奇腐人の書斎

年季の入ったオタクの徒然blog
基本一般人。時々暴走。

7/18 俺たちの国芳 わたしの国貞展(神戸市立博物館)に行ってきた

2016-09-08 | 日常
いわゆる、連休の最終日。
神戸市博物館の「特別展 ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」展に行ってきたわけです。
当日はわざわざ「チケットセンターに行って、当日券を買ってきました。
販売所のおねーちゃん曰く

「割引ないですよ。チケットに絵が入ってるくらいで」
「ええ、その絵入りのチケットが欲しかったので、わざわざここまで来たんです」
とは言わず
「はい、それで結構です」

と大人の対応をしてきましたw
行けるかどうか分からない前売りを購入するよりは、当日券でも絵入りが欲しいという微妙な心をお察しくださいw

夏の○ソ暑いなか、てくてくてくてくと歩いて行った神戸市立博物館。
流石に入場に並びはしなかったものの、中はそれなりに鑑賞の列ができていました。
最近では美術館博物館では購入するようになったガイドを耳にし、初の浮世絵展覧会にとっつげきー

版画、だよね。手刷り印刷、だよね、つまりは。
と思いつつ、うーん、今の印刷技術とどう違うんだと思った浮世絵の数々。
西洋絵画とは違い、巨大なキャンバスに描かれている訳もないのですが、イメージがそちら側に傾いていたせいか「ちっせー」とw
いや、庶民のお手軽娯楽画だから、そんなサイズの訳がないんですが(^_^;)
それにしても絵師の技術が凄いのか、擦り手の技術が凄いのか、版木作者の手が凄いのか。
筆で一筆一筆書いている画とは違う擦りの技術といいますかなんというか…
浮世絵の知識が全くない私ですが、凄いなぁと終始思った訳です。
まさに総合芸術。

そして今回、私が絶対に見たかったのがこの絵



『歌川国芳
「相馬の古内裏に将門の姫君滝夜叉妖術を以て味方を集むる大宅太郎光国妖怪を試さんと爰に来り竟に是を亡ぼす」』


妖怪好きなら(おそらく)誰もが知っている有名絵♪
正式タイトルはここまで長いのでありました(笑)
妖怪「がしゃどくろ」の絵と言えばこれっしょ!みたいな。

これ、以前京都で妖怪関連の展示会があった時にも目玉の一つとして出品されていた事があったんですが、私がギリギリで行けた時には展示入れ替えで見られなかったんですよ。
だから国芳が見られると分かった時点で、真っ先に展示内容を検索しましたからね。

そして、時間の許す限り、この前で棒立ちしてました(爆)

はた迷惑な見学者にならない程度に、です(^_^;)

その後も、適度に棒立ち(ぉい)になりながら展示物を見回り、「何故ここで!」と思える一覧の浮世絵を前に、今回のテーマ曲がガイドから流れて、江戸の浮世絵を見ているのに、体がロックの乗りでウキウキしながら見学していました(笑)
ロックと浮世絵、実は相性抜群かも。足取りが軽いのなんのって(笑)

それなりに人だかりがあったものの、おおむねスムーズに見学できた博物館を出てきたのは、入館してから2,3時間は経過していたと思います。
展覧会見学は過去に何度も行ったことはあるものの、これはかなり長時間館内にいたんではないかと(自分比)
結構体が冷えましたw(館内は美術品保護の為に20度前後に設定されているので、上着は必須とHPに書かれてあったので、ちゃんと持っていきました)
当日は結構な気温だったので、逆に日が陰ってから出てきたのは正解だったかも。
本来なら常設展も見回るところなのでうが、履いていた靴の都合とそれに伴う疲労のせいで体力の限界。
無様に撤退しました(爆)
帰宅途中、なけなしの体力を振り絞って、翌週の用事先の場所の下見をしてきたのですが、スマホの地図片手に移動したにもかかわらず、微妙に道に迷っていたのは秘密です。(一本隣の筋の筈なのに…)

足のズル剥けはあったものの、ほぼほぼ満足の美術館見学でしたーーー。
お土産は図録と手ぬぐいです。
手ぬぐいの柄ははもちろんこれw



国芳ばっかり持ち上げていますが、国貞画は何処からどう見ても「男前」だったことは言っておきます(笑)
アイドル写真館に行ってきた気分。
そのアイドル写真(画)を見ている私の耳には松本氏のロック音楽が流れていたり(笑)
間違いなく、あのコーナーを見ていた私の足は音楽に乗って浮かれていたと思います(^_^;)v
浮世絵とロック、合いますぜ(^_^)b
しかし何ゆえ、あの場面のあのコーナーでロックが流れるようにしたんだろう。
楽しかったけれどw

最新の画像もっと見る

コメントを投稿