タイチってなにしてたの!?

バイクを知る事を避けないで!

これも最近あった出来事であり、バイクのセッティングのアドバイスをすると、本当によく聞くフレーズなのですが

「僕は遅いのでセッティングを変えてもわからないですよ。」

「僕は遅いので今のままの状態のバイクでもっとタイム出さないと。」

という方を沢山見てきました。

この考え方間違っていると思います。


それはなぜか!?

生まれてすぐに足し算出来る人間なんていません。

成長の過程で足し算を習い、知識をつけるわけです。

学ぶ姿勢があるから足し算を習得出来るわけで、もしも全く学ぶ事をしない場合は大人になっても足し算出来ない人間となるでしょう。


バイクも一緒です。

バイクを知るためにセッティング等を変えることはいわば勉強です。

例えばフロントフォークの油面を変えるとします。

油面を変えてみて差を感じられるか感じられないか試してみる。

試してみるから、試した結果が生まれ勉強をする。


しかし

「僕は遅いから。。。」

と学ぶことすら放棄しているライダーさんの進歩は望めないでしょう。


セッティングを変えて、違いを感じる事が出来るか出来ないかなんて、変えてみないとわかりません。

やりもしないで結果を決めつけてはいけませんよね。


それともう一つ。

サーキット走行で転倒したいと思って走るライダーは超少ないと思います。

同じ話で、怖い思いをしたいと思っているライダーはいませんよね。

バイクを自分好みのセットにして安心して走れるようにすれば、おのずとタイムは出ます。

そして無駄な転倒も減ります。


好みを学ぶためにも、自分で決めつけてセットを変えないという事はナンセンスです。


ただし!

可能であるならば、速いライダーさんのアドバイスをもらってからセッティングの方向を決められれば最高です。

僕的勝手な意見では、セッティングの違いを理解する事よりも、セッティングをどう変えればよいかを考える方が100倍難しいんです。

Mkgチーム員もセッティングを出してあげても、数か月もするとグチャグチャになっている場合は多々あります。

これはコンディション(気温等)の変化にバイクのセッティングをどう合わせれば良いかが分からないから起こる事です。

だから、そこでアドバイスをもらえる人が居ると学習できるスピードは必然的に上がります。

偉そうに書いている僕自身、アドバイスをもらっています。


話が長くなりましたが、最後にもう一度言いますが

学ぶ姿勢を自ら放棄したら、いくら練習してもバイクを理解する事は叶いません。

遅いからとか関係なく、バイクを理解するために学ぶ姿勢は大切です。

安心して走れるバイクのセッティングを見つけられるように、勉強しましょう!!!
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