あゆどんのつれづれなるままに

ここは、木の花での子ども達の遊び風景の断片を綴る「園長日誌」。木の花幼稚園での様々な場所で、子ども達が織り成す情景の随想

10月28日 公開保育、三連荘!

2015年12月28日 | 日記
 先週の月曜日(19日)、同金曜日(23日)、そして今日(28日)・・・と続けざまに公開保育。
 金沢市内の2園と名古屋市内の1園。いずれも従来の公開保育と違って、参加者による気付き、発見を公開園に返し、さらに参加者を交えて公開園の先生とのワークショップにより学びを深めていく、今日的な課題に即した公開保育の実践。
 今日的な・・・というたいそうだが、外からの視点(地域の保育者、関係者)を入れて、公開園の保育の質の向上につなげること、園内研修を活性化してさらに自分たちの課題の解決に資する(ヒントになる)、そんな公開保育の在り様は、従来の、「荒さがし」的あるいは「自己自慢」的な形式的公開と違って(失礼)、全日私幼連・幼児教育研究機構が取り組み中のこれからの時代の学校評価の第三者評価の枠組みの一つ、と言える(かな)。

 「自主遊び」(自由遊び)、「統合保育」、「縦割り保育」・・・とそれぞれテーマも異なり、切り口(公開の際の視点)も異なり3園、3様。公開自体にも興味惹かれる一方、その後の協議会の持ちようもこれまた3園、3様。共通しているのは参加者が公開園の先生と共に語り合う、園の垣根を越えた同僚性が発揮できるスタイル、そして問題提起(視点提起)だと思う。良し悪しでもなくレベルの高い低いでもなく、正解探しでもなく、テーマに対する各自の気付きと想い、実際の子どもの姿、保育の風景から見直し、良さに気付き、課題への解決へのアイディアを出し合う・・・・。そうした議論が成り立つための仕組み、仕掛けが必要で、そういう点では環境を通じた学びである幼児教育と同様に、公開保育の協議も環境構成(下準備)がすごく重要と再認識。

 全日が試行取り組み中の公開保育コーディネーター養成という、目に見えにくい教育の質(特にプロセスの質)にスポットを当てる第三者評価システム(福祉サービスの定量チェック、形式的な書類審査ではなく)への一里塚、「紅白戦」。形式ではなく中身、その質的な評価。地道だなあ・・・幼稚園の保育(研修)ってつくづく思う。


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