ファンシーマイテルがこんなことに！

ワクワクする出来事があったので、久々に書いてみようと思いました。

わが社ではカバードヤーン（カバーリングヤーン）という、一般的には知られていない、伸びる糸を作っています。

通常パンツのゴムや、ブラジャーの肩紐などの中に織り込まれていて、表には出ない機能素材として扱われてきました。

今までは縁の下の力持ち的な立場だったのですが、人間欲深いもので、「たまには表にも出た～い」という欲求がたまってきて、今年2月に開催された国内唯一（？）の糸の見本市「ジャパン・ヤーン・フェア」に表面に装飾性を持たせた伸びる糸「ファンシーマイテル」を発表しました。



意匠性のある伸びる糸って面白い！こんなの見たこと無いって評価は多数いただきましたが、何に使うの？どうやって使うの？何かに使われてるの？
糸だけ見てもイメージがわかない、どう使っていいかイメージがわかない...等々

今まで細巾のゴム紐用向けにしか作ったことのない私が、ましてや世の中に初めて出した糸なので、わかりません(^^;)

初めて知った糸屋と機屋さんニッターさんの距離...というか、私の知識、認識の無さを思い知らされました。

「表にも出てみたい」と安易に考え、「こんなもん作ってみましたけど、何か使ってみていただけませんか～？」と馬鹿みたいに連呼していた自分が恥ずかしい...

でも、そんな中、「面白いね、どうなるかわかんないけど使ってみたい」といって試験的に使ってくださる方々もいらっしゃいます。

その中でも、今回私が想像もつかなかった使い方をして頂いたがいらっしゃいまして、そのサンプルを送っていただきました！

じゃじゃーん！！





ハンドル刺繍機という機械で、ファンシーマイテルを刺繍していただきました。

ファンシーマイテルは伸縮しますので、伸ばした状態で伸びない生地に刺繍すると、後で縮んで、立体的になりました。

ちなみに使用したファンシーマイテルは


と



です。


面白いものが出来るんですねー！

面白ついでに、丸いものを包むとこんな感じに(^^)



いろんな方々にファンシーマイテルを育てていただいているようで、感激です。