
2015年4月12日(日) 晴 (小林橋を渡る手前から見た上沢山)
前山でちょっと桜見物散歩して、いつもの通勤路をそのまま走って塩谷町に入ります。小林橋を渡る時、いやでも正面北側にあるピークが見える上沢山というヤブ山を初歩きです。この山を歩いたしばれさんの記録を見た記憶がありますが、事前にわざと読まずに入ります。この山は毎朝通勤時、小林橋をわたりながら眺めている馴染み深い山ですが、初めて入るその山はどんなものなのでしょうか。
登りは、こんな尾根末端から入ります。(p ↓) 風見山田の神社マークの東。上沢山386pの東尾根の末端でもあります。以前もここに車を停めて、数分尾根を登った場所にある神社までは行ったことがあります。その神社にはやたらに大きくて立派な狛犬がいて、今回もそれをみるのがちょっと楽しみでした。
(田んぼの畦を歩いて神社のある尾根に入る。)
コース: 上沢山東尾根末端/神社前 10:20 --- 車道横断 11:20 上沢山山頂 12:10 (北東尾根経由)林道合流 12:48 スタート地天付近 13:11
ニリンソウ?と思われる花が尾根の登り口でお出迎えです。尾根の入口は神社の参道の入口でもあります。
緩やかに尾根を登って数分で神社に到着です。ここの神社、こんな辺鄙な山中にあるのに、立派な造りです。それと狛犬の大きさ、恐ろしげな感じは、特筆ものです。ここまでは、踏み跡も明瞭なので、地元の人によって、護られているのでしょう。
神社からは、尾根をなおも東に進みます。
スミレあるいはコスミレでしょうか。途中一ヶ所集中して咲いていました。
アップダウンしながら尾根を進んでいきます。神社からは踏み跡は薄くなりました。しかし、薄い踏跡を簡単に拾えたり、また所によっては小ヤブがうるさくなったりしますが(p ↓)、障害ヤブに難渋するほどではありません。
途中、鉄塔のある場所は伐採されていて、南側鬼怒川の向こう側の山々が見えています。
神社から3つくらい小ピークを経て、一旦車道に降り立ち横断します。写真の右の斜面から降りてきました。この道は朝夕の私の通勤路です。
車道を横切り車道をほんの少しだけ歩いて、適当な斜面から続きの尾根に取り付きます。少し登ると、水力発電所に流れる水路が見えました。この下のトンネルをいつも私が走っているのですね。上がこんなになっているなんて知りませんでした。
たしかしぼれさんの記録で山頂にかけて三段階の登りというような表記があったような気がします。低山であるので急な登りといっても長さはたかが知れていますが踏み跡の薄い急登を強いられます。
踏跡は微かになったりヤブになったりしていましたが、時にかなりはっきりした踏跡(p ↓) と出会ったりもします。明瞭な踏跡地点は地形図の破線ルートの名残でしょう。時に作業道の残骸くらい広い道幅もありましたが、すぐに消えてしまったりしていったいどんな道だったのでしょうか。
また少しヤブっぽくなって踏跡はほぼ無くなってりしますが、(p ↓) それもそんなに長い区間は続かずにすみます。
次に、一般ルート?と思うような明瞭な緩やかな尾根を少し進むと、東方向の前方にこんもりピークが見えてきます。目指す上沢山のピークでしょうか。
上沢山ピーク直下の東斜面はかなりの急傾斜。この前の鶏鳴山北斜面の角度より、角度だけなら厳しかったと思いました。一直線に猛烈な角度の急傾斜を登って行きます。
急斜面の途中にエイザンスミレでしょうか、ちょっとですが群生していました。
急斜面を登りきって緩やかになって鳥居の残骸のような丸い石柱が一本立っています。そこを過ぎた少し広まった場所が山頂でした。山名版はなくて祠の残骸と石祠が立っていました。木々に囲まれていますが、明るい山頂です、でも眺望はほとんど望めません。かろうじて南方面の鬼怒川あたりが木立に透けて見えている気がする程度です。小鳥のさえずり、ちょっとした暖かさ、ヤブ山の静けさと、いよいよ春のシーズンが始まったなという気がします。今年はどこの尾根に突入しましょうか。
山頂でちょっとゆっくりして、下山は北東に短くのびる尾根で下山予定です。低山の下り方向でよくあるごとく、今回も最初一目ではこれとよくわからない北東尾根でしたが、コンパスで方向を決めて下っていって、これが正解尾根と見当を付けられました。この尾根最初は普通の自然林の明るい尾根で、途中から細い植林が密生して暗くなったしょぼくれた感じの尾根になりました。最後はまた明るい尾根に戻って、かなり正常な林道に合流しました。
林道は途中いくつかの派生林道に分かれています。ここはかなり人の手が入っている山のようです。
林道を歩くのも長くは続かず、なな”のいつもの通勤路の舗道に合流します。いつも運転しながら見ているお花畑を今日は歩きながらゆっくり見物です。
さて、例の神社入口にあるなな”のスバルの近くまで帰ってきました。振り返ると先ほど歩き始めた尾根の連なりが長く見えています。(p ↓)上沢山あるきは想像以上には、よかったです。 車の駐車地に近づきましたが、わざと自分の車に帰らずそのまま東に直進して、旧大宮中の脇にある235mの三角点の高台になにがあるかを初めて見に行ってみます。全く前知識なしで入りましたが、意外なものがある小山だったのです。そのことは、また後ほど・・・。 ■■
あの山にはピークにも名板がなく、しぼれさんの記事がなければ、上沢山と知らないで終わっていたろうと思います。西に上沢って集落があるので安易な名前ですね。
ニリンソウみたいな花は可憐でいいですね、これからはお花の勉強もしていこうかと思っております。