BLUE_SKY_BLOG(更新停止中)

更新停止中。今までのご愛顧ありがとうございます。今後は『碧き流星』をよろしくおねがいします。

ラリー・イタリア:終了

2005-05-12 16:41:21 | WRC関連
私が休止中に、ラリー・イタリアが終了してますね。ニュージーランドと同じ展開で、ローブ優勝、ペター2位という結果。3位にはグロンホルムが入ってます。

休止前のラリー期間中だとサービスの間とか、レグ終了後に記事をアップするために、逐次送られてくる速報メールの順位から各マシンの状態を想像してたんですが、今回はのんびり眺めてました(笑)

なので上位の動きしか追ってなかったんですよね。

結局はミシュランタイヤ+ローブの圧勝。このような結果になってしまった背景には今季のレギュレーションでタイヤ選択の幅が大幅に狭まったために、ミシュランの新タイヤの適用範囲の広さが効いているみたいです。

さるさる日記 - BARIの戯言リターンズ:タイヤってホント分かり難い。

を読めば納得です。ピレリはドンピシャのタイヤだったら抜群の速さをみせるけれども、少しでもずれたらその性能ががた落ちするということですね。

ピレリもかなり危機感をもっているようでキプロスに新タイヤを持ち込むようですが、果たしてこんな短い期間で成果がでるのでしょうか…。現実的には期待薄かなぁ。

んで、話は変わって、凄いなと思ったのは、昨年までスバルに居たミッコ・ヒルボネンの大活躍。LEG1では一時総合2位を走ってましたよ。スバルに居た頃は鳴かず飛ばずでコリャダメだと思ってたんですが、フォーカスとよほど相性がいいのか、才能が花開いたのか凄い走りを見せてくれました。いくら、出走順で有利とはいえ、2003年スペックのフォーカスでレグ1終了時点で総合3位というのは凄いです。残念ながらレグ2のSS7でサスペンションを壊してリタイアに終わってますが、光るところを見せれたのは大きいと思います。

そして、非常に残念なのがレグ3のSS13で痛恨のリタイアを喫した三菱のハリ・ロバンペッラ。今季のレギュレーションではスーパーラリーシステムによりリタイアしてもタイムペナルティーを受けることで再走できるが、レグ3でリタイアしたら、当然ながら再走できないわけで…。これってどうなの?って訳ですよ。

例えば、今回のラリーの場合、5位以下はトップから5分以上の差がついているわけです。これがどういうことを意味するかというと、スーパーラリーシステムのルール上、走行しなかったSS毎にトップタイムから5分のペナルティーが与えられて次のレグから走行が許されます。つまり、レグ1やレグ2の最終SSでリタイアしてしまっても、今回のラリーでは5位以上になれる可能性があるということ。RallyX Newsにもあるように、レグ2でリタイアした、トニガルデマイスターが5位で4ポイントを追加してることを考えると明らかに不公平ですよね。

そう、この問題は私も以前指摘していて、モンテカルロでペターがリタイアしてしまった時にも感じましたよ。それまで3位完走ペースだったのに、レグ3のリタイアでノーポイントですからね。

BLUE_SKY_BLOG:ラリー・モンテカルロ:LEG3スタート

ラリーXの編集者であるbariさんの日記でも触れられてます。
さるさる日記 - BARIの戯言リターンズ:ティモ爆弾炸裂。

せめて、レグ3でリタイアしても、残りのSSにタイムペナルティを追加して総合順位に加えれば、最低限公平性が保たれるかな。

私的な考えとしては、前から言っているように、完走ポイントと各レグでのポイント制が一番いいと今でも思ってます。完走したら従来どおり(10,8,6,5,4,3,2,1)制。それに加えて各レグの上位3人に3,2,1ポイントを与える。そうすれば、リタイアしても一生懸命走るし、完走の権威も残る。ややこしいペナルティすら必要ない。だって、総合1位になる人は各レグでも上位にいるはずだし。レグ1からレグ3まで首位だったら最大で19ポイント入るわけだし。 どうですかね?FIAさん。

最後に、PCWRCで活躍中の新井さんですが、合間を縫ってアジパシにも出場している模様。

SUBARU - モータースポーツ:新井敏弘、アジア・パシフィックラリー選手権に出場

それで、初戦のオーストラリアラリーを優勝したんですが…。ラリー後の車検でレギュレーション違反が発覚し失格になってしまいました。

どうやら、レギュレーションの解釈がFIAと違ったとか。非常に残念ですね。

アジパシは、故ポッサム・ボーンが大活躍したラリーですから、その弔いを兼ねて、新井さんに是非優勝してもらいたいものです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿