
入山日 2012年12月16日 (晴) 単独 (見出し写真: 八十八霊場の石仏)
午前中、鶏鳴山、笹目倉山を歩いた帰りに寄り道をする、家庭の用事があるので例によってあまり時間はとれない日でもある。前の週歩いた猪倉山(観音寺山)にある四国八十八霊場。前週の猪倉山山頂を目指すコース経由では八十八霊場のうち十分の一程度しか見学できなかった。しかも通常の順路への道は柵がして走行不能な状態だった。多少ヤブを歩いても霊場がどうなっているのかその一部でも見てみたく、時間を2時間未満と限定して偵察してみた。
軽くご報告を・・・(入山 13:08 下山14:40)
まずは泉福寺に向かう車道から猪倉山に方面をカメラに収める,本当の頂はもっと先の気がする。かなりスピリチュアルな雰囲気。
前回は泉福寺の境内付近から猪倉山への尾根に取りついたが、八十八霊場方面へのルート上には全面通行止めの鉄柵が並べられていた。(獣害防止のためかもしれない)よって今回は目先を変え、別の地点から取り付いてみた。入り口はちょっとぼかします。山に入り5分ほどでこのような神社があった。(写真下)だれも来ないような静かな場所。この神社の横手あたりから踏み跡でもあるのだろうと探すもそれらしきものは無し、霊場の入り口ではなかった。
最初の神社から行き先に困るが、小沢の合流点のような地点なので左手の沢を登ってみる。(写真下)足もとがぐちゃぐちゃなので右手の尾根に逃げるが急斜面、滑る、篠竹や小枝のヤブの三重苦。それでも当初の予想通り15分ほどのがんばりでヤブは薄くなり目の前が明るくなるような尾根の一角に登りついた。
白い道標のようなものが目の前に現われ、前に行って覗き込むと例の”順路→”というやつ。なんとか霊場のコースに入れたようだ。一旦下りすぐのところにすずり岩というものが有った。(写真下)大人のベッドサイズの一枚岩が3枚ほどとそれをつなぐように数個の岩の並び・・・
その岩の上からは、日光連山の眺望がよい、三山のそれぞれの上に雲をいただきなんとなくスピリチュアル。
すずり岩より少し上に登り、次に水平に道なりにうろうろしてみる。石仏が頻繁に現われてくる。コーナーを曲がるたびに出会う、そんな感じの多さ。全てを写真でアップするとなにか別のジャンルのブログになってしまいそうなので、程ほどにしておくとして・・・
(時に石仏が並んでいたりする。)
上方向に進んでいたが、どうやら霊場の石像群は終わったようだ。出てこなくなって久しい場所に来た。(写真下)このコース前回自分の歩いた山頂までのコースとは違う。似ているような気がするが違うのだ、なぜなら前回は石仏はこんなに現われなかったのだから。そうなるともっと上に行けばどこかで前回歩いたルートと合流するのか、気になるので10分ほど進んでみる。前方の高みが猪倉城跡の広場に似ていたりで期待したが、着いてみるとちがったりした。結構時間が押しているので今日はそちら方面の探索は中止。霊場を見学しながら下山にかかる。
下り時にも多くの石仏が出迎えてくれた。
しぼれさんがおっしゃるようにシャクナゲの咲く頃は美しいだろうな。
石仏を見て下るうちに、泉福寺のすぐ上まで来てしまった。鈴の音を消し、おとなしく歩かせていただく。当たり前だが今日も柵はあった。またかなり上部まで行って先ほどの地点からヤブの中を下っていくのも億劫だ。うまい具合に通り抜け方法があったので、通らせてもらった。(方法はぼかします)お寺さんの前にはこんな可愛らしいお地蔵さんがたくさん、表情がとても可愛い。(写真下) 結局今日は時間切れで霊場88のうち見られたのは半分くらいだろうか、もっとも見ただろうか? あと、猪倉城、猪倉山へのコースとの接点が見つけられなかったが・・・、まずはまあまあ満足。それと思ったのは、裏コースから偵察などしないでお寺さんに直接、霊場を見せていただくようにお願いしたら承諾いただけるような気がしたが、どうだろうか ■■
お寺前から浅間山?と遠くに高原山
この寺、音楽関係のイベントなんかたまにあるんでしょ。騒音の中にもひっそり佇む気配を想像してしまいます。
結果的に柵をめぐらして見学はシャットアウトといった状態なわけですよね。勝手に入り込んでいいものか迷うところです。
柵に関しては近隣の民家の周囲も同じ同種の柵が巡らされているので、山への入り込みを防いでいるのではなく、山からの何かの侵入を防いでいるのかなと想像してしまいました。順路に出るまでのヤブのなかには結構、獣の足跡が見られましたし・・・
いづれにしても、心が癒される素敵な霊場であることは確かです。