【WRC2006】ラリー・メキシコ：まもなく開催

モンテカルロ、スウェディッシュと特殊なラリーが続きましたが、いよいよ今週末本格グラベルラリーのメキシコ戦です。

標高が高いため、空気の濃度が薄くエンジンパワーが出せないこのラリーですが、昨年と違いペアリングシステムの対象から外れていますのでメキシコにあわせたセッティングを各メーカー施してくるものと思われます。

ラリーの展開としては、やはりマーカス、ローブ、ペターの3人がトップ争いをするのは間違いないでしょう。あとは、セカンドドライバー陣がどこまでトップに迫れるかが見所になると思います。一度でも経験したことのあるラリーで抜群の速さを見せるスバルのアトキンソンやフォードのヒルボネンは結構いいところにくるのではないでしょうか。

ミシュランは昨年は第4戦のニュージーランドからBTOを投入したため、メキシコでのBTOは初となります。したがって、ピレリにとっては前年よりも厳しい戦いが待ち受けていることでしょう。

そして、スバルのペターですが、ここらで優勝、最悪でも2位は欲しいところです。モンテ、スウェディッシュではインプレッサWRC2006のスペックすら推測できないレベルでしたので、このメキシコでの結果でこのマシンのポテンシャルがわかると思います。2004年、2005年と圧倒的な強さを見せているだけに今年も期待したいところです。

今回のメキシコはPCWRCも併催されます。第1戦であったモンテカルロは特殊なイベントなためスキップするドライバーが多かったのですが、メキシコでは前年チャンピオンの新井さんも出場しますので、奴田原さんとのバトルが楽しみです。