日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

金精山周辺の尾根道で予期せずの紅葉見物をするも・・・   金精山/五色山/前白根山

2013-09-25 19:16:20 | 山行

2013年9月23日 (主に曇)   妹と姪S☆と      (前白根山から五色山への稜線を行くS☆)
祝日の23日は妹と姪と、金精山方面に登ってきました。姪のSは、たまにこのブログに登場する甥っ子Aのお姉ちゃんです。大学の夏休み中のSから珍しく、山行の希望があったので今回は普通歩きです。ヤブ歩きマニアのかたは、軽くスルーをお願いします。自分にとっては久しぶりのメンバーとの山歩き。面白かったので、ごく私的な記録としてダイジェスト的に記事にします。
今回も、ここ数回の日光歩き同様、ガスの多いパッとしない天気でした。しかし、全く期待していなかった紅葉が早くも見られ、ガスのなか幻想的な景色を楽しめました。下山途中、自分の不注意であるミスをしてしまい、非常に痛い思いをしてしまいました。

金精トンネル前の駐車場からスタート。P周辺は真っ白で目の前の山の斜面もほとんど見えない。峠までは約30分弱の歩幅の会わない階段の急登。山は久しぶりの妹はかなりしんどそう・・・


COURSE: 金精トンネル前のP   金精山   国境平   五色山   前白根山   五色山  金精トンネル前のP      (復路はピストン)
金精峠で早くも小休止(笑)。峠から少し進むと、金精山に向けて急登が始まる。(P ↓)は振り返って下にいるSと妹を見たところ。実は登っている時はさほど急とは思っていなかった。帰りに歩いて、こんなに急傾斜だったかとびっくりした。


はしご、ロープも結構ある。ななころび”に変身前に、相棒Yさんと2,3年前の秋、ここを歩いたが、こんなにたくさんはしご、ロープあったっけという感じ。人の、というか自分の記憶なんてそんなものだ。
(はしごを登ってくるSちゃん。)


進路右には巨大な岩壁。


傾斜が時に緩やかになると、早くも始まっている紅葉が結構美しく楽しめる。ガスっていて幻想的だなー。しかしなんで最近のなな”の日光入山時はガスばっかりなんだ ? ?。



金精山山頂は単なる通過点的なピーク。道から1,2メートルそれた感じなので、気づかないで通り過ぎる人もいるような気がする山頂。




金精山山頂を過ぎて、少しばかりまとまった下りをこなすとあとは、さっきまでの急登がウソのような穏やかな尾根道。所々、紅葉していてこの尾根も気持ちよい。(p ↓)は前方から単独男性がでっかいザックを背負って歩いてきたので、立ち止まるSの図。この単独氏どこから来たのだろう、気になったが聞かなかった。



国境平からは、笹原の急斜面をちょっとばかり頑張って登る。



笹斜面の急登のが済むと気持ちのよい平坦地歩きのご褒美。



笹が刈り払いされた山道の急傾斜を登るようになると、五色山頂が近いのがわかる。ここは、今年8/04に白根隠山/南東尾根を登った帰りに歩いたばかりのコースと重複しているから。紅葉の中を歩く斜面、このあたりで空が明るくなってきて、いい予感を感じさせる。


五色山の斜面、ガスが下方に下りていく感じがした。


向こうに前白根山の斜面、手前に五色山の山頂直下の斜面。既に紅葉が始まっている。


一瞬男体山らしい巨体が見えた。



五色山山頂に到着する頃は、青空もかなり広がり、爽快な雰囲気が漂いだす。思わず歓声が上がる。


五色山山頂に到着。ななころび妹”はかなりお疲れモード、若い頃はよく一緒にこのあたりの山に登ったのに、ちょっとブランクの影響が大きいのかな。Sはさすがに若者、未成年者。なな”の普通歩きに何気なくついてくる。
(五色山頂に着いた時の五色沼はこんなのしか見えなかった。)


前白根山から白根隠山前衛峰あたりへの稜線がガスが引いてきて薄っすら見えてきた。


五色山で軽い食事をして、もう先に進みたくないモードに突入した妹をデポして、Sと前白根まで行ってみることにする。
(前白根への稜線と、先に前白根山頂)


途中ガスが切れて、白根山の全貌が見えた。Sは○沼ロープウェイ使用で白根山頂は小3の頃登頂済み。あの時は、なな”とSだけでのコンビ歩きだったな。 歩きだけで白根山頂に行きたい希望もあるようなので、菅沼から今度は行こうか?
それにしてもSと山登りするのは7,8年ぶりじゃないのか。


前白根山に向かうS。


前白根に着く頃、また周囲をガスが覆ってしまった。山頂には白装束の男性3名、日光警察のジャケットの人たち数名、それと団体さんらしき集団10名ほどが休んでいた。
白装束の人の持っていた、紙には白根山神社****とか書かれていた。自分とSが山頂を後に、妹の待つ五色山に歩き出すと、山頂にいたその全員の人たちが何か行事を始めるようだった。ちょっと参加したいというか見学したい気もあったが、妹が待っているので、今回はパス。
(前白根山山頂で、神社の行事が始まるようだった。)


前白根山頂直下を下るS。


戻った五色山山頂には国境平方面から来た団体さん20名ほどが妹と一緒に休んでいた。妹はゆっくり昼寝うとうとも少ししたらしい。
(国境平への尾根道脇のW紅葉。)


降りてきた斜面を振り返る。


国境平への下り、そして金精山山頂までの尾根道は地味だけど、味わい深いなー。





振り返って降りてきた稜線を見るとこんな感じ。尾根の半分の斜面はガスで真っ白。


金精山山頂で一休み。そこからは、グイグイ下る急斜面を降りていかねばならない。岩と紅葉とガスの景色のなか下る。


金精山から下りだして、最初にハシゴが連続する箇所がある。下りはなな”が先頭で歩き、ハシゴを降りる、連続ハシゴの2つ目はハシゴを使用しないで岩の窪みに足をかけて難なく。降り立つ場所は、足を滑らすと急な沢状の斜面に滑っていきそうな場所。降り立つ瞬間、なにを油断したのか、土で足がすべりこける。急な沢状の斜面に滑り込むのは避けようと、女の子すわりのようにしゃがんだ左膝下が岩と強打。”痛っ”と思ったが後の祭りだった。最初いつもの転びと同じ程度かと思っていたが、さすがにいつまでも痛いので、裾を上げてみてみると、血はあまり出ていないが紫に腫れていた。




そのトラブル後は、Sと妹に細心の注意を払わせて歩いてもらう。そのハシゴ連続地点以降も、ロープ場でちょっと滑りやすい場所や嫌らしい巻きをしなければならない場所が2箇所ほどあった。路面のぬれている時は特に注意。


金精峠付近の紅葉。


金精峠は帰りは明るい雰囲気だった。ここでちょっとした食事休憩。なな”の左ふとももは通常より1.3倍くらい膨れ上がっている、これってちょっとヤバいんじゃない。



峠から駐車場までの階段の大きな段差下りは足負傷者にとって結構しんどい。一歩左を踏みおろす度、声が出そうになった。何とかガスで真っ白のトンネル前駐車場に着いた。しかし、ケガしたの、自分でよかった。Sなんかケガさせたらたいへんだったな。ケガはおいておくとして、紅葉なんか全く期待していなかったのに、鮮やかな紅葉見物歩きができた。妹やSと久しぶりに山を歩けて、岩場歩きや渋い稜線歩きも楽しめたので、よい1日でした。   ■■

(最後、峠からの下り道。階段を降りてくるS。)



23日に左ひざ下を負傷して、自然に快方に向かうだろうと病院にも行かずほっといたが、25日になると、痛みが少し増したような気がした。太く腫れた状態はやや治まったが、当てた箇所は膨らんで変形している。それとふくらはぎ内側全体が紫の内出血状態。さすがに気になって病院に行ってきた。今市の巨大な日光連山の絵画が飾ってあるその病院、お医者さんはおじいさんと言えるような年代の人。山歩きをしていて転んだと言うと、先生は「それが仕事なの?」と言われて、「趣味です。」と答えたら、看護婦さんが笑っておられた。

「山の岩場で転んで・・・」と言っただけなのに、「月山に言ってきたの?」とかなな”に訊く。なんで、なな”が最近月山や野門のあっち方面に行っているのがわかるのか、おかしくなった。(ブログ読んでいるのか?) 「何処の山行ったの?」とカルテを書きながら訊くので、どうせ知らないだろうと思いつつ、「金精山という山ですー。」と答えると、「あー、あそこは岩ばっかりだね。」とか返ってきた。なんだこの人も山ャなのか。「金精山だけ?」と追加質問が来るので、正直にその後行った2山もお告げした。なんの診療なんじゃ・・・(笑)。
紫の内出血はケガしたと時の血管の損傷のせい、ほっとけば自然に治るとのこと。傷口が開いているので、化膿防止の薬をだしてくれるとのことで、包帯ぐるぐる巻きにされた。「なるべく足を心臓より上に上げて多くの時間寝てるといい」と言われたけど・・・、そうもいかないようなー。ちょっと今週末、なな”は山関連で大切なイベントがあるんだけど、この先生にもさすがに「3日後にテントしょって山歩きしてもいいですかね?」とは訊けなかった・・・





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6 コメント

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痛そ~ (みー猫)
2013-09-26 01:21:50
こんばんわ、ななころびさん。
いやぁ!たいへんでしたね。まだ痛いのでしょうか?今市の病院では山屋さんはそのような尋問、いや問診されるのですね!先日、大きめのザックを迷った末に購入したら店員にどこいくのですか?連休わぁ?アルプスですかぁ?なんて聞かれたのですが、枯・・といいかけて・・ャブ山ですょ・・と小さい声になっちゃいました(笑)・・・早く治ってくださいね・・・奥日光の紅葉も進んでいるみたいで実に綺麗です♪見いってしまいました。
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お気の毒に (たそがれオヤジ)
2013-09-26 20:19:49
こんばんは。
「お気の毒に」の一言。そして「お大事に」です。
概して、気兼ねの不要な仲間といっしょに歩くと、自然に気も緩み、こういう災害に遭うケースが多いものです。一人だと、どうしても慎重になって、比べると、安全になる。お互いに注意しないとね。
ななさんの打撲ほどでもないのですが、私も、朝から左足が足底筋膜炎になりかけています。これは慢性的なものですから、どういうこともないのですが、疲労とも関係あるのではとも思っています。そして、しばらく、長い歩きもできないなと、ため息です。
健康体で山を歩けることが何と言っても最高です。お大事になさってください。
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みー猫さん (ななころび)
2013-09-27 02:32:04
こんにちわ。
現在木曜の深夜になっていますが、まだ少し痛みもありますね。フクラハギから足の先端にかけて、紫に色づいています。早く治さないと・・・
あれ、またザック買ったのですか、いいですね。私は、松木川遡上に備えて(も兼ねて)沢足袋とメット、テントマットなどを買いましたが、来シーズンの使用になるかもしれません。
古い65Lのザックも年季が入っていて新しいのが欲しいところですが、テント歩きを年何度するかを考えて躊躇してます。
これから、北関東は紅葉見物が楽しみですね。
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たそがれオヤジさん (ななころび)
2013-09-27 02:41:16
こんにちは。
一般ルートでやらかしたケガですから、たそがれさんの言う通りかもしれません。日ごろはもっと険阻なところもある道なしコースを歩いているのに・・・
今回のは打った場所が痛いというより、うっ血状態で腫れて痛いような感じなので、お医者さんの言うように安静がいいのかもしれません。
たそがれさんはこのところ、高山のロング歩きが続いたので足に少し負担が来たのかもしれませんね。まだ、これからいい季節になりますので、お互い健康体を維持しましょう。
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重傷 (ハイトス)
2013-09-27 20:58:15
こんばんは。
おもったより酷そうですね。
本文では幕営山行を諦めていないのだなぁと思っておりましたが、やっぱり無理でしょう。
ぽっかり空いたのでこれ幸いに数ある候補の中から相棒の行ってくれそうに無いかまど倉へななさんの追っかけで行って見ます。
この山は皆さん登られているので自分が最後でしょうか。
それでは。
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ハイトスさん (ななころび)
2013-09-27 22:23:00
こんばんは。
自分もケガが思いのほか長引いているので意外に感じています。今日は傷口が今までで一番痛く鈍痛が続いています。紫の腫れもすごく色づいてきました・・・(泣)。
かまど倉は、自分が行ったときは濃いガスの中の迷走歩きでした。予想外に山頂付近にルートがあまり無く、岩だらけでした。本当のかまど倉のよさがまだわかっていないような気がしてます。いづれ川化や羽賀場山、マルボ山を含めた再訪をしなければと思っておりました。
ハイトスさんが何処から歩き出して、どう歩くか楽しみです。
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