公開保育後の週明け、台風の影響で暴風警報。おまけに犀川の洪水警報予想も重なり、登園時間を遅らせる。とはいえスタッフはいつも通り出勤し園内を全て見回り点検を済ませると時間があるので、急遽園内研修。公開保育の各分科会の協議会附箋を張り出し、各チームごとに分科会での話し合い詳細を報告し合い職員間で共有する(真面目だなあ)。お互いどんな話し合いだったか?知りたいのが人情、木の花のスタッフならなおさらです・・・笑。
各分会の詳細報告を踏まえて、では公開で何を得たのか・・・?今夏の幼児教育実践学会での分科会で習い、かつ公開保育の後のECEQの振り返り講座で講師の先生から再度解説のあった「ジョバリの窓」をマトリックスにして、職員それぞれの気づきを書きだして整理しようと試みる(対人関係における気づきの対話モデル・・・だったかな? 公開参加者の軸と職員の軸を知っているー知らないという座標で組むと、開示・秘密・盲点・未知という4つの領域で分かれる。新しいモノにすぐに飛びつく悪い癖・・・(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/39/f7/a2c9aa656b57a90f293bbde46658d92b_s.jpg)
開示領域は参加者が主に共感的に捉えてスタッフ間と共有できた木の花のよさと思われる点なので省略し、秘密・盲点・未知について各スタッフが公開・協議で感じた点を各自書きだす。すると・・・
「秘密」は開示(公開)することで参加者が気付き議論することで改めてその意味を考えるきっかけになったもの・・・。
例えば「文化」。園生活で不文律のルールがあること・伝承されているものが子ども達の中にあること、食の多様性などは子どもの主体性と規範意識に繋がる議論の土台になるし、食育って何か?考えるきっかけにもなる。また「モノの多様な活用」は多様なモノを揃えるのではなく、1個のモノで多様な使い方ができることの意味を考えるきっかけにもなった(例えばシャベルの使い方<掘るだけではない、切る、つぶす、こねる>、縄の使い方<結んだり、編んだり、巻きつけたりする姿)>、また「空間の多様性と活用」は、前述のルールと同じく安全とは何か?危険回避の判断力やリスク管理能力の育成などの議論に繋がっていく等々であり、園の教育方針として園則に記載されている「忍耐・尊敬・感謝」も今回改めて参加者、木の花スタッフと共有できたことの一つである。(遊びや生活を創る木の花暮らしの中で培う自らの「忍耐力」であり、友だちや大人などひとへの「尊敬」、空間やモノも含めた「感謝」の念・・等々)
(滑り台も多様な使い方。作ったモノを滑らせて競走・・・。どれが早く遠くへ滑るか?科学の実験にも・・・。)
「盲点」は日常の保育で(目にはしていても)気付かないことが、参加者の視点、議論の中で改めて気づかされるもの・・・。
例えば「数」。高さをケンパープレートの数で表そうとする子どもの姿などを公開参加者が指摘。遊びの中での数、数量、文字、記号等の子ども達が使っている姿(学び)があちこち生まれながら、まだ十分読み取れていないことに改めて公開を通じて気づかされる。あるいは「自然」。自然物の前に先ず生活の場に居て当たり前すぎて分からない豊かな「自然環境」のもつ意味を押さえきれているか。また、子ども同士の自主性を重視するが故に大人が入りこまない姿勢は、「年長に任せ」たり、「年長に頼ってみる」こともアイディアの一つと提案されたり(大人がルールを教えるだけじゃない)逆に伝承遊び等も大人も入ることで遊びの提案やモデルにもなり、子どもの内面(何に惹かれるか?)が見えることもある…等々。大人発信の重要性にも気づかされたようだ。
(落葉のある風景はず~と昔から変わらない当たり前の風景・・・・。)
「未知」は今までは意識されず、参加者もその点は知らず、しかし公開とその後の議論の中から改めて浮き彫りになったこと・・・。
スタッフから多く挙がったのが「学び」の読み取り。ねらい=子どもの学びではない、学びの様々な姿をより明確に捉えて、どんな育ちの力をつけたいのか?次のねらいと環境構成に繋げていく点がまだ感覚的なところがある。空間活用も廃材利用も自然物も子どもの中で何を育てたいのか?という育ちの道筋に直結した手立て・援助を明確に提示(言葉に置き換えて)考えていく必要があることに改めて気づかされた点が胸に響いたようだ。
「ジョバリの窓」を通じて、公開で得て広がった「財産」(秘密・盲点・未知の領域の獲得)の確認が出来たことで、台風の暴風も収まっていき、子ども達も徐々に登園。公開の糧が今後先生たちがどう保育の糧としてプラスに出るか?楽しみ、楽しみ・・・。
各分会の詳細報告を踏まえて、では公開で何を得たのか・・・?今夏の幼児教育実践学会での分科会で習い、かつ公開保育の後のECEQの振り返り講座で講師の先生から再度解説のあった「ジョバリの窓」をマトリックスにして、職員それぞれの気づきを書きだして整理しようと試みる(対人関係における気づきの対話モデル・・・だったかな? 公開参加者の軸と職員の軸を知っているー知らないという座標で組むと、開示・秘密・盲点・未知という4つの領域で分かれる。新しいモノにすぐに飛びつく悪い癖・・・(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/39/f7/a2c9aa656b57a90f293bbde46658d92b_s.jpg)
開示領域は参加者が主に共感的に捉えてスタッフ間と共有できた木の花のよさと思われる点なので省略し、秘密・盲点・未知について各スタッフが公開・協議で感じた点を各自書きだす。すると・・・
「秘密」は開示(公開)することで参加者が気付き議論することで改めてその意味を考えるきっかけになったもの・・・。
例えば「文化」。園生活で不文律のルールがあること・伝承されているものが子ども達の中にあること、食の多様性などは子どもの主体性と規範意識に繋がる議論の土台になるし、食育って何か?考えるきっかけにもなる。また「モノの多様な活用」は多様なモノを揃えるのではなく、1個のモノで多様な使い方ができることの意味を考えるきっかけにもなった(例えばシャベルの使い方<掘るだけではない、切る、つぶす、こねる>、縄の使い方<結んだり、編んだり、巻きつけたりする姿)>、また「空間の多様性と活用」は、前述のルールと同じく安全とは何か?危険回避の判断力やリスク管理能力の育成などの議論に繋がっていく等々であり、園の教育方針として園則に記載されている「忍耐・尊敬・感謝」も今回改めて参加者、木の花スタッフと共有できたことの一つである。(遊びや生活を創る木の花暮らしの中で培う自らの「忍耐力」であり、友だちや大人などひとへの「尊敬」、空間やモノも含めた「感謝」の念・・等々)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/60/7e/5dfd9d982254735068c216227a8fe3f8_s.jpg)
「盲点」は日常の保育で(目にはしていても)気付かないことが、参加者の視点、議論の中で改めて気づかされるもの・・・。
例えば「数」。高さをケンパープレートの数で表そうとする子どもの姿などを公開参加者が指摘。遊びの中での数、数量、文字、記号等の子ども達が使っている姿(学び)があちこち生まれながら、まだ十分読み取れていないことに改めて公開を通じて気づかされる。あるいは「自然」。自然物の前に先ず生活の場に居て当たり前すぎて分からない豊かな「自然環境」のもつ意味を押さえきれているか。また、子ども同士の自主性を重視するが故に大人が入りこまない姿勢は、「年長に任せ」たり、「年長に頼ってみる」こともアイディアの一つと提案されたり(大人がルールを教えるだけじゃない)逆に伝承遊び等も大人も入ることで遊びの提案やモデルにもなり、子どもの内面(何に惹かれるか?)が見えることもある…等々。大人発信の重要性にも気づかされたようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5c/d8/c1f5a17bd6cf47fd04fe9e6389282bcb_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/69/5d/8c3bf9cc679438f00eba0cd47a946704_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/07/55/9dc1f503cc0e1a55a9cddd3028046f77_s.jpg)
「未知」は今までは意識されず、参加者もその点は知らず、しかし公開とその後の議論の中から改めて浮き彫りになったこと・・・。
スタッフから多く挙がったのが「学び」の読み取り。ねらい=子どもの学びではない、学びの様々な姿をより明確に捉えて、どんな育ちの力をつけたいのか?次のねらいと環境構成に繋げていく点がまだ感覚的なところがある。空間活用も廃材利用も自然物も子どもの中で何を育てたいのか?という育ちの道筋に直結した手立て・援助を明確に提示(言葉に置き換えて)考えていく必要があることに改めて気づかされた点が胸に響いたようだ。
「ジョバリの窓」を通じて、公開で得て広がった「財産」(秘密・盲点・未知の領域の獲得)の確認が出来たことで、台風の暴風も収まっていき、子ども達も徐々に登園。公開の糧が今後先生たちがどう保育の糧としてプラスに出るか?楽しみ、楽しみ・・・。