
2016年3月27日(日) 曇 (下山して車道を歩きながら大久保山方面の稜線を観る)
プロ野球が始まりました。29日はベイスターズの大卒の左腕が先発しましたが、いいボール投げますね。その選手の顔が子供っぽくみえます。昨年、出てきた砂田21才も、昨年大卒ルーキー石田もかなり子供に見えました。こんな風に感じるのは、ここ1,2年です。自分が歳とった証拠でしょうか。
さて、27日は3月最後の山歩きです。どうも天気が良くなさそうです。ショートルートでも実のある歩きをしましょうと、最近もっぱら使わせてもらっている瀑泉さんの記録より、今の自分の尾根つなぎに打ってつけのコースを見つけていたので、入りも出も完コピで失礼させてもらいました。これだけ参考にさせてもらっていると、なな”のもっているどのガイド本よりも、活用させてもらっている気がします。山里で出会ったりしたら、コーヒーでもご馳走しなければいけないほどです。
旗川沿い作原の町は、駐車場のような場所が乏しいですね。どこかいい場所はないでしょうか。駐車スペースも先輩の記事を参考にさせてもらってのスタートです。最初はほとんど車の通らない車道を南下して20分くらい歩いたでしょうか。途中お花が綺麗だったりして、撮影しながら歩きます。
(登る尾根の末端が、花の向こうに見えていました。)
コース:栃久保地区の路肩 7:46 --- (出井)尾根末端 8:11 --- 580P 9:40 --- 大久保山 10:35 --- 660P 11:57 --- 630M 12:06 --- 林道合流 13:06 --- スタート地 13:40
取りつきは出井って地区の”たいこ橋”を渡ってすぐ林道に入ってのところから、そこに庚申塔群があるのは、記事にて知っていました。見学が楽しみです。すぐ林道に入ってすぐ尾根末端ですが、庚申塔群の前に獣避けの柵がしっかり張り巡らされています。おっと、これは瀑泉さんの記事になかったぞ、いや読み飛ばしてしまったか。民家がすぐ目の前にあるんので、めったなこともできず、取りつきかたを考えます。橋のしたから潜り込もうかと、橋の下を覗き込んだりしました。
(庚申塔に混じって、こんな像もふたつほど。それと仰向けに倒れたお地蔵さんもいました。)
少しだけ林道を進んで、幸いにもすぐ尾根側に入り込めました。柵の切れ目から沢を渡って、尾根に入り込めばいいのに、横着して沢を20メートルくらい歩いて庚申塔の所までいこうとして、濡れた岩に足を滑らしすっ転び、尻を小川の中の岩に打ち付けました。最初からケツとズボンのかなりの部分を濡らしての山入りになりました。
尾根は最初は急斜面ですが、すぐに歩きやすくなり、また急登と、まあいつものヤブ尾根と同じ展開です。この尾根を基本、西方向に登って行くと、近沢峠、東の580Mピークにつくはずです。その580Mは数週間前のノラさんとお会いした山行で、一度踏んでいるピークです。
(尾根上部にきて、目指す大久保山が見えてきました。)
北東から伸びてくる尾根を合わせて、進みます。葉のない時期はこんな風景です。秋は綺麗かもしれません。ヤブの障害はたいしたことはないです。
よく覚えている580Mピークに到着で、ここまで結構時間がかかった気がしました。歩き始めから約110分です。
ここから大久保山山頂付近まではかつて1度歩いた道になります。一旦近沢峠で林道を横切り、また尾根に取りついて、大久保山への登山です。大久保山南斜面は、数年前に来た時はなかった作業道の切り開きができていて、伐採か何かがされているようです。
植林地内の、切り開かれた作業道と並行して緩やかに登ったりして進むと、大久保山山頂部が近づいてきました。
大久保山直下は樹林の中の急登の連続ですが、歩きづらい斜面ではないので、丹念につめていきます。
自信2度目になる大久保山山頂に到着です。ここは、樹林に囲まれ展望がさっぱりですが、葉のないこの時期は東や北方面の山々の連なりが樹林越しに見えています。ここでは、写真を撮って少しだけ休んで進みます。
大久保山からは北に稜線を伝って北上です。途中540p、660pを経て660pの300メートル北東地点(破線路分岐)まで北上して、その後東の里(岡庭場)付近に下山の予定です。
(大久保山から北はアップダウンあり、時に岩場ありの稜線も出てきます。前方に進むだろう尾根が見えてきます。)
大久保山を背に稜線を進みますが、結構岩っぽい稜線で、特に下り局面では気を使います。だらだら平穏尾根が続くより、面白いのではないでしょうか。
(振り返ると、岳の山、大鳥屋山なんかの隣の稜線が見えていました。)
先ほどまでいた大久保山かその北峰。
北西方面、熊鷹山に続く稜線の手前に顕著な山容がよく見えてきます。これは野峰でしょうか。その周辺は未踏ですので、よくわかりませんが、地形図的にみるとそのような気がしました。
北方面の眺望が開けました。これから向かう稜線が見えています。(p ↓)黒いピークあたりで今日は東方面に折れて下山するのでしょうか。そのピークより先には一直線に奈良部山、丸岩岳、熊鷹山がのでしょうが、よく判りません。実際歩いてみるとよく判るのでしょうが、今いる地点から奈良部山の間は、皆さんの記事を見る限りかなり難しそうです。
大久保山、北の630mの連峰からの下りは岩稜の連続で、気をつけながら進んでいきます。それでも、身の危険を感じるようなスリリングな地点の通過はなかったです。
降りてきた岩稜を振り返ります。特に左側は結構切れ落ちている区間がありました。
鞍部の540m(地形図表記地点)は植林の中の峠のような場所。地形図では作原町と彦馬川沿いの町をつなぐ破線路が書かれていますが、明瞭な踏み跡はあるような無かったような。
その鞍部からは、植林の中、時に岩も混じる斜面を尾根伝いに登っていきますが、時に急登もあったりします。
振り返ると、南西方面に彦馬川沿いの町を望むことができました。(p ↓) 里が見えていて、その向こうにあるピークは多高山でしょうか、そこもいつか行かなければいけません。
さらに北上して660pに到達、ここは境界標と白赤の杭がたっていました。全く地味なピークで、展望無しです。そこからは北東に少し進路を変えます。
660pからは、北東に稜線を進み約300m進んだ630m付近で今日の稜線北上は終了です。破線路の尾根にそって、東尾根で下山しましょう。その下山尾根はススキとか、育ち始めの幼木のヤブですが、瀑泉さんの事前情報もあるので気分的に安心して降りられました。
(下山尾根から南東に岳の山が格好よく見えました。)
ススキやぶの尾根下り。
ススキのやぶを下って、展望の開ける地点に出ました。この日最後の展望でしょうか。(p ↓) 全週歩いた東蓬莱山(右)が見えていて、そこから氷室山に突き上げていく稜線が長く見えています。その手前の尾根は熊鷹山から下ってくる尾根でしょう。
下り尾根は基本ずっと東進して下って行きます。最後すぐ左側(北)下方に里の民家が見えてきて、悩みの尾根分岐があって、目を凝らすと判りづらい東への正解尾根が見えて、進み最後は急斜面を南にそれて猛烈な下りを敢行、林道に降り立ちました。この辺は全て、瀑泉さんの記事を参考にしてます。
(最後林道に降り立つ直前の下ってきた斜面、。)
林道をてくてく、少し歩いて林道狩猟直前にあった民家脇に石仏、石碑群がありました。
最後、車道に合流して、宇都宮神社を見学しようと北上してしまいます。自宅のプリンタのインクの関係か、印刷されるはずの神社マークが、持っていた地形図に印字されていませんでした。その為、すぐ林道を出て右折でいいところを左折してしまい、15分ほどあらぬ方向をブラブラして諦めて、XVを回収にとスタート地点に戻る途中ですぐ神社があった形です。この神社は結構立派で、味な狛犬がいました。(ここの狛犬は右も左も口を閉じていませんか?)
宇都宮神社から20分ほど歩いて、XVの待っている地点に戻れました。今日の行程は南北の稜線の距離こそさほど長くありませんが、近沢峠までの尾根歩きも結構ロングで、南北稜線に出ると、急登あり、岩稜あり、宗教遺物を見られたりと、なかなか充実です。ただ、この稜線は目立ったピークとかも少なく地味で、南北の稜線をつなぐ際の、つなぎ的な感じは否めません。この日到達した660Pの稜線の北の先には奈良部山があって、その間はかなり険しい岩稜が3箇所ほどあるということです。先人の皆さんの記録をみると、その区間は、臆病ななな”としては、ちょっと単独では、尻込みの稜線ですが、いつか歩き日が来るのでしょうか。まあ、今後ゆっくり検討です。
そういえば、尾根取りつき前に尻もちをついた箇所は、1週間経た4/2でもまだ痛くて、左を向いて寝れない状態です(笑)。 ■■
まさか,このルートを完コピいただけるとは思いもしませんでしたヨ(笑)。そもそも大久保山の歩きは,自分がTファミリーの皆さまの記事を参考にさせていただいた話で,モチロン,ななころびさんの記事も参考にさせていただいておりましたしネ。
ところで庚申塔群への取り付き,柵が張り巡らされてましたか。自分の時は,小橋を渡ってすぐに取り付けたんですケドね。
大久保山から660m峰の途中にある岩稜は,中々,良い処だったでしょう。あの展望地から次に歩こうと考えた,鋸山の岩峰を観察したのを思い出しました。
下山の悩みの尾根分岐を,あっさり下られたのはさすがですネ。自分はものの見事に騙されましたから(笑)。
庚申塔群への取り付きだけでなく、その周辺の大部分、山と里の境界は柵がずっとのびているようでした。あの辺(旗川沿い)はそういう動きがあるようです。それだけ獣害が多いんですかね。
大久保山から北の岩稜歩き、いいですね。南と対照的で、さすが安蘇の山って感じです。
下山時の悩みの尾根分岐は、間違わずに進行できたのは、瀑泉さん記事で知っていたからで、この辺が注意なんだなと認識できたからです。
たぶん、事前情報無しだと、どうなったかわからないですが、右往左往してたんじゃないかと思います。
そろそろ、安蘇の山もつつじがいい頃になりますね。
旗川周辺のあの地区は、柵取り付けが徹底してますね。
宇都宮神社はもう少し下流の御神楽にも、立派な同名神社がありますね。