
2017年6月11日(日) with : S☆ (帝釈山から観た田代山。)
11日は、山開きの会津朝日岳に登るって手もあったのですが、今回も姪のS☆が来てくれるというので、会津朝日は、靴の慣れていない今のS☆には少々ロング行程なのと、山頂直下に初心者には歩かせたくない急な雪渓があると思われたので、会津朝日岳のほうはパス。
比較的穏やかに歩ける帝釈山/ 田代山で、檜枝岐村のオサバグサ祭りにひっかけてお花畑見物をすることにしました。田代湿原の花は少し早い気もしましたが、それでも十分楽しめました。
檜枝岐村のメイン通りから東に入る林道を、ガトゴト40分ほど走って、馬坂峠から歩き始め。入山するとすぐオサバグサの咲く斜面ですが、咲き始めの状態。斜面一面ってわけにはいきませんが。コース脇に点在するオサバグサを鑑賞しながら登ります。
コース:馬坂峠 --- 帝釈山 --- 田代山(湿原)--- 以下ピストン。 (6:15 スタート、11:45 帰着)
ヒノキやコメツガの樹林帯を登りますが、じっとりと地味。でもとても深山の趣でとても日光風の雰囲気のコースを登って、あっさり帝釈山山頂へ。いきなり360度の展望が開けます。
(燧ケ岳 平ヶ岳方面の展望 )
先にお楽しみの田代山があるので、帝釈山山頂はぐるっと周囲の展望を見て、先に進みます。一旦岩混じりの尾根を下って行きます。途中、イワカガミが咲いていました。
鞍部に到着すると、後はアップダウンの少ない日光風の針葉樹の森を進みます。時に雪が出てきます。オサバグサやショウジョウバカマがところどころ咲いています。
田代山山頂部の湿原に到着。針葉樹の森を抜けて開けた場所に出て見えるこの湿原空間の表れ方は、最初声がでてしまう劇的さがあります。いきなり開けた場所にでて、爽快です。
(湿原を1周くるっとお散歩します。七ケ岳方面と湿原 )
(ヒメシャクナゲかな、開花準備中でしょうか。雰囲気だけ感じとってください。)
湿原のワタスゲは白のふわふわが育つ直前の状態。木道を東に進んでいきますと、まるで空中散歩の様相。高度を僅かに下げて進みますので、だんだんワタスゲの白や、チングルマの花も増えてきます。
(三岩岳の稜線、遠景)
木道は方向を変え北西に向かうと、会津駒に向かっての天空への道のようになります。
アップで。前をS☆が歩いています。登山としての山を始めて2度目で、この景色を見られてラッキーなのではないでしょうか。正面の会津駒の稜線は、まだかなり白が目立ちます。
今度は南西に方向転換する場所の弘法沼です。後方の針葉樹の森が水面に写ってます。
会津駒、三岩の稜線をバックに、近くにいた御夫婦と、お互いの記念写真を取り合いをしました。せっかくのこんな景色ですから・・・。
(タテヤマリンドウもところどころ開花中。)
(チングルマもあちらこちらで。 )
私たちは馬坂峠からの登山者。この日は田代山の山開きで、参加者は猿倉登山口から来ているようで、2方向からの登山者がこの湿原で合流している状態。湿原歩き後半、後ろを振り返って高原山(右)から男鹿山塊、二岐山まで見えている展望を楽しみました。
(途中にあったミニ池塘。 右遠くに志津倉山、博士山”? )
湿原散策をゆっくりして、弘法太子堂の避難小屋も前の広場で皆さんに混じって食事タイムをゆっくりとります。休んでいる人の中に、山開きの常連さんのグループがいて、ご挨拶しますと、冷えたゼリーを2人分いただいてしまいました。
(田代山、帝釈山間はショウジョウバカマの花が点在しています。)
あとは、帝釈山を経由してピストンで峠の車に戻るだけです。帝釈山への鞍部の雪原を歩きます。
(帝釈山への途中、一部シャクナゲ・ロードでした。)
帝釈山への登り返しは、この日最後の登り。結構登る気がしますが、区間はさほどでもないです。振り返りますと、おおらかな山容の田代山が見えています。S☆も蒲生岳のような鎖、ロープ場もないので、この日は穏やかに歩けたようですが、まだ靴は辛そう。
帝釈山(山頂)に戻ってきました。いつも今市から見ている山の順番とは、真逆に見えている日光連山をS☆に教えてやって、展望を観ます。
帝釈山山頂は、朝一番の時と同じく、四方の大展望です。
(会津駒から三岩の稜線。 )
(越後駒の方面を、少しだけ望遠で撮影 )
(峠をはさんで隣の台鞍高山、多くに白根山 )
山頂で展望を楽しんで、あとは馬坂峠へ降りるだけです。コメツガとヒノキの森の雰囲気を感じながらの下山です。S☆は靴のあたりがまだ相当辛いようで、下りになると遅さが際立ちます。区間は短いので、頑張って歩くしかない。あと2回くらい歩けば、いい靴なのでベストパートナーになるかもよ。がんばって下って森が開けて峠に到着する頃は、S☆の笑顔が戻ってきまして、12時のタイムリミット15分前に、峠にいる檜枝岐村のスタッフさんにバッジを貰って、デザインと色の秀逸さにS☆も満足そう。
この日は、複数来ている山で新発見とかあまりない山歩きですが、身内の者とゆっくり花と展望を楽しむ山旅ができまして、満足です。長い林道走行も下り主体ですと、あまり難儀せず走れて、大好きな燧の湯で、ゆっくり温泉に浸かります。今市にかえって夕方S☆の畑仕事を1時間手伝って、充実の一日でした。 ■■
(針葉樹の森を下ってくるS☆)
ななころびさんの記事と、先週白根方面からみた会津駒を考えて、本日、三岩岳に行ってまいりました。あいにく登頂と同時に曇ってしまいましたが、雪はかなり豊富ですね。小屋前から残雪歩きで慣れない人は軽アイゼン持ったほうが良いですね。山開きの前に来ましたという男性など、自分も含めて単独男性3人でしたが、久々の会津のお山は良かったです♪姪っ子S☆さんの靴、早くこなれると良いですね。そうしたら登りでぐいぐいあおられたりして(笑)旬な情報ありがとうございました。
25日は浅草岳を、仲間と歩いてきましたが、会津駒の残雪の多さの情報が話題になっておりました。
中門岳のあの大きな山名柱が、最近やっと出てきたとか言ってます。
残雪の三岩歩きいいですね。私も小屋前からの残雪歩きは経験してますが、その時とは雪の量が桁違いなのかなと思います。
会津の山楽しまれたようで、よかったです。
姪のあの娘は、体力はあるので、山に慣れたら、そのようなこともありえますね(笑)。