調子に乗っている訳ではありませんので、気を害したらごめんなさい。
と先にあやまってから書かせてもらいます。
とある方とサーキットで話をしていて
「今はヌルいのが多いよね。」
という話になりました。
そのお話をさせて頂いた方は多分このブログを見ているはずなのでわかってもらえるかな!?
その方の言うとおり!
が大前提だなと思う上での話。
家で落ち着いて考えて見ると、そんな中でもがんばっているライダーもいる。
あの人やあの人、あの子もがんばっている!
僕の周りには比較的がんばっている人が多いのかもしれません。
僕はがんばっているライダーしか目に入らないからそう思うのかな!?
SS100フレッシュマンに出ているおじさん!?(僕も含めておじさん)なんてもうメチャメチャ頑張っています。
あの方々からやる気をもらったりしています。
が、その反面で
「タイチさん抜くから!」
と言ったのにすぐに姿を消したライダーは数え切れず。
ひどい時には全日本参戦ライダーが一緒に来て
「一年でタイチを超えさせるから!」
などなど、ミニバイクだからって舐めてないですか!?
みたいに思うぐらい言われて、それから一度も顔を見てないライダーもいたり。
まぁ全くもって気にしてないので良いのですが、考えて見るとそんなライダーの方が多いのは事実。
じゃあやはり今はヌルいのか!?
僕なりの考えでは特に20歳台前半なライダーが難しいからそう感じるのではないかなと。
収入もそんなにないし、何よりもやりたいことが沢山ある。
車やらバイクやら女やら友達やらファションやら。。。
その中で収入の大半をバイクにつぎ込むとバイク以外の事はほぼできない。
それだけバイク好きな奴なんてそうそう居ないっすよ。
こいつ若いし
「やるきあるっす!速く走りたいっす!」
などやる気もあるから応援してやろう!
と周りは期待する。
そう、すごーく期待する!!!
これが危険です。
速くなりたいっす!
ばかり言いまくるライダーはむしろ危険危険!!!
日本人は熱くなりやすいが冷めやすい人種なんです。
だから、期待してはダメだと思う。
そして怒るのは絶対にダメ。
みんな打たれ弱いですよ。
怒って伸ばす時代は終わりました。
ましてミニバイクは趣味。
だからいかに褒めて気持ち良く乗せるか!
乗らせて乗らせてレースに出させて気持ち良くなってもらって、バイクは楽しいと思うまで育てられるか。
ここまでがすごく大変であり一番重要なのではないかな。
ある程度バイクに浸かってしまえばなかなか辞めないのではないかな。
昔の話を聞くと周りもみーんなバイクに乗っていてバイクはカッコいい!
乗るのが当たり前な時代だったらしい。
バイクに乗らないと友達と遊べないみたいな。
今は真逆だと思う。
バイクレース、まったくエコではない。
周りで一人だけバイク乗っていると、周りの友達とは疎遠になるし、誘われてもなかなか遊べない。
遊べばお金がなくなりバイクに乗れない。
すると期待した周りの人間は
「あいつヌルい。」
となるのかなと。
じゃあどうするか。
ですが、やはり一番の問題はお金。
「俺速くなりたいっす!」
なライダーに必要経費を伝える。
それも出来る限り事細かく伝える。
年間いくらが必要で
月にいくらが必要で
1レースにいくらが必要で
君の収入はいくらだから
バイク以外に使えるとお金はいくらだね。
どう、それでも出来るかな!?
みたいに。
そして、出せる範囲で参戦レースを決めて行く。
無理強いはダメ。
いきなりシリーズ追わなくてもいいじゃん。
その予算なら今年はレースは3回だね。
とかとか。
収入は増えないのに、部品は値上がりから、信じられないほどお金がかかるようになりました。
そんな今の時代にあったレース活動の始め方を考えないと20台前半な若手ライダーをレースに出させるのは難しいと思いました。
そう考えるとうちのチーム員や僕の周りのライダーはみーんながんばっているなぁ。
と思った梅雨の夜でした。
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