18アンタレスDCMDについて。
このリールにはデジタルコントロールブレーキ、DCブレーキが付いておりバックラッシュのリスクを驚くほど回避してくれます。
このDCブレーキの性能が知りたくて、僕はまずSLX DCというリールを使いました。
使ってみるとSLX DCは本当に良くできていてサクッとセッティングするだけで本当にバックラッシュせずに投げる事が出来る上に飛びます!
しかし河口や堤防等のシーバスフィッシングでは飛び=釣果に直結しますので、より飛ばしたい!飛ばさなければ!
と考えてアンタレスの中で唯一海水対応な
18アンタレスDCMD
を購入。
説明書では
「シマノが最適なブレーキセッティングにしており DCブレーキの外部ダイヤルだけで内部に隠れているメカニカルブレーキを調整する必要はありません」
的に書かれていました。
これが最大の問題でした。
こんな事書いてくれなくて良いよ。。。
それを信じてDCブレーキの外部ダイヤルだけで調整しましたが全く無理!!!
外部ダイヤルを最強にしても全然ダメ。
投げた瞬間からラインが浮きまくり。
ラインの太さを変えたりもしましたが根本的に無理!
こんなにサミングするのかよ!
ってぐらい繊細にサミングしなくてはなりませんでした。
困って情報収集すると意見は2つ。
・メカニカルブレーキはイジらなくてもバックラッシュ知らず。
と
・メカニカルブレーキ締めないと無理
という意見がぶつかりあっていました。
ならばとSLX DC等々のようにメカニカルブレーキをガンガン触り通常のリールのように調整開始。
するとすごく快適になりました!
調整方法としては下記の通りですが、投げた後に着水以外はノーサミングで行けるという事をベースに決めていきました。
シーバスナイトゲームだと目でスプールの状態確認してたら釣りになりませんので安全を優先します。
ルアーは20g前後のモノを使用する。
アンタレスDCMDの場合は10g以下を使用してのセッティングは難しい。
ただしセッティングが出てしまえば7gとかのミノーもしっかり飛びますよ!
ラインはPE2号以上、最初は3号程度を使うと万が一、タカギレしても安心だし、バックラッシュを解消しやすい。
そして重要なのはショックリーダー(30ld使用)を長く取る。
結び目をリールに完全に巻きとれてるようにしましょう。
5-10mくらいかな。
僕は10m程度から始めました。
投げた瞬間、即結び目がガイドに当たると即バックラッシュしました。
それを予防する為にショックリーダーをリールに巻き取った状態でキャストすると、速度が上がってから結び目が出ていくので、勢いが勝り問題なくなります。
ショックリーダーを長く取る事はベイトリールだと凄く重要でこれをやるようになってからトラブルはホント減りました!!!
キャストミスしなければバックラッシュしません。
ここまででラインの準備が出来たのでキャストセッティングに入りましょう!
1.メカニカルブレーキをスプールがガタガタしない程度に締めて、DCブレーキMAXから投げる。
2.ブレーキが効きすぎているのならばDCブレーキを少しづつMIN側に緩めて行く。この時にめんどくさがらず1段か2段程度づつ緩めては投げるの繰り返し。
(万が一DCブレーキがMAXでもラインが浮くならメカニカルブレーキを1/2締めましょう。まずはブレーキ効きすぎな位置を探します)
3.DCブレーキがMINになってもバックラッシュしないようならメカニカルブレーキを1/8緩めて、DCブレーキを真ん中の4程度にして様子を見る。余裕が有ればまたDCブレーキを緩めてMINに出来るか繰り返す。
4.この繰り返しでDCブレーキが4の時に着水まではノーサミングだけど、着水時にはサミングが必要なメカニカルブレーキの位置を探しだします。
着水時のサミングについてはナイトゲームだとスプール見えないので、スプールの回転が落ちて来たらサミングを開始する感じですね。
デイゲームなら着水時まではノーサミングですけど、ルアー見えないので安全を優先します。
これが出来れば、あとはDCブレーキの調整だけで軽いルアーならDCブレーキを閉める。
重いルアーならDCブレーキを緩める事で、着水時以外はノーサミングで行けます。
このやり方が合っているのかと言われれば、あくまで僕のやり方です。
思うにアンタレスDCMDでも個体差があるのでわ?
と強く感じています。
YouTubeではスプールガタガタなメカニカルブレーキの状態でも完全ノーサミングで投げられてる人も居ますが、一方で着水時はサミングしないと糸が出るという人の方が多い。
コメント等ではバックラッシュすると言う人も少数ですが居ます。
僕は最初
「このアンタレスDCMD壊れてるよ。DCブレーキMAXにしても全く効かないじゃん!」
と思いましたが、シマノが説明書にメカニカルブレーキは調整済みと書いてあるのだからとメカニカルブレーキをイジらずに、僕のセッティングが悪いと思いラインの太さを変えたり等々無駄なお金を使ってしまいました。
ラインパーに2回なりました(^_^;)
結果、どうしようもなくなり最終手段だ!とメカニカルブレーキを触り出したら快適になりました。
なんだよ、結局メカニカルブレーキかいな!!!
みたいな。
SLX DCも使っている中で、強く感じた事はアンタレスDCMDの方がセッティングがシビアです!
SLX DCはオートマ車。
アンタレスDCMDはマニュアル車的な。
もちろん遠心ブレーキなアンタレスと比べれば楽なのですが、それでもアンタレスDCMDの性能を引き出すにはセッティングをシビアに、特に詰めて行くとメカニカルブレーキの締め具合が1/8程度でバックラッシュが始まったり、始まらなかったりしました。
ナイトゲームを主体に考えて安全なブレーキ設定が完成すると快適そのもの。
最終的にはルアーは
シマノ
サイレントアサシン
フラッシュブースト
120
18gだったかな?
をDCブレーキを1にするとサミングしないと投げられないブレーキ設定になり、DCブレーキを3にしてフルキャストし着水以外はノーサミングにて50-60m飛んでる形になりました。
ロッドは
ディアルーナ
B96m
です。
サイレントアサシンのメーカー公表飛距離が60m程度(MHのロッドにて)なので、初心者な僕がMロッドで50m以上安定して、ナイトゲームで飛ばせていれば十分と考えます!
そんなこんなで本当にセッティングに苦労した。
お金持ちならアンタレスDCMDを数回買って個体差の状況をチェックしたいくらいです。
僕のようにアンタレスDCMDのセッティングに困ってる人は多いみたいなので書いておきます。
初心者でも安心してアンタレスDCMDをフルキャスト出来るセッティング方法。
誰かの参考になれば。
でも、SLXDCは本当に良くできている。
SLXDCの実売は2.5万円程度。
アンタレスDCMDは6万円程度。
確かにアンタレスの方が飛びますが、SLXDCでも十分な性能です。
シーバスならエクスセンスDCSSから
バスならSLXDCから始めるのが良いと思う。
間違いなくノーサミングで投げられますよ!!!
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