今度は急遽予定変更で、三岩岳の山開きに参戦 伊南/ 三岩岳、窓明山、巽沢山

2016年６月26日（日）　曇　　　　　　　　　　（上部がガスに隠れた窓明山）　
26日は６月最後の山歩き。栃木、福島は天気が芳しくありません。浅草岳の山開きに行きたかったのですが、特にそちら方面は雨の確率が高い。２年前に山頂までの行程、全部雨であるいた事があって、同じことはちょっとしたくなかったので、いくらかは天気予報のマシな三岩岳の山開きに急遽予定を変更です。ここの山開きも２年前にきましたが、その時も山頂までどしゃ降りの雨。おまけに避難小屋手前から１時間以上の残雪歩ｋきでしたが、今回は季節も早く回っているようなので、どんな風景が見られるか、期待をもって出かけてみました。

６時に受付を済ませ、山中での混雑を軽減する為フライングスタートをします。去年の秋同様、沢沿いのコースは大雨の影響で通行止めが続いているようです。この日も、旧道（国体コース）の尾根のコースから登ります。ここは、上り下り共に１度ずつ歩いたことがありますが、急登の連続です。フライング組は、足に自信のある人が多いのか皆さんいいペースで登って行きます。あまりゆっくりしていると、難所で渋滞なんてことになるので、ある程度上に行くまでは、がんばってペースを作っていきます。急登の区間はかなり連続しますが、そういった訳であまり写真撮る余裕なしです。
（ようやく急登から一時開放されて、前方の視界が開けてきました。常連の健脚組のグループはなな”より一回り以上うえのかたがたのようですが、少し撮影をしているとあっという間に置いていかれます。）


コース: 三岩岳駐車場 6:14 --(旧道経由) -- 避難小屋 8:28 --- 三岩岳山頂 9:20-9:34 --- 窓明山山頂 11:04 --- スタート地へ  13:31
なだらかなになって、そのままの状態で分岐（登りでは合流）地点かと思えば、また急登の連続が出てきます。（ｐ　↓）



途中、休憩を挟む人も出てきて、だいぶ前後の人がばらけて、朝たっぷりかいて沢コースとの合流点です。北が開けて、家向山方面でしょうか、となりの尾根が見えています。ここで、数人のみなさんと一緒に一息入れます。



これはマイズルソウでしょうか。分岐あたりから中腹にかけてたくさん咲いていました。



分岐からも、急登、なだらかの繰り返しでコースは延々登って行きます。今回は雨は１滴に落ちてきませんので、南会津の山に来て正解だったでしょうか。ブナの原生林を歩いて、湿原風の平坦地を歩くようになって、かなり上部に登ってきた感じです。1700m地点でしょうか。




湿原風のなだらかな区間が出てきて、そこからがまた結構長くて、道が泥や水たまりだらけの区間をしばらく歩いて、避難小屋に到達。今回は先頭集団なので、まだ小屋はすいています。この高さまで登ってくると、汗をかいた体が冷えます。結構風があって、避難小屋の中で、パンを食べました。
（避難小屋からは、あと40分の行程です。途中の湿原)



1800m以上の地点で咲いていた。ミツバオーレンでしょうか。



避難小屋の手前、水浸しのコース脇でイワカガミがたくさん咲き出していて、避難小屋を超えるともっと花の数がましてきました。山頂まではさながらイワカガミロード、この山でこんなに多くこの花を見るのは、初めてです。



天候はと言うと、上部に登るにつれ、ガスの中に入ってきたようなイメージです。登山口では、少し青空も見えていたのに、展望という面では期待できない１日のようです。



なので、お花を見て、気を紛らわせます。



前半とばして、アキレス腱の伸ばしっぱなしで歩いて、山頂までもつかなと思いましたが、この日中腹からは涼しくてなんとか快調にここまで来られました。山頂までもう少しです。（p　↓）



ショウジョウバカマも露に蒸れていました。



３時間少々で、山頂に到着。先着者は数人、記念撮影とかしてますが、何も見えないです。なな”も証拠写真だけ撮って、かるくパンを食べていると、七ケ岳ですぐ隣に駐車した福島の楽天ファン”氏も上がってきました。
（三角点、山頂は景色が見れないと超地味ですね。）



楽天ファンさんにdeＮAの三勝献上を感謝されて、山の話を少ししてお別れです。彼は次の山開きは西会津の富士山だそうです。自分はというと、富士山はたぶん、行かないかなー、ちょっと興味はありますが・・・。
（次々上ってくる人達にコースを譲ったりしてゆっくり下っていると、前方がうっすら見えてきました。上ってきた尾根の方面でしょうか。）



山頂/避難小屋の間で、登ってきたセンセイ”と会います。この人との遭遇率は、ここ何回かの山で、ほぼ100％です。少しお話しして別れましたが、しまった笠倉山を登ったノラさん、みー猫さんのブログ記事のこと教えてあげるの、今回も忘れました。センセイ”は笠倉山へのチャレンジの話に大変興味を持っていたのです。また、次回会った時教えてあげましょう。
（ハクサンコザクラでしょうか。）



避難小屋の少し上、コースのど真ん中で咲いていました。



皆さんラーメンとか食べている避難小屋に戻ってきて、そこからは分岐を窓明山方面に折れます。最初は沢のようになって登山道を一機に下っていきます。前方に窓明山が見えてくるあたりで、またイワカガミやゴゼンタチバナの花が道脇を飾りだします。
（まだ残っていた、たぶんドウダン）




これはシナノキンバイでしょうか。かなり大きな花で目立つちます。山中では判らなかったのですが、この日貰ったバッジがこの黄色の花と同じ感じのデザインでした。一箇所だけですが、群生していました。




鞍部にでて、窓明山への稜線を見ます。やはり目指す山の上部もガスが隠しています。



コース脇のシャクナゲ。この後ろ方面には越後三山とかが見えるのですが、この日の展望はちょっと残念でした。



鞍部から窓明山頂までのコースは、ゴゼンタチバナの花がびっしりでとても綺麗です。



湿原を経て、尚も進みます。ガスのかかっていない窓の山頂部が見えてきました。



これは東方面の展望です。どうもこの山域の上部に重たい雲がかかっていたようです。



窓明山直下は湿原のような平原を登って行きます。非常におおらかな山容です。




先客が３、４人いる窓明山山頂に到着です。昨年秋来た時は見渡す限りの展望で、本名御神楽や会津朝日岳まで見えた山頂部と記憶しています。今回はうって変わって50ｍ先も見えない状態です。悪い時もあるから、いい時がよりよく感じるので、こういう日の歩きも貴重です。ここでは、三角点だけ撮影してすぐ退却です。



窓明山山頂からは、家向山分岐、巽沢山を経由しての下山です。窓明山、家向山の間は、数はそれまでの行程より減るものの、イワカガミやゴゼンタチバナが迎えてくれます。家向山分岐へは、いったん上り返し。結構絞られます。家向山山頂部への分岐では、この日もヤブの中へ突入して家向山山頂に行こうかと、一瞬考えました。地形図も見て、時計も見ました。時間はたっぷりあったのですが、朝起きた時から、軽い鈍痛があるような感じだったのもあって、あまり気が乗らず、この日唯一の冒険はこの日も見送り。入り込んでいれば、結構密なヤブと遊べたんでしょうが、この日は見送りです。もし入ったら、家向山頂に行けたとしても往復１時間超。戻ってきて、下山して、ああ気持ちいい山だったって思うほどよいボリュームを、少しオーバーする気がしました。また、いつか行くときもあるでしょう。
（家向山分岐への上り地点）



昔、山下りで膝を大きく痛めた経験のあるなな”は下りは結構慎重派です。それでもそんなにゆっくる歩いているつもりはないのですが、単独の女性に追い越されます。会津とか新潟から来ている先頭集団の方々は、本当に健脚なかたが多い。家向山まで結構急に下って、家向分岐からも下り続け、巽沢山山頂からも延々急降下の連続。朝は同じ標高差を別尾根で上ったのですが、よくこんなに登ったなという印象です。たっぷりブナの森を楽しんで、汗ダクになっての下山です。



駒のピークの方向が見えたのですが、最後まで山頂は姿を見せずです。またいつか会いにいましょう。



延々下って、つま先が痛くなっていてきていてほとほと下るのも嫌になってきた頃車道に降り立ちます。車道を歩いて１０分で、スタート地点のイベント会場に戻ります。受付場所で下山報告をして、焼シイタケや冷えた麦茶でもてなしてもらい、伊南の娘さん達と交流しました。
今日は、前半の急登地点で飛ばして登って、比較的すいた位置を確保した後は、お花をゆっくり楽しむ歩きができました。展望はもともとこんなものかな、って状態でしたが、雨が降らなかっただけよかった。それと、この時期では通常見られない数の花をたくさん見られて、いい汗をたっぷりかけたので、よかったのではないでしょうか。イベント会場で売っていたぷりぷりのシイタケと、道の駅”番屋”で会津のあきたこまちを購入して帰りました。　　■■






（いい1日でした。）