
2017年5月27日(土) (曇)
母親のお葬式を終えて、山歩きもブランクがあるし、食事も食べたり少しいいかげんに食べたりで、元のとおり山を歩けるかあまり自信がありません。家の仕事もいろいろしなければいけなくなりましたが、気分転換に山に行きたくなりました。仲間にも会えそうで、手頃な歩きができる会津の山開きがあるので、参戦してきました。南会津/伊南の尾白山です。去年の秋、紅葉が素晴らしかったので、それじゃ新緑もきれいじゃね?、って考えもありました。あいにくの曇空、雲の中の歩きで展望は冴えませんでしたが、綺麗なお花の稜線歩きとブナの森の空気をいっぱい吸ってきました。
(宮沢登山口から山道です。しばらく尾根を急登しますが、淡い色彩の山ツツジの花がたくさん咲いていて楽しめました。)
コース; 仲川原運動公園前p --- 宮沢登山口 --- 尾白山山頂 --- (以後、ピストン) (休憩等、全部含め約5時間)
出発準備して山開きの受付場所に行くと、いつもの山仲間数人と再開。お悔やみとか言ってもらい、近況を聞いたりしていますと、心が和みます。今日は、仲間とゆっくり話したりしながら登るつもりなので、出発もゆっくりです。
宮沢登山口からの入山は始めて、最初ヤマツツジが綺麗。小塩からの合流点からも、なおも断続的な急登もある尾根を登りまして、ガスの中、タムシバやムラサキヤシオ、足元にイワウチワが出てきて、足を止めます。
(イワウチワ・ロードもありました。)
ブナの森を登っていきます。この辺では、福島市の通称センセイと歩きます。
会津の山に来たことを実感させる造形と太さの木々がたくさん出てきます。
1179p手前からは尾根の方向を、北西方面から南西方面に直角に変えて登っていきます。1179p、1278pとピークを越えていきますが、都度急な登りが伴います。
1179pを超える頃ぁら尾根の左右に残雪が出てきますが、雪の上を歩く局面は、ほんのわずかしかありません。アイゼンは不要との、主催者側のアドバイスは正しかったです。
尚も断続的な急登り。本日は快調に飛ばす前を登るセンセイ。(p ↓)今日は、ルートあり、しかも前後に複数の登山者と地形図をみる局面当然は出てきません。花を眺めながら登ります。
1278pをすぎて、山頂の手前で、ロープの設置されたこの山一番の急登り地点があります。昨年秋に来た時は、薄ら積雪があり、少々難渋しましたが、今日は用心すれば普通に登れます。
(急登り地点、脇の崖斜面。)
高度をあげると稜線脇にシャクナゲの群落も出てきます。ガスとピンクとアカのシャクナゲの色が綺麗です。
山頂に到着、かかった時間は2時間30分程度です。ゆっくり話しながら登りました。登り行程はずっとセンセイと登れたことになりまして、これはなな”としては珍しい。センセイは頼まれて、記念写真を撮ってあげてます。
山頂で話してブラブラしてると、brockenさんや、猪苗代のカメラ屋さん夫婦も到着です。軽食事して、コーヒ飲んでいても一向に雲が晴れてこない。下山は皆さんより少しだけ先に下り始めます。下りは、急ぐことはない。登りの人もまだ結構上がってきます。道を譲りながら、花見物です。
一番の急登り箇所を上から見下ろすと、前方のこれから歩く稜線が見えてきました。先に急斜面を下るのは、昨年会津朝日で一緒に下った、御夫婦です。
更に少ししますと、もっと雲が切れてきて、伊南の里も見えてきました。
残雪を横切る区間とタムシバの群生地。
タムシバの向こうについに見えてきた大博多山。
宮沢登山口について、後は林道と里の道を歩いて帰るだけです。林道にはフジの大木が多くの花をつけていました。
只見もですが、この伊南の町も大好きです。会場に戻って下山者カードを書いていると、朝一緒に歩いていたtomクンがやってきました。山中でいなくなっていたのです。この日は極度の不調でとっとと撤退して、下山して茶を飲んでいたようです。まあ、そういうのもいいですよね。
コーヒーを100円で飲ませてもらって、この村のかたで行方不明になっている登山者のかたの掲示を見て、スタッフの娘さん達に話を聞きました。その娘さんの友人だそうで、GWに尾白山、丸山から山に入り、ぶな沢、坪入山、丸山岳を経由して、毛猛岳、六十里峠の予定とのことで、ルートを聞いただけで、恐れ入るといった感じ。丸山岳直下で、自宅に連絡があったとか。ガイドの資格もあるかたなので、なんとか生きていて欲しいと掲示したのだそう。ヘリやドローンを使ってくまなく捜索しているが、手がかりが何も見つからないと、・・・。相当というかすごい実力の持ち主のかたと思うので、何とか無事の帰還を願うしかない。
この日の締めは、tomクンとこの町の真っ赤な湯の温泉にゆっくり使って、ぽかぽかになって、いい気分転換になった一日でした。 ■■
(やっと、田植えしたかしないかくらいの水田 )
遭難された方の関係のヤマレコのやり取りを拝見しましたが、何か予期せぬことがあったと想像します。5月3日の毛猛山で藪で難儀しましたので、同じく1400m以下は、藪を避けて割れた雪塊を渡ったり越えたりすり抜けたりと、消耗しながら進むような状況だったんではないかと思います。山の深さに関わらず、単独は気を付けなければならないと改めて思います。早く見つかると良いのですが・・・。
6枚目の写真がとても印象的ですね。一番いい時期にやる山開きがクセになるの分かるような気がします。
おいらは途中撤退しましたが(笑)
赤岩温泉はこの日だいぶぬるくて長風呂できて良かったです。
※いつもはかなり熱い。
また福島の山開きでお会いしましょう。
そうですね、私も雪庇の崩落に巻き込まれたか、何かかと。これからは沢に釣り師も入り込むので、その人達の目につくようにと、いろいろ掲示をしているようです。
単独の場合は、気をつけなければいけないですね、私の場合、気をつけなければいけないようなレベルのことは、ほとんどしてませんが。・・・
今回は、山復帰としてと、気分転換として、また仲間に会えたりもして、いいゆったり歩きができたかなと思います。
春の会津の山は美しいです。
調子が悪くて途中撤退で、ゆっくり温泉でのんびりして、夕方から道の駅で車中泊でゆっくりビール。
翌日、また山登りって、なんて優雅な過ごし方なのか。。。
ちょっと羨ましすぎる時間の使い方です。
赤岩温泉って言うんだっけ、あの露天風呂は結構秀逸で、お湯もいいので、私の温泉ベスト10に入ります。
また、すぐに会えると思います。