更新が遅くなりましたが、先週の6月20~22日に屋久島旅行へ行って来ました。
凄かった。凄まじかった。
何がって…雨が
よく「屋久島は雨の島」「月のうち、35日は島の何処かで雨が降る」と聞くし
梅雨の真っ只中行った訳だし、雨が降ることは覚悟していた。
それでもこの時期を選択したのは、
「夏のピークは2000人の登山客で渋滞が起こり、雰囲気もへったくれない」とか
「屋久島の森は雨に濡れた時が一番美しい」とか聞いていたから。
…にしてもここまで降るか? って言うくらい降った。
今までの人生で経験した事が無い程の超豪雨。
「車のワイパーが効かない」どころか「ワイパーがへし折れそう」なレベル
そんな中 強行軍で縄文杉まで歩きました。
用意した上等なカッパも意味をなさず、下着までずぶ濡れ。
せっかくの景色も豪雨で霞んで、上を見上げることもできない。
トレッキング後半の登山は、完全に川登り状態。
おまけに、雨に濡れて壊れちゃうからカメラも取り出せない。
そして日が暮れると雨のリスクが増すので、ガイドの歩きも超ハイペース。
必死に歩いて縄文杉へ辿り着き、感動に浸る時間もそこそこに帰路へ。
豪雨の中、往復10時間山道を歩き。戻り着いた時はもうフ~ラフラ。
当日200人くらいの登山者の中、私達は朝4時頃から早い時間帯に動き始めたんだけど
後発のパーティーは引き返したり、ツアー中止になったらしい。
ガイドの人から「皆さん貴重な経験してるよ」と慰められたけど
要するに「こんな雨の日は普通山には入らない」って事ですな。
次の日も
白谷雲水峡と言う場所で、短い行程のツアーを組んでいたのだけど
大雨警報が朝までおさまらずツアーは中止。
朝連絡が来てガッカリしたけど、その時点で帰りの飛行機が島から飛べない可能性が出ていて
船など別の交通手段を探す対応でドタバタして、正直それどころじゃなかった。
結局、欠航の振り替え便が出ることを期待して飛行機を待った。
幸い、午後から天候が回復してきて予定通りの便で帰ってくる事が出来ました。
…と、まぁこんな感じの旅行でして。ブログで文字にすると散々ですね(笑)
でも、楽しい事やうれしい事もたくさんありましたよ。
ひどい雨でも、屋久島の自然は美しくて迫力があったし
民宿のご飯はすごくおいしくて、宿のおじさんも親切で良い人だった。
そして超ハードな環境を歩き切れた事も、大病した自分には本当にうれしかったし
私と妻にとって、一生忘れられない思い出になった。
今回の登山に備えて身につけた体力と、落とした体重も大収穫。
少し悔しさが残るのは、写真があまり撮れなかった事と
楽しみにしていた白谷雲水峡に行けなかった事。
これについては、いつかまたリベンジしたいと思っています。
今度は梅雨の時期以外でね。
土砂降りの中、少しだけ撮った写真を載せておきます。

渓流にかかる橋。渓流というか濁流。

ピンボケしてるけど集落跡の森。…よく見るとなんかいる?

…木霊?

目的地の縄文杉。雨の中でもすごい存在感だった。
次回行う再検査は8月末の予定。
希望を持って、やれる限りの準備をします。