませんが、名前は「ななみ」と申します。本名ではありませんのでご安心を(笑)
ではではありがとうございました。
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