なんにもない主婦のなんにもしない日記

何もない自分でありますが、どんな出来事にも幸せな意味があるから、毎日、楽しみに生きている日記。

能面の館への招待状

2016-06-01 | 結婚ものがたり

実家に行くのはそう頻繁ではなかった
いつも気が重く
たった1泊するだけなのに
1年くらいいる感覚

男尊女卑がどれだけのもんか知らないが

男性の身の回りの世話をするのは、まぁ
あることだけど

食事の支度を整えた後で
男性が、とっとと食べ始めて、飲み始めて
女性は、一緒にテーブルには座らず
脇で男性が食事するのを見て、お酒をついだり
あれこれ、男性のために用事をする

女性の食事は後回し

夫を立てるということなんだろうが
女中か?
作った料理に黙って食べて
しかも自分だけさっさと食べ始めてしまう
女は

女中か???お給仕?

それを昔から当然のようにやってきたのだから
その家では、その町では、その家系では
普通のことで
それを、呆れて眺めていた私は異常か


もともと、会社の飲み会なんかで
女性が男性にお酒をつぐとか

そういうのが理解できない私だったので

受け入れるのは非常に難しく抵抗だけ


そして

女性蔑視とも思えることがあった
ある日のこと

昼食か朝食かの時
能面父が食事をしている時に
能面母がちょうどキッチンにいなくて

女性は私とおばあちゃんだけだった

能面父の様子を見ながら、テーブルの脇に突っ立っていた

能面父が
テッシュのような紙くずをテーブルから落とした
そのあと
能面父が、ゴミの方を見ることなく言った

「☆さん、ごみ、落ちた」

!!!!!!!

はい?ごみ落ちた?あんたが落としたんだよね


だからなに?
「ええ、落ちましたね」って笑えばよかった


もう一度言うと、あんたが落としたのよ、そのごみ!!

私に、そのゴミを拾わせたんだ
いつも
能面母はそうして、落としたゴミを拾ってきたのか

それが尽くすということか?
そうして
こんなにやってますって顔ができるんだな


能面父が私にそれを言うのは、間違っています
私は
嫁だけど、女中ではありません


あの夫婦は
それなりに良い夫婦で幸せなんだろうな

でもそれは
あんたたちだけの話

能面母が、やっていることと
同じことを、他人の私が何も思わずにやるとでも??

ますます

能面の館に行くことに嫌気が差してきた












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