☆終の棲家☆

約５年ほど前、ペットショップで売られていたトイプードル。
若い女の子に飼われました。
女の子は、ワンちゃんが鳴くことを知らなかったのでしょうか・・・。

鳴く仔犬をビニール袋に入れ顔だけを出して、ベランダの物干し竿にかけていました。
そう・・・鳴いた罰として。
毎日、毎日・・・この光景は続き、数ヵ月後、見かねた近所のおばあさんがその仔を保護しました。
そのトイプードルは、無残にも痩せ細り、体の毛はストレスなどで抜け落ちていました。

おばあさんの家には、同じ年ぐらいのダックスフンドがいました。
その仔と同じように、愛情を注いで育てられたトイプーちゃん。

体も一人前に、そして体毛も徐々に増えてきて・・・あの時の面影も消えていました。
ダックス君とトイプーちゃんは、仲良しで外出する時も寝る時も、いつも一緒。

ところがある日、おばあさんは病気になり、この２ワンコを飼う事ができなくなりました。
親戚の家を転々とした２ワンコたち。
結局、里親を探すことに・・・おばあさんの願いはひとつ・・・。
２ワンコ一緒に、飼ってくれる里親さんを見つけること。

その白羽の矢が・・・ばる家へ。
我が家も・・・これ以上は厳しい・・・。

そこで、お友達のYさんへ連絡。
始めはお断りされましたが、事情を説明すると二つ返事で里親さんになってくれることに。

そして、今日・・・そのダックス君とトイプーちゃんをお迎えに行ってきました。
とっても大人しくて、マイペースなダックス君！！



我が家のちゅらが気に入ったらしく追い掛け回して・・・何度もちゅらに怒られてました(－－;)
ちゅらの胴の長さが惹かれたのかも！？(笑)

優しい性格のようです☆私の癒し系！！

そして、やんちゃなトイプーちゃん！！



甘え上手です。
里親のYさんにも、すぐに甘えて行きました。
そう・・・ビニール袋に入れられていた仔です。

悲しい体験をしたからこそ、覚えた甘え方なのかもしれないね・・・。



人間の都合で、色んな場所を巡り、そして色んな体験をしてきた彼ら。
今度こそ、終の棲家だと信じて・・・。
今まで以上の愛情を受けて、残りの人(犬?)生を送って欲しいです☆

人間もワンコも、みんなこの世に生を受けた命は幸せになる権利があるんですもんね☆

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