
2015年12月31日 晴 with: Y姉さん (寺久保山西側のピークから見た寺久保山山頂部)
1年の締めくくりで、Y姉さんと佐野、足利の山を軽く歩きましょうということになりました。前回12・12の歩きの時に、事前の調査不足で寺久保山山頂部の南西の301m三角点を山頂と思って降りてしまったことがあったので、その続きの歩きをしてみることにしました。
寺久保山だけをガイド本通りに歩いてもよかったのですが、それもちょっと味気ないので、寺久保の集落から南西方向に沢筋を登って鳩ノ峰に登る線が地形図にあるので、そのルートで鳩ノ峰に登って、そこから寺久保山に縦走する予定です。天候に恵まれ、年末らしい穏やかな歩きができました。
歩き始めは、寺久保集落の公民館のような施設の脇の公園の端に車を置かせてもらってのスタートです。この日は姉さんのアウトバックに乗せてもらって楽楽アプローチです。
地形図を読みながら、町中から高速道路の下のトンネルをくぐって、林道に入っていきます。
コース: 寺久保公民館 8:45 --- 鳩ノ峰9:46 --- 301P 10:46 --- 寺久保山 12:28 --- 寺久保公民館 13:50
林道の入口には鳩ノ峰の神社の改修工事の記念碑のような立派な石碑がありました。林道は無難に見つかりました。徐々に山道になって尚沢沿いを緩やかに登っていくと沢の二又があります。沢といっても水はほとんど無い沢です。二又の右又が正解進路のようですが、倒木がおり重なっていてとてもとりつく島がありません。仕方なく真ん中の尾根のような斜面に取り付きます。ヤブですが、Y姉さんを歩かせてもいいギリギリのレベルでした。結構急に登って行きます。(P ↓)
急傾斜なヤブ斜面を登りますが、ヤブは蜜ではなく適当にかわして登っていけます。枯葉が潤沢に積もった斜面をトラバースして歩いていると古いルートのような踏み跡に合流しました。倒木帯を抜けて破線路に合流したようです。しばらく枯葉の積もった踏み跡をたどると見覚えのある道標の稜線に立てました。これは超床峠から塩坂峠の稜線です。
登りたった道標の地点は、鳩ノ峰317pの直下です。寺久保山方面とは逆ですが、南に少し登って鳩ノ峰ピークに行ってみます。
(鳩ノ峰ピークから南、遠く大小山も見える稜線が見えます。前回歩いている行程になるので感慨深いです。)
鳩ノ峰ピークは姉さんに気に入ってもらえたようです。眺望は木に邪魔されてあまり聞きませんが、明るくのどかな山頂です。ノラさんに教えてもらったお社があったという情報を元に、瓦や社の残骸を見ました。
鳩ノ峰からは寺久保山へ縦走開始です。ところどころ西方面の眺望が開けて行道山方面の稜線などが見えています。
遠く日光方面の山も見えます。(男体山)
塩坂峠、前回寺久保山頂と間違えた301p(三角点)を経由して進みます。301pから寺久保山はあっさり着けるとなめていましたが、曲折ありアップダウンありで意外にも長く感じます。松も多く年末年始っぽい稜線で感じはよいです。急に登る地点も時にあります。
進路前方に山王山ってピークが見えます。いい形です、今回は行かずに直前で右折です。いつか行きましょう。
いくつかの急登区間をこなして、進んでいきます。最後は篠竹のような背丈より高いヤブの中の小道を急に登って、寺久保山山頂に到着しました。
12/12には車回収歩きも含めて約6時間30分かかけて、ワケありで到達できなかった山頂です。全く面白みのない山頂ですが、そういう理由で到達できると嬉しいものでした。
山頂から北東に5分ほど行くと展望地があると姉さんが言うので、行ってみます。少し下って岩上のテラスのような場所はまさに、南、東方面の展望地でした。(p ↓)
(展望地から鳩ノ峰、遠く霞んでいるのは大小山。この間山中を往復するってちょっと遠くないですか?、瀑泉さん。)
展望台からは、いったん山頂に戻って尾根コースっていうやつを使って下山です。数週間前にこの山に来ているY姉さんに、おまかせです。どうやら南尾根を降りるコースのようでが、途中中間部あたりでピンクテープに間違い尾根に誘導されて、東にそれてしまいました。
(寺久保の舗装路の終点のお寺の脇のヤブ斜面から下山です。)
従来下りてくるはずだった雷電神社を見学します。寺久保は静かな集落ですね、寺久保山は東側のゴルフ場を囲むように伸びている稜線で形成されている里山です。三角点301pからでも結構山頂まで時間がかかるので、鳩峰ヤブ歩きからの今日は予想以上にいい運動になりました。これでゴルフ場がなければ、もっと味わいのあるいい山なのにと、少し残念な気もします。大小山方面か寺久保ピーク往復なんてのを、トレーニングにする話を少し前に聞きましたが、本当にいいトレーニングになるんじゃないですか。やってみたら、寺久保山頂で嫌になって寺久保集落に降りてタクシーを呼びそうです。天候も穏やかで、歩いていると暑いぐらいで、2015年のいいの山じまいになりました。汗を流しに、この日もやすらぎの湯に直行しました。 ■■
(雷電神社 )
サクラマスさんのブログ、今まで気づかずすみませんでした。サクラマスさんのコースタイム(寺久保までの往路)など、びっくり。相当の健脚者なのですね。
これから、訪問させていただくのが楽しみになっております。
寺久保山,早速,リベンジされましたか。地形図を見ても,301Pからも小ピークをいくつも越えるようだから大変だったでしょう。
寺久保山~大小山の尾根は,いつも「どまんなか田沼」から眺めてますが,相当,距離がありますよネ。
でんさんに言わせると,吾妻山~鳴神山と距離・標高差とも大差が無い反面,冬は空っ風の影響も少ないそうで,トレーニングには最適だそうですヨ。
まぁ,いずれこの尾根も制覇しなければならないので,その時は,往復にチャレンジしようとは思っていますケドね。
寺久保山リベンジなら、また大小山のほうから通しで歩いた場合で、今回は相棒連れで佐野方面で他にほどほどの距離を歩けるコースが思い当たらなかったというのが、正直なところです。
寺久保山~大小山の尾根は、1/04に両崖方面から見ました。とても長く見え、まして北の寺久保山のピークは遠すぎて、よく確認できないほどでした。
往復は、いいトレーニングになるでしょうね。たしかに、尾根上は気候も温暖そうでよさそうですが、ちょっと私も今、右足首に腱鞘炎っぽいものを感じているので、実施するかは ???ですね。(やってみたいですけど)
あの行程を往復とは、言われるまで考えもしませんでした。