bakoayanの日常

fujicaとGRⅢ手に日常を一コマ写真で綴る

サウンドアーティスト 鈴木昭男さんと再会

2006-10-26 | 
今年はなんだかいろんな事が大波のようにやってきた。そして精神がギリギリと音をたてていたような気がする。
そんな時、一抹の光。ココロの安らぎ。

鈴木昭男のワークショップが長野県諏訪市で開催!
これは行かねばとドタバタ、スケジュールを空けて、身ひとつ電車に飛び乗った。
昭男さんとの出会いは大学のワークショップの先生と生徒の関係だった。なんだかんだとイベントの手伝いやら、京都府の北部にある網野町の自宅を訪ねてから始まっていたように思う。その仲間達とも通信の芸大であった為に住んでいる所は遠く離れていても、今でも連絡が取れる。繋がっている。
すべて鈴木昭男という船に乗り合わせてしまったような感じでしょうか。
出会いはすごく大切なものと彼は初めての授業で教えてくれた。
アナラポスという鉄製の筒とスプリングをコイル状にした紐を結ぶつけた楽器を発明した人でもあり、多分日本よりも世界の評価が高い。なかなか一般的なものでは無い為に、知る人ぞ知るかな。でも一度でもアナラポスの音の凄さを体感した人は忘れられない。それに鈴木昭男にも出会ってしまったら、船に乗船しないとと思わせる人なのだ。

今回のワークショップは、京都造形芸大の通信芸術学の卒業生の方が企画。
地元の活性化イベントという事の趣旨だったと思います。実際私も長野にはよく行くけど、諏訪神社に立ち寄ったのも初めて、歩いた事もなかったので新鮮でした。
下諏訪町 諏訪大社秋宮大鳥居周辺は、閑静な住宅街で、1歩路地に入ると別世界が広がる。路地の下には諏訪湖に流れ落ちる水路が形成され、路地も網の目上になっているらしく、地元の人も全てを把握していないという。

昭男さんの「点音oto-date」はフランスやドイツでも行われおり、日本では和歌山でされている。

元々、飛び出し注意の子供用足跡とジョンケージの耳が昭男さんの中でミックスされた耳マークを音が聞こえてきそうな場所に書き、その上に立つ。耳を澄ます。聴く。

今回は許可を得てないとうので、型紙を作りチョークで落書きのように町の中に耳あとを残していく。
その時見えた沈む夕陽と黄金色に光る諏訪湖は美しかった。何か聞こえてきたように思えた。参加者のオススメスポットにも立ち寄り、下諏訪町をぐるっと周った。
また違う角度から町を眺める。すると違う何かが聞こえてくる。見えてくる。
そんなワークショップだった。
ココロのリフレッシュにもなって、まだ5時だというのに真夜中のような駅の静かだこと。近所のお弁当やさんのおばあちゃんにうなぎを頂き、わかさぎの天ぷらもおいしいね。日帰りコースには少しハードだったけど、ココロはまったりと出来たかな?


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