飛び道具とは卑怯なり

Gling-Glo

Bjork Gudmundsdottir & Trio Gudmundar Ingolfssonar

Bjorkの新作も発売されたからメニューに加えなくては・・・と考えていたのに、突然このアルバムが聴きたくなってしまいました。ただ、Bjorkがアイスランド語でジャズを歌う、コレは禁じ手だろ？！Monica Zetterlundの「Waltz for Debby」みたいなもので、いきなり飛び道具が出て来るのと一緒ではないですか。ホントに弱いんだよ、このての感じに。

でも、実際に耳へ飛び込んで来ているのはスタジオ盤の本作ではなくて1990年8月30日・レイキャビクのHotel Borgで行われた彼女らのライブ音源。ホームタウンのせいか、この日のBjorkは珍しいくらいとっても饒舌。アットホームな雰囲気で時折オーディエンスからも笑い声が上がっているけれど、アイスランド語で何を言っているのかワカラナイ・・・残念だ。
そんな事はともかく、アルバムには収録されていないスタンダード・ナンバー「Cry Me a River」や「Misty」を始め、他の曲もライブならではのノリが何とも言えない内容で、Bjork自身とっても楽しんだに違いない。