鎌倉・江の島バックパッカー二日目ということで。
まずは7:56起床。昨日床についたのは1時は過ぎていたけど、2時過ぎまでは眠れなかった。まあすんなり眠れることの方が珍しいし、睡眠時間的にも問題ない。何より、寝過ごして延滞料金を取られるのはいろんな意味で無駄が多いので、少なくともそれを免れてよかった。身支度を整えて、荷物を整理して出発。とりあえず、昨日時計を無くしてしまったことで影響があるかどうかが気がかりだけどなんとかなるだろう、バッテリーもフル充電したし、iPhoneもコンパスの機能あるし。気温がわからなくなることと、高度や気圧のログが取れなくなることくらい。それほど高低差のあるところに行くつもりもないし、そもそもそこまでやってたら記録だけで大変なので。気温とか気圧とかは途中で目安に見るくらいがちょうどいいのだ、と今回は考えました。
でも、失くした時用にサブのコンパスと、それと紙の地図の必要性を本気で考えた。
乗り換えを調べたところ、新宿経由で湘南新宿ライン快速小田原行きで、大船まで46分。大船から乗り換えで鎌倉、北鎌倉方面。今回、鎌倉・江の島フリーきっぷという、江ノ電と湘南モノレールが乗り放題の切符を買うつもりでいたのだけれど、聞いてみると今は現地に行かないと売っていないとのこと。やや残念だけれど、向こうで買えるし結局乗車賃は一緒なので現地で買うことに。調べた旅行情報誌の情報が古かったんですね。
西荻窪駅にて
新宿行きの電車に乗ったのが10:00は過ぎていたので、決して早いとはいえない。理想を言えば、やはり活動を開始するのは夜明け前の早朝がベストだとは思う。まあ、なかなか難しいんだけどね。
でも、それと同時に気持ちにゆとりを持つことも大事。焦るとろくなことがない性格なので、意識的に心に余裕を持ち、普通に新宿に行き普通に乗り換えて、鎌倉まで少し時間があるのでしばしくつろぐ。今日の行き先さえ、まだおおまかにしか決めていない。でも、それがいい。この余裕が何より大事で旅を楽しむコツだと思った。
大船に近づくと徐々に電車は空いてきて、東京の喧騒とは別の世界へ。大船駅に着くと、鎌倉まであとほんの少し、という雰囲気になってきて、空気もどこか違うような気さえしてくる。鎌倉行きの電車に乗り込むと、手には鎌倉の旅行情報誌を持った初老の夫婦がいて、つい、この人たちもこれから…と思ってしまった。目的地が近いことがわかり俄然上がるテンション。電車の旅のいいところって、駅や電車独特の旅情とか、知らず知らずの間に別世界に運ばれてしまうところにもあると思う。自転車や車での移動だとこうはいかない。それぞれの旅のスタイルのよさを最大限に理解して、それを生かせるような旅ができたらいいと思った。
大船行きの電車の中で、今日は北鎌倉駅~大仏のハイキングコース、その後はまた適当に決めるという適当な予定で、とりあえず北鎌倉駅で降りることに。大船からはすぐですね。
北鎌倉駅にて
この駅でも鎌倉・江ノ島フリーきっぷは売っていたみたいだけど、江ノ電に乗るときでいいや、と思ってひとまず買わないことに。それが勘違いだとも知らずに…
北鎌倉駅に着いたわけですが、前回(小6の時)修学旅行で来たときは、どこからどのコースでまわったのかなどいまいち覚えていないので、ここに来たことがあるかどうかもうろ覚え。だから、懐かしさというよりは新鮮さが先に立つ。とりあえず目的地に来たっていう気持ちが一番強い感じですね。
北鎌倉駅の看板
結局活用はしなかったけど、後で参照することがあるかと思ってiPhoneで撮影しておきました。時間があれば闇雲に歩くのもアリだけど、ある程度の目的地や立地はおさえておかないと…。そういう意味では、やっぱり今回下調べは十分だったとはいえない。
駅を出て歩くと、すぐに元覚寺に到着。修学旅行で、はじめにとにかくここに来たことだけは覚えている。だから、俺はあの時と同じスタートラインに立っているのだ、と頭では思う反面あんまり実感も沸かない。というより、修学旅行の鎌倉ではみんなに迷惑をかけた思い出の方がかなり強いというのもあるので(苦笑)
どのくらいここを覚えているのかという思いと、お寺巡りもどうせする予定だったのではじめのお寺としては相応しいか、という理由で元覚寺に入る。参拝料300円。それなりの数寺社仏閣を巡ったら、参拝料だけでバカになりませんな!
なんとなく、覚えているのかいないのか、という感じで入ると、入ってすぐの案内板を見て第一印象「あれ、ここってこんなに広かったっけ?」だった。詳しくはよくわからないけれど、「仏殿」の辺りは確かに見覚えがあった。ああ、ここでお弁当食べたっけな、とか。もう少し進むと大方丈の前の広場で、幼稚園生がお遊戯の練習?をしていた。すぐ近くに北鎌倉幼稚園があるので、多分そこの園児だと思う。指導者の指導を聞いていると、
幼稚園生に要求するレベルたかいな!と思った。というより、ここまで統率できる指導力の高さに感心した。プロってこういうことか…自分にはそういうの絶対無理!と思ってそのまま通りすぎました。
すると、この辺りから一切記憶がない。参拝客は、一般の人やカップル、外人、そして小学生の修学旅行生もいました。やっぱり修学旅行シーズンだしね。
伝宗庵で撮った写真。
近くにお坊さんが居て、気配がなかったのでびっくりしました。さすが気配を消すの上手ね。
参拝料300円のもとをとるべく(せこい)一応一通り奥まで行こうと思ったけど、やはり一つも記憶がない。人間の記憶なんてそんなものか、むしろ俺の記憶力が弱いだけか、むしろ弁当食べただけで奥まで行ってないのでは…とかいろいろ思ったけど、人が多くてあまり気兼ねなく写真が撮れないので(永遠のテーマ)とりあえず奥まで行って引き返すことに。あまり気に入った景色も見つけられなかったしね…
すると帰りに、小学生の修学旅行生と並んで歩く。ここでも思ったことは、先生の統率力の高さと要求レベルの高さ。
自分も義務教育の時はこんなことさんざん言われてたなあ、とか思いつつ。
あまりいい写真が撮れなかった…いや、いい写真なんて撮れたことないけど。
どちらかといえば自由に撮れなかった感じですかね。
「まわりを気にせず写真を撮る」というスキルも大事だと思った。
あと、「知らない人にシャッターを押してもらうスキル」
「自撮りでもうまく写真を撮るスキル」
自分には何一つ備わっていないので、記録のためのおざなりの写真しか撮れないのですかね。それでも、撮らないよりはかなりましだと思ってますけど。
でも、どこにでも固定できる三脚とか自撮り用の一脚などの装備をそろえると少しはマシかな~。あとは何よりカメラ。機能優先で防水防塵耐衝撃のが欲しいと思ってたけど、最近は一眼が欲しいと思うように。
元覚寺出口
元覚寺を後にして、コース通りだと浄智寺をスルーしてハイキングコースに入るらしい。
この線路沿いは歩きやすく、適当に民家とか木とかもあって歴史町の雰囲気がよく出ていて個人的には好きだと思った。その途中で見つけた、怪しすぎるおみくじ。
旅の間、一回くらいおみくじを引こうと思ってはいたのだけれど、まさかいきなりここで引くことになるとは…
まあ、引いてかなり別の意味でも引いて、後悔したんですけど。内容は意外にまともだったので、とりあえずこれも旅の記録のひとつとして大事に保管することに。気を取り直していざ浄智寺。
だがしかし、「外からでも雰囲気は伝わるな」と思って中には入らず。(参拝料をケチっただけ)その手前から少し坂になっていたのだけれど、浄智寺の脇の道を通ってそのままハイキングコースへ。当たり前といえば当たり前だけど、びびったのが、浄智寺を少し過ぎたあたりで携帯が圏外。ついついキャリアに文句を言いたくなったが、こんな山の中では別キャリアでも多分同じでしょう、多分。
浄智寺の少し先にて
写真を撮りたくなったので撮影。さっきの元覚寺とは違って、ハイキングコースとか人があまり来ないらしく写真は撮りやすいので有り難い。小学生の時はそんなコースがあること自体知らなかったけど、よっぽどきついコースなのかな?
と思っていたら、結構がっつり山。
30Lのバックパックにトレッキングブーツ、そしてハイドレーションシステムという日常らしからぬ物々しい装備に相応しい局面にようやく出会えたと、無駄に、そしてにわかにテンションが上がる。実際こういう山道だと、運動靴とはかなり違って歩きやすい。買ってよかったなあと思う反面、こんな道がどこまでも続いたら困る…という不安。もし、女性とかが何も知らずにヒールとかで来たら裸足の方がマシなレベル…ってそんなことはないか。でも冗談抜きで危ないと思う。
コースそのものがきつい分なのかどうか、わりと距離は短かった。雨とかで足元が悪くなっていなくてよかった、もしそうだったら割と本気で通るのはやめた方がいいレベル。
コースを抜けてすぐ、縁結びで有名な葛原岡神社。今の自分には関係のない場所なので本殿には行かずスルー。
でも、鳥居の前の夫婦石は綺麗だったので撮っておきました。
案内板を見ると、これから大仏方面を目指すか、源頼朝像経由で目指すか。源頼朝像は見たことがないのでそっちに行ってみることに。逆方向では切り通し坂があり、 方面に向かうみたい。こっちの坂もかなり急っぽい。
源頼朝像があるところは公園みたいになっていて(というより実際 公園という名前がついていて、その中に頼朝像がある感じ)少し行くと立派なお手洗いもあった。それと、この近辺でお弁当を食べる際はトンビに注意してくださいという看板が至るところにあり、そこまで大自然か…いたら面白いけど、実際に飛んできたりしたらちょっと怖いな、と思った。
お手洗い
源頼朝像にはまたもや修学旅行生がいて、数は少なかったがこちらは幼稚園生だったと思う。写真を撮ったりして間もなく撤収する感じだったので、しばし待って写真を撮る。写真を頼もうか一瞬頭をよぎったけど、そんなスキルは今の自分にはありませんよ。欲しいとは思うけど
この時、外人のカップルもひと組いました。この時に限らず、外人と修学旅行生には今回度々遭遇。鎌倉って、京都ほどではなくても外人には人気の観光スポットなんだなあと改めて実感。そういえば東京から割と近いし、昔は仮にも幕府が置かれていた土地だし。その辺のことは小学生の時に一通り勉強したはずが、ほとんど覚えていない。その辺の角度からアプローチすることで、旅がまた違った味わいを持つということもあるのかなあとか一瞬思ったけど、自分は歴史マニアというわけではないし、今回は純粋な散策ということで。
旅行情報誌を見て、銭洗弁財天なるパワースポットには行こうと決めていて、この近くなのでそこにいってから大仏を目指すということで、とりあえずそこに向かう。一応まだハイキングコースなのでアップダウンは割とあり、こういう時に高度計があると面白いと思った。向かう途中ハイキングコースの看板があり、後でまたここに戻ってくることに。でも、携帯は圏外でもGPSはちゃんと機能していることに感心すると同時に、むしろそこの仕組みもあまりよく知らずに使っている自分はなんなんだと思った。念のため立ち止まってiPhoneで地図を確認していると通りすがりのおじさんにどこに行きたいのかと声をかけられ、弁財天ですと言ったらすぐ近くなので会話終了。この時は別によかったのだけど、広げるべき時にきちんと会話を広げられるといいと思った。
銭洗弁財天前
この入口の看板に、何やら所以が書いてあって、何でも源頼朝が神のお告げを受けて作った場所だそうな。
こういう神社とか寺院とかって、よく考えるとできたのが100年単位で昔だったりすることは普通なので、さすがに歴史の重さへの畏怖を禁じえないというか、それだけありがたみもあると思った。
みなさん、どうやら目的は奥の みたいですね。ちゃんとした順番や作法もあるらしいけど、俺は何も知らなかったのでめちゃくちゃな順序。ただ、ずうずうしくもお金だけ洗って帰るという…
この時は、まだ「お土産」ということをあまり考えていなかったので、翌日またここに来ることになるとは思いもしなかったのでした…
銭洗弁財天を出ると、急な坂を再び登り再び ハイキングコースへ。
だいたいこの道を通りました。その途中、高台からふと海が見えることに気づく。
今回の旅では海も見たかったので、海がすぐ近くにあることを確認し俄然上がるテンション。大仏の後は海に行こうと決めた。
ここはもう平地だし、お散歩気分で。大仏まで来たら一区切りだな…と思ったが、よみがえる昔の記憶。そう、小学校の修学旅行で、うちの班だけ鎌倉から江ノ電と間違えてJRに乗ってしまい、長谷駅に行くはずが北鎌倉駅に戻ってしまったこと…!その結果、学年全体の時間が1時間程度遅れてしまったこと。最後の集合地点は大仏だったので、みんな大仏で一時間くらい何してたんだろう…あの時は当然、大仏もよく拝観できなかったし…という苦い記憶が蘇る。当然もうかなり昔の話ですが。
でも、いざ来てみるとやっぱり懐かしいというよりは、あまり覚えていないので特に何の感慨もない。ただ、今回の旅で普通に大仏を見に来て、ただそれだけという感じ。幼いころの自分と何かを重ね合わせたり、もしくはダブって感じたりとか、そういうのはなかった。まあ記憶なんて所詮そういうものか。当てにならない以上は、こうして記録に残すことが大切なのかな、と。
大仏は高徳院という寺社らしいですね。拝観料200円。当然のことながらここは観光客がすごく多い、とりわけ修学旅行生も多い。鎌倉は修学旅行生も多いし、外人も多いとかさんざん言ってきたけど、一番びっくりしたのは外人の修学旅行生の集団がいたこと。ついにそこまで来たか…と(笑)どこの学校かとかは全くわかりません。ただ普段あまり見かけないために物珍しかった。
大仏の裏手に、いい具合にベンチがあったので一息つくことに。大仏って胎内にも入れるらしいけど、今回は、いや今回も遠慮しておきました。でも、もし入ったら海が近くなので中から海くらいは見えそうだな、と思った。
にて、自分と家族用に身代りお守りを購入。ここでお土産のことを思い出し、そういえばさっき銭洗弁財天で買っておけばよかったなーと後悔。インターネットで調べると、おしゃれな根付のお守りの情報が。金運のお守りだし。これからまた行こうかと一瞬逡巡したものの、これが俺の悪い癖でなるべく早く移動して時間を節約しようと躍起になり、その結果余裕がなくなり楽しくなくなる上に故障する…というパターン。いい加減学習した俺は、明日行けたら行こう、という考えにとどめ江ノ島を目指すことに。時間もまだたっぷりあるし。その前に、大仏~長谷駅をスルーして海岸にもすぐに出られるので、海を一目見ようと海岸を目指す。この時偶然にも、さっき言った外人の集団が目の前を歩いていました。目的地はやはり同じ海岸。
この時期、さすがに泳いでいる人はいないもののシースポーツに興じている人は多かった。そういえば、ここって湘南の海なんですよね。今更だけど。車はみんな湘南ナンバーだし。
海岸
さて、長谷駅に戻って江ノ電で江ノ島まで行こう、と思うもここでまさかの道に迷う。というより道を間違える。長谷駅に戻るのが面倒だったので、いいやひと駅歩こうと思い、江ノ電の駅海岸沿いにあるだろうという勝手な思い込みで海岸沿いに戻って歩き始める。海岸沿いを歩くのは気持ちよく、自転車で走っている人を見て
やっぱり自転車もいいなあとうらやましくなった。しばらく歩いたところで地図を確認し、駅が全然海岸沿いじゃないことが発覚。下調べの足りなさ。
隣の 駅まで歩くのは遠いし、長谷駅まで戻るのはだるいし、どうしようと思って結局長谷駅まで戻る。すごいタイムロス。急いでないからいいんだけど、昨日の高田馬場~中野間といいこういうロスはもったいないと思った。
長谷駅
さあ、江ノ電に乗ろうか、そもそも例のフリーきっぷは買おうかどうしようか、と悩んでいたら知り合いから電話。神奈川在住で、SNSで俺が近くにいると知ってかけてきてくれたらしい。暇があればとのこと、しかし江ノ島まで行って見て回れば結構な時間に…ということで今日のところは断念。明日時間があればぜひ!
例のフリーきっぷ、聞くとなんとJRの駅でないと売っていないらしい。これもまた下調べの足りなさ。まあ今日はそんなに乗り放題するほど乗らないし、明日買おうと思って江ノ島までの切符を購入。
長谷駅のホーム
電話している間に電車が通り過ぎたので、しばし時間がある…と思ったらスーベニアメダル(名前これで合っているのだろうか)の機械を発見。ディズニーランドとかである、その場でできる楕円の真鍮の記念のあれ。
どうせだから江ノ電のものと、駅のものと両方欲しいところ。
それと、江ノ電のホームとか電車とかって、すごく旅情があると思った。別に鉄道オタクではないけど。JRの駅とかとはまた違うローカル感もあるし、かといって観光地としてはローカルでないメジャーな感じもあるし。
ひとしきり駅の雰囲気に浸っていると 分ころ電車がホームに到着。いざ江ノ島へ。
車両がホームに到着したとき、この車両もかなり雰囲気があるなあと思ったら(座席の配置もやや特殊)本当に特殊な車両だったらしい。偶然この種類の車両に、はじめに乗れたのは運がよかったといえると思う。
さて、車内を見渡すと、自分は完全に観光というか旅で来ているのだけれど、地元の人もかなりいるみたいだった。まあ見ただけじゃそんなことわかんないんだけど、いかにも旅行者って見た目の人はそんなに多くないという印象を感じた。観光車両というよりは、地元の人が本当に普段から移動手段として使っているんだなあと実感して、その点もまたいいと思った。
窓から景色を見渡すと、当然のことながら海がよく見える。半島も見えて、その時はよくわかっていなかったけれどそれがもちろん江ノ島。今回の旅では結果的に江ノ島を大いに気に入り、また来たいと思ったわけなんですが来た時点では本当になんにも調べてなかったし知らなかった。それがよくもあり、悪くもあるので難しいところですが一応結果オーライということで。この区間で好きだった地点は、海を望みながら海峡を通ることを彷彿とさせるような線路を通過する時だった。確か、高校駅の手前あたり。
さてこれから行く江ノ島は一体どんなところなのか、何も知らないだけに嫌が応でも高まる期待。ほどなく江ノ島駅に到着。
江ノ島駅は、長谷駅よりも立派な駅だったと思うけどローカル線らしく豪華ではなく、そこがまたいいと思った。確か江ノ電の鉄道模型があったり、休憩処があったり、スーベニアメダルや売店も改札の外にあったのでこの路線では主要な駅のひとつなのだと思った。
地図を調べると、江ノ島駅からひたすら一本道。一本道は…正直、また全く同じ道を通るのは億劫だなあとこの時は思ったのだけど、結果的には帰りには日が暮れて全く違った雰囲気になっていて楽しめたのでよかった。
この道を通るときは、一本道ならではの単純さと期待感の高まりが同居していました。両脇には観光地ぽい、それでも開発されすぎていない通りと生活感のある住宅街が垣間見える。そして、次第に目的地に近づいているという実感。途中トンネルを通って江ノ島がまさに目の前に現れたあたりからそれがより顕著になりました。
また、海だ と思ったけど、さっきのような海岸とはまた違い橋の上から見る海。一番はやっぱり太陽光がキラキラ反射して綺麗だった。
長い橋を渡る時は、行きも帰りも結構人が多く、それだけに写真を撮る機会は少なかったのだけれどやっぱり観光地だからな、と思った。
橋を渡りきると、目の前にそびえたつ大きな鳥居…とホテル。左手には船とか。来る途中にも「しらす丼」の文字が目立った。どんなもんや?と思ってSNSでつぶやくと、どうやら名物らしく友人が教えてくれた。
食べてはみたいけど、どうしよう。また後で考えようと思って先に進む。さて、この時点で自分は江ノ島の構造を全くわかっていなかったのだけれど、言ってしまえばほぼ完全な一本道、途中に入る道とか抜け道なんかはあるみたいだったけど、基本的にまっすぐ行って海岸まで行ったら(といっても登って下るので容易ではない)その道をそのまま戻ってくるかんじ。それすらも知らなかった自分は(笑)とりあえず売店が並び神社(鳥居)のある方向へ。(もっと入り組んだ構造だと思ってました。住宅街があったり)そうだ、お土産、と思って江ノ島駅の売店でも見かけたたこせんべいを購入。枚数が入っているしかさばらないので。バックパッカーはこういうものしか買えません。売店は多数軒を連ね、ありきたりなものももちろん多かったけどいろいろ見てまわるのも楽しそうだな、と思った。自分は今回はやらないけど。
それと、立派なホテルがあるのが意外で驚いた。入浴のみもできるらしく、確か千円とか。まあ今回は縁のない場所でしょう。
そんな感じでなあなあで神社に着くと、ここが神社かあ~となんとなく認識。でも江ノ島神社って登っていくと御社が数か所あるし、それぞれ神様も違えば御利益も違うんですよね。後で知ったんだけど。さすがにそれくらいは知っておけよと自分に突っ込みたくなる。割と有名なパワースポットでもあるらしいのでお参りを省略したことを後で後悔。でも、まあ仕方がないですね
御社の左手を見ると、何やらある。その名は「エスカー」そうか、サーフブンガクカマクラの江ノ島エスカーってこのことか。って違うか。違くはないけど
案内図を見ると、どうやら上に行くまでの遊覧的乗り物?的な印象を受けた。乗ってみるのももちろん悪くないのだけれど、その区間歩いていけないということはあまりその間の過程を楽しめないなあと思ったので自分の足で登ることを選択。本当は…お金がかかるからというのもある…
外から覗いてどんなもんかなあと見ると、エスカーって…エスカレーターじゃん!www
そういえば語呂が似ている。気付かなかった自分も自分だけど、安易というか都合がいいというか。でも嫌いじゃないですよ、エスカー。安易で。次回は乗ってみたいと思います。
まあ、適当に写真だけ撮ってスルー。お参りしている人がいました。ここは に御利益があるらしいですね。
それと、途中の では らしい。ここはやっぱりお参りしておけばよかったなあ。
上まで登りきると、石段と上にそびえるタワー。エスカーはここで終わり。このタワーは展望台になっていて、眺めはさぞきれいなんだと思ったけど今回は省略。あと、 とかあって何気に見るところが多いと思った。知人の言葉通り、江ノ島は中まで入ると結構面白いですね。
下に降りる途中にて
ここからまっすぐ行って、帰りはどこから帰ってくるのかなーとかこの時点でまだ考えてたんだけど、どこからどう考えても今通ってる道しかないことに気付こうか自分w
写真
途中であった案内図。 の鈴とか、 とかまたいろいろあるらしい。結構見ごたえがあるなあと思ったけど省略。カップルが行くところらしいですね。
龍神
どんな御利益があるかわからないとお参りする気にもあまりならないんだけど、それはそれでもったいないなあと思った。自分は寺社仏閣は毎回訪れるので、次回からはきちんと調べてから行こうと思った。って、毎回言ってるな…
下りの石段
この辺には飲食店が多かった。「いちばんてっぺんの店」を謳っていたりとか、いろいろ。たしかにながめはよさそうだった。誰か連れがいれば入ってもいいんだけどいかんせん一人じゃね…w
下まで下ると岸壁になっていて、湘南の砂浜とはまた違った雰囲気&味わい!ちょうど日が沈むところできれいだった。それと、なんとかして自分を入れた写真が欲しくて試行錯誤。なんか岩に登ったりずいぶん危険なことをやったなあ。自分とカメラは落とさないように細心の注意を払いました。
で、結局撮れた写真がこれ。いまいちwww
まあ、あとでこんなのは全く無駄な努力だったことが思い知らされるわけですが…
途中長い橋などがあり、 というのもあったけどやっていなかった。洞窟めいたところで少し興味はあったなあー。そして、階段を下りて海岸へ。同じ海岸でもすべて岩で、砂浜とはまったく違った。岩礁っていうんですか。
わりと天気がよかったので海の向こうに富士山も見え、すごくいい景色だったなあーと思ったのも束の間!日が沈んで日暮れが始まりました。この日暮れ時の時間は数分続いたのだけれど、これはもう言葉では言い表せないくらい美しかったです。今回の旅といわず今年、いやここ数年で間違いなく最高の景色。別に狙ったわけでもなくこの最高のタイミングで海岸に到着したことは、最高に運がよかった。何せノープランだしね。お参りを省略したこともタワーや に立ち寄らなかったことも、すべてはこの瞬間にあったのかと思ってもお釣りがくるくらいに。まあ写真を見てもらった方が早いでしょう
これだけ素晴らしい景色なのに、いまいち伝わらない。思わずSNSで写真初投稿。反応してくれた人もいて嬉しかった。こういうのを見てしまうと、やっぱり一眼を持っていないことが悔やまれる。それならもう少し伝えられたのになあーと思う。この時、海の上の岩に鷹(鷲?)がとまっていたりして、まさに一鷹二富士…縁起もよく、いろんな意味で最高の景色。このためだけに江ノ島に来る価値はあると思った。というと言い過ぎですかね(笑)
さんざん写真を撮って堪能した後、戻る時には一気に暗くなる。実はこの後別の道で帰ろうとしたんですが
、道がどこにもない!w(当たり前) あー同じ道戻るのかってちょっと思ったけど、まあそれはそれでまた善し。同じ道も行きと帰りでは違って見えるしね。でも、写真を撮ろうとしたら暗過ぎてこんなん。もちろんカメラの感度が弱いせいなのだけど、夜間に強いという意味でも一眼欲しくなった。そしたらもう少し伝えられ略。
エスカーのりば。今回は乗らなかったけど、次回はしらす丼食べたりお参りしたりやることたくさんあるから、本当にまた来ようと思った。また夕暮れの絶景も観たいなあ、ぜひ一眼を持って(しつこいか)
鳥居
それと、帰りの店ではやたらしらす丼が目についた。だいたい1000円くらいかな。観光地としては普通だと思う。しらすは嫌いどころか、バターとしょうゆをかけたごはんにかけて混ぜると絶品だと思う…とか言ってると、庶民がばれる。いや、もうばれてるか
まあそれは市販のゆでしらすの話なので、生しらすはどうなのか興味はあった。次回はぜひ食べたい。
江ノ島の入り口。この時間になると売店はもうほぼ閉まっていた。場違いともいえる豪華なホテルがアンマッチなのだけど、絶妙なコントラストでマッチしているというか何言ってるかわかりませんか。
とにかく座るところがあったのでそこで休んで一人作戦会議兼休憩。
とりあえず昨日は風呂に入っていないので今日は絶対に入りたい、いろんな意味で。入浴するということは汚れを落とすという目的だけではなく精神的にも疲れをとる効果があると思う。そこはやはり日本人なのか。シンプルな銭湯に行きたかったのでホテルの温泉を利用するという考えは毛頭なし。なんといっても高いし。
銭湯なんてどこにでもあるだろうと高をくくっていたら、近くにはなかなかない。江ノ島駅周辺にあればよかったのだけれど。以前はゆっくりしすぎて遅くなってしまい、結局入れないということもあった。また焦るような時間ではないにしろ、しっかり決めておかないと…!
いろいろ考慮した結果、藤沢駅近くの富士見湯に行くことに決定。しかもそこまで歩く。まだ、全然時間はあるのでね。夜に線路沿いおよびその近くの裏道を通るのもいいものかと。
そうと決まれば早速出発。来るときに渡った橋も、なんだか違った風情。
それとこのあたりになってやっと気付いたのだけれど、いままでiPhoneはほぼ記録用としてしか使ってなかったのだけれど自分の持っているコンデジよりもきれいに撮れる(笑)
特に夜間は多少強いような気がした。感度の違いだろうか?やっぱりなんだかんだ高性能。
江ノ島駅まで戻ってきました。ちょうど電車が通った踏切前。
さて、ここから藤沢駅までの写真が…ない!(笑)
撮り忘れというか、暗かったんで撮っても意味がないというか。ああつくづく一眼略
通ったのは線路沿いというより、裏道の一本道。歩きやすくていい道だった。当然のことだけど、この道も昼間通るとまた違うんだろうな!それから川沿いの道にはいり、そこからはひたすらまっすぐで藤沢駅方面へ。
夕飯はラーメンが食べたいと思い、その場で適当に調べてみそラーメンのサッポロ軒というお店へ。その場で適当に調べて直感で行動するのも大事だけど、下調べも大事だなあと思った。そこで用意周到さを発揮しなくてどうするのかと。でもなぜか、旅の時の下調べは後手後手になりがち。結局大きな支障はないといえばないんだけどね…。
超綿密に調べなくても、せめて大雑把に鎌倉方面だったらこの地域のこの店、この駅近くのこの店に行きたいとかそのくらいはね…。
お店の前
ラーメン屋さんではこれでもかというくらい狭い店もあるのだけれど、この店は割とスペースに余裕があるのでよかった。かといってチェーン店では面白くないしね。ラーメンは 、そしてバターをオーダー。何を隠そうみそラーメンにバターとコーンを入れるのが大好き(どうでもいいな)店内は広すぎず狭すぎず、初めてでも入りやすい雰囲気でよかった。そして肝心のラーメン
疲れた体に濃厚なスープがしみわたった。自分はどちらかといえばとんこつ派なのだけれど、みそバターラーメンは次に好きだ、というより場合によってはこっちの方がいいな、というくらいおいしくて満足。
さて、サッポロ軒を出て銭湯へ。銭湯は藤沢駅の裏側。駅から少し離れるとまたすぐに田舎。線路を渡ってしばらく歩くと富士見湯に到着。
やっぱりこういう庶民的一般的な銭湯が落ち着く。シンプルなやつ。番台で使い切りのシャンプーが30円とかで売ってるような。
ロッカー。まあここは撮る必要ないか…
時間もあるし、くつろげる!一式持って浴場へ。この時は確かアカスリが見当たらず圧縮スポンジを使ったはず。でも、実際はマイクロファイバータオル一枚で十分だと思った。なんでもできて一枚で便利。薄い軽い乾きが早い、そして安い!
身体を洗って湯に浸かり、ゆっくりと旅の疲れをとる。マッサージなんかも軽くする。漫画喫茶のシャワーとかは、利用したことあるけどくつろげないので本当に緊急手段ですね。広い(でも広すぎない)銭湯で疲れを癒すのが一番いいと思った。
ここで、服を洗うか逡巡。そう、洗濯代を節約するため…なのだけどいいのか?ばれたら怒られるかな?と思ったがたいした量ではないので決行。やってから、洗っても脱水できないことに気付いた。馬鹿か!携帯用の洗濯ぱっくなるものがあるらしく、あまり量は入らないが軽く脱水もできるらしい。それも欲しいなあーと思った。手で可能な限り絞ったが、まだやっぱり濡れている。明日はまた着るし、コインランドリーを探して乾かさなければ…。まあ速乾素材だしなんとかなるでしょう。たぶん
ここで、コインランドリーと漫画喫茶を探す。結局、ちょうどいい位置関係に両方あったのでまずコインランドリーに向かう。今度は駅をはさんで逆方向。その界隈はだいぶ開発されていて、藤沢はやっぱりかなり都会だなと思った。
そこからコインランドリーに続く一本道は薄暗く、でも都会的な雰囲気もありました。だからどうした
コインランドリー
「大型」コインランドリーらしいです。大型の定義を疑いますね(笑)
ああ、でも中は広いのか
早速乾燥機で乾燥。詳しいことは忘れたけど、確か10分か15分で100円だったかな?結局3~4回くらいやってやっと乾きました。脱水の関係で、やっぱり普通に洗濯→乾燥のほうが手間とお金がかからないかな?汚れがひどくなければ手洗いの方がいいのか。微妙…
まあ、ようは洗濯ぱっくを買えと。確か東急ハンズに売ってたなあ。欲しい
コインランドリーにいる時間って当然待ち時間の方が長いのだけれど、旅の中でもなんだか特殊な時間だと思う。まあ休憩したり調べ物をしたり。途中洗濯物を取りに来るひとがいた以外は誰も来なかったと思う。机とイスもあってゆっくりできました。でもコインランドリーってたいていそうか…
旅人の強い味方だね!(店と他の客はいい迷惑)それはそうと、前に旅に来た時に「コインランドリーに泊まるとマジで思った」って言われたけど24時間営業のところでは可能なのかな?個人的にはたぶん厳しいかなと。
まあ人がいなければ一晩くらいはいけるのかな?ほとんど野宿ですね。装備と状況が許せば将来的には野宿旅もしてみたいです。
さて、ここから藤沢駅方面に戻って漫画喫茶へ。昨日泊まったところは狭かったので、今日はできればフラットブースに泊まりたい。でも、藤沢駅の漫画喫茶って混んでるのかな?
ここも初めてだったので会員登録。カードがどんどん増えていく…。結果的には割と広いフラットが借りられたのでよかったです。一口にフラットといってもいろいろなので、足が伸ばせなかったり。ここはそういう意味では問題ナシ。
値段は昨日よりもやや高いけど、サービスを考えれば十分安い方ですね。明日の準備を済ませ、いざ就寝!
→3日目に続く→
まずは7:56起床。昨日床についたのは1時は過ぎていたけど、2時過ぎまでは眠れなかった。まあすんなり眠れることの方が珍しいし、睡眠時間的にも問題ない。何より、寝過ごして延滞料金を取られるのはいろんな意味で無駄が多いので、少なくともそれを免れてよかった。身支度を整えて、荷物を整理して出発。とりあえず、昨日時計を無くしてしまったことで影響があるかどうかが気がかりだけどなんとかなるだろう、バッテリーもフル充電したし、iPhoneもコンパスの機能あるし。気温がわからなくなることと、高度や気圧のログが取れなくなることくらい。それほど高低差のあるところに行くつもりもないし、そもそもそこまでやってたら記録だけで大変なので。気温とか気圧とかは途中で目安に見るくらいがちょうどいいのだ、と今回は考えました。
でも、失くした時用にサブのコンパスと、それと紙の地図の必要性を本気で考えた。
乗り換えを調べたところ、新宿経由で湘南新宿ライン快速小田原行きで、大船まで46分。大船から乗り換えで鎌倉、北鎌倉方面。今回、鎌倉・江の島フリーきっぷという、江ノ電と湘南モノレールが乗り放題の切符を買うつもりでいたのだけれど、聞いてみると今は現地に行かないと売っていないとのこと。やや残念だけれど、向こうで買えるし結局乗車賃は一緒なので現地で買うことに。調べた旅行情報誌の情報が古かったんですね。
西荻窪駅にて
新宿行きの電車に乗ったのが10:00は過ぎていたので、決して早いとはいえない。理想を言えば、やはり活動を開始するのは夜明け前の早朝がベストだとは思う。まあ、なかなか難しいんだけどね。
でも、それと同時に気持ちにゆとりを持つことも大事。焦るとろくなことがない性格なので、意識的に心に余裕を持ち、普通に新宿に行き普通に乗り換えて、鎌倉まで少し時間があるのでしばしくつろぐ。今日の行き先さえ、まだおおまかにしか決めていない。でも、それがいい。この余裕が何より大事で旅を楽しむコツだと思った。
大船に近づくと徐々に電車は空いてきて、東京の喧騒とは別の世界へ。大船駅に着くと、鎌倉まであとほんの少し、という雰囲気になってきて、空気もどこか違うような気さえしてくる。鎌倉行きの電車に乗り込むと、手には鎌倉の旅行情報誌を持った初老の夫婦がいて、つい、この人たちもこれから…と思ってしまった。目的地が近いことがわかり俄然上がるテンション。電車の旅のいいところって、駅や電車独特の旅情とか、知らず知らずの間に別世界に運ばれてしまうところにもあると思う。自転車や車での移動だとこうはいかない。それぞれの旅のスタイルのよさを最大限に理解して、それを生かせるような旅ができたらいいと思った。
大船行きの電車の中で、今日は北鎌倉駅~大仏のハイキングコース、その後はまた適当に決めるという適当な予定で、とりあえず北鎌倉駅で降りることに。大船からはすぐですね。
北鎌倉駅にて
この駅でも鎌倉・江ノ島フリーきっぷは売っていたみたいだけど、江ノ電に乗るときでいいや、と思ってひとまず買わないことに。それが勘違いだとも知らずに…
北鎌倉駅に着いたわけですが、前回(小6の時)修学旅行で来たときは、どこからどのコースでまわったのかなどいまいち覚えていないので、ここに来たことがあるかどうかもうろ覚え。だから、懐かしさというよりは新鮮さが先に立つ。とりあえず目的地に来たっていう気持ちが一番強い感じですね。
北鎌倉駅の看板
結局活用はしなかったけど、後で参照することがあるかと思ってiPhoneで撮影しておきました。時間があれば闇雲に歩くのもアリだけど、ある程度の目的地や立地はおさえておかないと…。そういう意味では、やっぱり今回下調べは十分だったとはいえない。
駅を出て歩くと、すぐに元覚寺に到着。修学旅行で、はじめにとにかくここに来たことだけは覚えている。だから、俺はあの時と同じスタートラインに立っているのだ、と頭では思う反面あんまり実感も沸かない。というより、修学旅行の鎌倉ではみんなに迷惑をかけた思い出の方がかなり強いというのもあるので(苦笑)
どのくらいここを覚えているのかという思いと、お寺巡りもどうせする予定だったのではじめのお寺としては相応しいか、という理由で元覚寺に入る。参拝料300円。それなりの数寺社仏閣を巡ったら、参拝料だけでバカになりませんな!
なんとなく、覚えているのかいないのか、という感じで入ると、入ってすぐの案内板を見て第一印象「あれ、ここってこんなに広かったっけ?」だった。詳しくはよくわからないけれど、「仏殿」の辺りは確かに見覚えがあった。ああ、ここでお弁当食べたっけな、とか。もう少し進むと大方丈の前の広場で、幼稚園生がお遊戯の練習?をしていた。すぐ近くに北鎌倉幼稚園があるので、多分そこの園児だと思う。指導者の指導を聞いていると、
幼稚園生に要求するレベルたかいな!と思った。というより、ここまで統率できる指導力の高さに感心した。プロってこういうことか…自分にはそういうの絶対無理!と思ってそのまま通りすぎました。
すると、この辺りから一切記憶がない。参拝客は、一般の人やカップル、外人、そして小学生の修学旅行生もいました。やっぱり修学旅行シーズンだしね。
伝宗庵で撮った写真。
近くにお坊さんが居て、気配がなかったのでびっくりしました。さすが気配を消すの上手ね。
参拝料300円のもとをとるべく(せこい)一応一通り奥まで行こうと思ったけど、やはり一つも記憶がない。人間の記憶なんてそんなものか、むしろ俺の記憶力が弱いだけか、むしろ弁当食べただけで奥まで行ってないのでは…とかいろいろ思ったけど、人が多くてあまり気兼ねなく写真が撮れないので(永遠のテーマ)とりあえず奥まで行って引き返すことに。あまり気に入った景色も見つけられなかったしね…
すると帰りに、小学生の修学旅行生と並んで歩く。ここでも思ったことは、先生の統率力の高さと要求レベルの高さ。
自分も義務教育の時はこんなことさんざん言われてたなあ、とか思いつつ。
あまりいい写真が撮れなかった…いや、いい写真なんて撮れたことないけど。
どちらかといえば自由に撮れなかった感じですかね。
「まわりを気にせず写真を撮る」というスキルも大事だと思った。
あと、「知らない人にシャッターを押してもらうスキル」
「自撮りでもうまく写真を撮るスキル」
自分には何一つ備わっていないので、記録のためのおざなりの写真しか撮れないのですかね。それでも、撮らないよりはかなりましだと思ってますけど。
でも、どこにでも固定できる三脚とか自撮り用の一脚などの装備をそろえると少しはマシかな~。あとは何よりカメラ。機能優先で防水防塵耐衝撃のが欲しいと思ってたけど、最近は一眼が欲しいと思うように。
元覚寺出口
元覚寺を後にして、コース通りだと浄智寺をスルーしてハイキングコースに入るらしい。
この線路沿いは歩きやすく、適当に民家とか木とかもあって歴史町の雰囲気がよく出ていて個人的には好きだと思った。その途中で見つけた、怪しすぎるおみくじ。
旅の間、一回くらいおみくじを引こうと思ってはいたのだけれど、まさかいきなりここで引くことになるとは…
まあ、引いてかなり別の意味でも引いて、後悔したんですけど。内容は意外にまともだったので、とりあえずこれも旅の記録のひとつとして大事に保管することに。気を取り直していざ浄智寺。
だがしかし、「外からでも雰囲気は伝わるな」と思って中には入らず。(参拝料をケチっただけ)その手前から少し坂になっていたのだけれど、浄智寺の脇の道を通ってそのままハイキングコースへ。当たり前といえば当たり前だけど、びびったのが、浄智寺を少し過ぎたあたりで携帯が圏外。ついついキャリアに文句を言いたくなったが、こんな山の中では別キャリアでも多分同じでしょう、多分。
浄智寺の少し先にて
写真を撮りたくなったので撮影。さっきの元覚寺とは違って、ハイキングコースとか人があまり来ないらしく写真は撮りやすいので有り難い。小学生の時はそんなコースがあること自体知らなかったけど、よっぽどきついコースなのかな?
と思っていたら、結構がっつり山。
30Lのバックパックにトレッキングブーツ、そしてハイドレーションシステムという日常らしからぬ物々しい装備に相応しい局面にようやく出会えたと、無駄に、そしてにわかにテンションが上がる。実際こういう山道だと、運動靴とはかなり違って歩きやすい。買ってよかったなあと思う反面、こんな道がどこまでも続いたら困る…という不安。もし、女性とかが何も知らずにヒールとかで来たら裸足の方がマシなレベル…ってそんなことはないか。でも冗談抜きで危ないと思う。
コースそのものがきつい分なのかどうか、わりと距離は短かった。雨とかで足元が悪くなっていなくてよかった、もしそうだったら割と本気で通るのはやめた方がいいレベル。
コースを抜けてすぐ、縁結びで有名な葛原岡神社。今の自分には関係のない場所なので本殿には行かずスルー。
でも、鳥居の前の夫婦石は綺麗だったので撮っておきました。
案内板を見ると、これから大仏方面を目指すか、源頼朝像経由で目指すか。源頼朝像は見たことがないのでそっちに行ってみることに。逆方向では切り通し坂があり、 方面に向かうみたい。こっちの坂もかなり急っぽい。
源頼朝像があるところは公園みたいになっていて(というより実際 公園という名前がついていて、その中に頼朝像がある感じ)少し行くと立派なお手洗いもあった。それと、この近辺でお弁当を食べる際はトンビに注意してくださいという看板が至るところにあり、そこまで大自然か…いたら面白いけど、実際に飛んできたりしたらちょっと怖いな、と思った。
お手洗い
源頼朝像にはまたもや修学旅行生がいて、数は少なかったがこちらは幼稚園生だったと思う。写真を撮ったりして間もなく撤収する感じだったので、しばし待って写真を撮る。写真を頼もうか一瞬頭をよぎったけど、そんなスキルは今の自分にはありませんよ。欲しいとは思うけど
この時、外人のカップルもひと組いました。この時に限らず、外人と修学旅行生には今回度々遭遇。鎌倉って、京都ほどではなくても外人には人気の観光スポットなんだなあと改めて実感。そういえば東京から割と近いし、昔は仮にも幕府が置かれていた土地だし。その辺のことは小学生の時に一通り勉強したはずが、ほとんど覚えていない。その辺の角度からアプローチすることで、旅がまた違った味わいを持つということもあるのかなあとか一瞬思ったけど、自分は歴史マニアというわけではないし、今回は純粋な散策ということで。
旅行情報誌を見て、銭洗弁財天なるパワースポットには行こうと決めていて、この近くなのでそこにいってから大仏を目指すということで、とりあえずそこに向かう。一応まだハイキングコースなのでアップダウンは割とあり、こういう時に高度計があると面白いと思った。向かう途中ハイキングコースの看板があり、後でまたここに戻ってくることに。でも、携帯は圏外でもGPSはちゃんと機能していることに感心すると同時に、むしろそこの仕組みもあまりよく知らずに使っている自分はなんなんだと思った。念のため立ち止まってiPhoneで地図を確認していると通りすがりのおじさんにどこに行きたいのかと声をかけられ、弁財天ですと言ったらすぐ近くなので会話終了。この時は別によかったのだけど、広げるべき時にきちんと会話を広げられるといいと思った。
銭洗弁財天前
この入口の看板に、何やら所以が書いてあって、何でも源頼朝が神のお告げを受けて作った場所だそうな。
こういう神社とか寺院とかって、よく考えるとできたのが100年単位で昔だったりすることは普通なので、さすがに歴史の重さへの畏怖を禁じえないというか、それだけありがたみもあると思った。
みなさん、どうやら目的は奥の みたいですね。ちゃんとした順番や作法もあるらしいけど、俺は何も知らなかったのでめちゃくちゃな順序。ただ、ずうずうしくもお金だけ洗って帰るという…
この時は、まだ「お土産」ということをあまり考えていなかったので、翌日またここに来ることになるとは思いもしなかったのでした…
銭洗弁財天を出ると、急な坂を再び登り再び ハイキングコースへ。
だいたいこの道を通りました。その途中、高台からふと海が見えることに気づく。
今回の旅では海も見たかったので、海がすぐ近くにあることを確認し俄然上がるテンション。大仏の後は海に行こうと決めた。
ここはもう平地だし、お散歩気分で。大仏まで来たら一区切りだな…と思ったが、よみがえる昔の記憶。そう、小学校の修学旅行で、うちの班だけ鎌倉から江ノ電と間違えてJRに乗ってしまい、長谷駅に行くはずが北鎌倉駅に戻ってしまったこと…!その結果、学年全体の時間が1時間程度遅れてしまったこと。最後の集合地点は大仏だったので、みんな大仏で一時間くらい何してたんだろう…あの時は当然、大仏もよく拝観できなかったし…という苦い記憶が蘇る。当然もうかなり昔の話ですが。
でも、いざ来てみるとやっぱり懐かしいというよりは、あまり覚えていないので特に何の感慨もない。ただ、今回の旅で普通に大仏を見に来て、ただそれだけという感じ。幼いころの自分と何かを重ね合わせたり、もしくはダブって感じたりとか、そういうのはなかった。まあ記憶なんて所詮そういうものか。当てにならない以上は、こうして記録に残すことが大切なのかな、と。
大仏は高徳院という寺社らしいですね。拝観料200円。当然のことながらここは観光客がすごく多い、とりわけ修学旅行生も多い。鎌倉は修学旅行生も多いし、外人も多いとかさんざん言ってきたけど、一番びっくりしたのは外人の修学旅行生の集団がいたこと。ついにそこまで来たか…と(笑)どこの学校かとかは全くわかりません。ただ普段あまり見かけないために物珍しかった。
大仏の裏手に、いい具合にベンチがあったので一息つくことに。大仏って胎内にも入れるらしいけど、今回は、いや今回も遠慮しておきました。でも、もし入ったら海が近くなので中から海くらいは見えそうだな、と思った。
にて、自分と家族用に身代りお守りを購入。ここでお土産のことを思い出し、そういえばさっき銭洗弁財天で買っておけばよかったなーと後悔。インターネットで調べると、おしゃれな根付のお守りの情報が。金運のお守りだし。これからまた行こうかと一瞬逡巡したものの、これが俺の悪い癖でなるべく早く移動して時間を節約しようと躍起になり、その結果余裕がなくなり楽しくなくなる上に故障する…というパターン。いい加減学習した俺は、明日行けたら行こう、という考えにとどめ江ノ島を目指すことに。時間もまだたっぷりあるし。その前に、大仏~長谷駅をスルーして海岸にもすぐに出られるので、海を一目見ようと海岸を目指す。この時偶然にも、さっき言った外人の集団が目の前を歩いていました。目的地はやはり同じ海岸。
この時期、さすがに泳いでいる人はいないもののシースポーツに興じている人は多かった。そういえば、ここって湘南の海なんですよね。今更だけど。車はみんな湘南ナンバーだし。
海岸
さて、長谷駅に戻って江ノ電で江ノ島まで行こう、と思うもここでまさかの道に迷う。というより道を間違える。長谷駅に戻るのが面倒だったので、いいやひと駅歩こうと思い、江ノ電の駅海岸沿いにあるだろうという勝手な思い込みで海岸沿いに戻って歩き始める。海岸沿いを歩くのは気持ちよく、自転車で走っている人を見て
やっぱり自転車もいいなあとうらやましくなった。しばらく歩いたところで地図を確認し、駅が全然海岸沿いじゃないことが発覚。下調べの足りなさ。
隣の 駅まで歩くのは遠いし、長谷駅まで戻るのはだるいし、どうしようと思って結局長谷駅まで戻る。すごいタイムロス。急いでないからいいんだけど、昨日の高田馬場~中野間といいこういうロスはもったいないと思った。
長谷駅
さあ、江ノ電に乗ろうか、そもそも例のフリーきっぷは買おうかどうしようか、と悩んでいたら知り合いから電話。神奈川在住で、SNSで俺が近くにいると知ってかけてきてくれたらしい。暇があればとのこと、しかし江ノ島まで行って見て回れば結構な時間に…ということで今日のところは断念。明日時間があればぜひ!
例のフリーきっぷ、聞くとなんとJRの駅でないと売っていないらしい。これもまた下調べの足りなさ。まあ今日はそんなに乗り放題するほど乗らないし、明日買おうと思って江ノ島までの切符を購入。
長谷駅のホーム
電話している間に電車が通り過ぎたので、しばし時間がある…と思ったらスーベニアメダル(名前これで合っているのだろうか)の機械を発見。ディズニーランドとかである、その場でできる楕円の真鍮の記念のあれ。
どうせだから江ノ電のものと、駅のものと両方欲しいところ。
それと、江ノ電のホームとか電車とかって、すごく旅情があると思った。別に鉄道オタクではないけど。JRの駅とかとはまた違うローカル感もあるし、かといって観光地としてはローカルでないメジャーな感じもあるし。
ひとしきり駅の雰囲気に浸っていると 分ころ電車がホームに到着。いざ江ノ島へ。
車両がホームに到着したとき、この車両もかなり雰囲気があるなあと思ったら(座席の配置もやや特殊)本当に特殊な車両だったらしい。偶然この種類の車両に、はじめに乗れたのは運がよかったといえると思う。
さて、車内を見渡すと、自分は完全に観光というか旅で来ているのだけれど、地元の人もかなりいるみたいだった。まあ見ただけじゃそんなことわかんないんだけど、いかにも旅行者って見た目の人はそんなに多くないという印象を感じた。観光車両というよりは、地元の人が本当に普段から移動手段として使っているんだなあと実感して、その点もまたいいと思った。
窓から景色を見渡すと、当然のことながら海がよく見える。半島も見えて、その時はよくわかっていなかったけれどそれがもちろん江ノ島。今回の旅では結果的に江ノ島を大いに気に入り、また来たいと思ったわけなんですが来た時点では本当になんにも調べてなかったし知らなかった。それがよくもあり、悪くもあるので難しいところですが一応結果オーライということで。この区間で好きだった地点は、海を望みながら海峡を通ることを彷彿とさせるような線路を通過する時だった。確か、高校駅の手前あたり。
さてこれから行く江ノ島は一体どんなところなのか、何も知らないだけに嫌が応でも高まる期待。ほどなく江ノ島駅に到着。
江ノ島駅は、長谷駅よりも立派な駅だったと思うけどローカル線らしく豪華ではなく、そこがまたいいと思った。確か江ノ電の鉄道模型があったり、休憩処があったり、スーベニアメダルや売店も改札の外にあったのでこの路線では主要な駅のひとつなのだと思った。
地図を調べると、江ノ島駅からひたすら一本道。一本道は…正直、また全く同じ道を通るのは億劫だなあとこの時は思ったのだけど、結果的には帰りには日が暮れて全く違った雰囲気になっていて楽しめたのでよかった。
この道を通るときは、一本道ならではの単純さと期待感の高まりが同居していました。両脇には観光地ぽい、それでも開発されすぎていない通りと生活感のある住宅街が垣間見える。そして、次第に目的地に近づいているという実感。途中トンネルを通って江ノ島がまさに目の前に現れたあたりからそれがより顕著になりました。
また、海だ と思ったけど、さっきのような海岸とはまた違い橋の上から見る海。一番はやっぱり太陽光がキラキラ反射して綺麗だった。
長い橋を渡る時は、行きも帰りも結構人が多く、それだけに写真を撮る機会は少なかったのだけれどやっぱり観光地だからな、と思った。
橋を渡りきると、目の前にそびえたつ大きな鳥居…とホテル。左手には船とか。来る途中にも「しらす丼」の文字が目立った。どんなもんや?と思ってSNSでつぶやくと、どうやら名物らしく友人が教えてくれた。
食べてはみたいけど、どうしよう。また後で考えようと思って先に進む。さて、この時点で自分は江ノ島の構造を全くわかっていなかったのだけれど、言ってしまえばほぼ完全な一本道、途中に入る道とか抜け道なんかはあるみたいだったけど、基本的にまっすぐ行って海岸まで行ったら(といっても登って下るので容易ではない)その道をそのまま戻ってくるかんじ。それすらも知らなかった自分は(笑)とりあえず売店が並び神社(鳥居)のある方向へ。(もっと入り組んだ構造だと思ってました。住宅街があったり)そうだ、お土産、と思って江ノ島駅の売店でも見かけたたこせんべいを購入。枚数が入っているしかさばらないので。バックパッカーはこういうものしか買えません。売店は多数軒を連ね、ありきたりなものももちろん多かったけどいろいろ見てまわるのも楽しそうだな、と思った。自分は今回はやらないけど。
それと、立派なホテルがあるのが意外で驚いた。入浴のみもできるらしく、確か千円とか。まあ今回は縁のない場所でしょう。
そんな感じでなあなあで神社に着くと、ここが神社かあ~となんとなく認識。でも江ノ島神社って登っていくと御社が数か所あるし、それぞれ神様も違えば御利益も違うんですよね。後で知ったんだけど。さすがにそれくらいは知っておけよと自分に突っ込みたくなる。割と有名なパワースポットでもあるらしいのでお参りを省略したことを後で後悔。でも、まあ仕方がないですね
御社の左手を見ると、何やらある。その名は「エスカー」そうか、サーフブンガクカマクラの江ノ島エスカーってこのことか。って違うか。違くはないけど
案内図を見ると、どうやら上に行くまでの遊覧的乗り物?的な印象を受けた。乗ってみるのももちろん悪くないのだけれど、その区間歩いていけないということはあまりその間の過程を楽しめないなあと思ったので自分の足で登ることを選択。本当は…お金がかかるからというのもある…
外から覗いてどんなもんかなあと見ると、エスカーって…エスカレーターじゃん!www
そういえば語呂が似ている。気付かなかった自分も自分だけど、安易というか都合がいいというか。でも嫌いじゃないですよ、エスカー。安易で。次回は乗ってみたいと思います。
まあ、適当に写真だけ撮ってスルー。お参りしている人がいました。ここは に御利益があるらしいですね。
それと、途中の では らしい。ここはやっぱりお参りしておけばよかったなあ。
上まで登りきると、石段と上にそびえるタワー。エスカーはここで終わり。このタワーは展望台になっていて、眺めはさぞきれいなんだと思ったけど今回は省略。あと、 とかあって何気に見るところが多いと思った。知人の言葉通り、江ノ島は中まで入ると結構面白いですね。
下に降りる途中にて
ここからまっすぐ行って、帰りはどこから帰ってくるのかなーとかこの時点でまだ考えてたんだけど、どこからどう考えても今通ってる道しかないことに気付こうか自分w
写真
途中であった案内図。 の鈴とか、 とかまたいろいろあるらしい。結構見ごたえがあるなあと思ったけど省略。カップルが行くところらしいですね。
龍神
どんな御利益があるかわからないとお参りする気にもあまりならないんだけど、それはそれでもったいないなあと思った。自分は寺社仏閣は毎回訪れるので、次回からはきちんと調べてから行こうと思った。って、毎回言ってるな…
下りの石段
この辺には飲食店が多かった。「いちばんてっぺんの店」を謳っていたりとか、いろいろ。たしかにながめはよさそうだった。誰か連れがいれば入ってもいいんだけどいかんせん一人じゃね…w
下まで下ると岸壁になっていて、湘南の砂浜とはまた違った雰囲気&味わい!ちょうど日が沈むところできれいだった。それと、なんとかして自分を入れた写真が欲しくて試行錯誤。なんか岩に登ったりずいぶん危険なことをやったなあ。自分とカメラは落とさないように細心の注意を払いました。
で、結局撮れた写真がこれ。いまいちwww
まあ、あとでこんなのは全く無駄な努力だったことが思い知らされるわけですが…
途中長い橋などがあり、 というのもあったけどやっていなかった。洞窟めいたところで少し興味はあったなあー。そして、階段を下りて海岸へ。同じ海岸でもすべて岩で、砂浜とはまったく違った。岩礁っていうんですか。
わりと天気がよかったので海の向こうに富士山も見え、すごくいい景色だったなあーと思ったのも束の間!日が沈んで日暮れが始まりました。この日暮れ時の時間は数分続いたのだけれど、これはもう言葉では言い表せないくらい美しかったです。今回の旅といわず今年、いやここ数年で間違いなく最高の景色。別に狙ったわけでもなくこの最高のタイミングで海岸に到着したことは、最高に運がよかった。何せノープランだしね。お参りを省略したこともタワーや に立ち寄らなかったことも、すべてはこの瞬間にあったのかと思ってもお釣りがくるくらいに。まあ写真を見てもらった方が早いでしょう
これだけ素晴らしい景色なのに、いまいち伝わらない。思わずSNSで写真初投稿。反応してくれた人もいて嬉しかった。こういうのを見てしまうと、やっぱり一眼を持っていないことが悔やまれる。それならもう少し伝えられたのになあーと思う。この時、海の上の岩に鷹(鷲?)がとまっていたりして、まさに一鷹二富士…縁起もよく、いろんな意味で最高の景色。このためだけに江ノ島に来る価値はあると思った。というと言い過ぎですかね(笑)
さんざん写真を撮って堪能した後、戻る時には一気に暗くなる。実はこの後別の道で帰ろうとしたんですが
、道がどこにもない!w(当たり前) あー同じ道戻るのかってちょっと思ったけど、まあそれはそれでまた善し。同じ道も行きと帰りでは違って見えるしね。でも、写真を撮ろうとしたら暗過ぎてこんなん。もちろんカメラの感度が弱いせいなのだけど、夜間に強いという意味でも一眼欲しくなった。そしたらもう少し伝えられ略。
エスカーのりば。今回は乗らなかったけど、次回はしらす丼食べたりお参りしたりやることたくさんあるから、本当にまた来ようと思った。また夕暮れの絶景も観たいなあ、ぜひ一眼を持って(しつこいか)
鳥居
それと、帰りの店ではやたらしらす丼が目についた。だいたい1000円くらいかな。観光地としては普通だと思う。しらすは嫌いどころか、バターとしょうゆをかけたごはんにかけて混ぜると絶品だと思う…とか言ってると、庶民がばれる。いや、もうばれてるか
まあそれは市販のゆでしらすの話なので、生しらすはどうなのか興味はあった。次回はぜひ食べたい。
江ノ島の入り口。この時間になると売店はもうほぼ閉まっていた。場違いともいえる豪華なホテルがアンマッチなのだけど、絶妙なコントラストでマッチしているというか何言ってるかわかりませんか。
とにかく座るところがあったのでそこで休んで一人作戦会議兼休憩。
とりあえず昨日は風呂に入っていないので今日は絶対に入りたい、いろんな意味で。入浴するということは汚れを落とすという目的だけではなく精神的にも疲れをとる効果があると思う。そこはやはり日本人なのか。シンプルな銭湯に行きたかったのでホテルの温泉を利用するという考えは毛頭なし。なんといっても高いし。
銭湯なんてどこにでもあるだろうと高をくくっていたら、近くにはなかなかない。江ノ島駅周辺にあればよかったのだけれど。以前はゆっくりしすぎて遅くなってしまい、結局入れないということもあった。また焦るような時間ではないにしろ、しっかり決めておかないと…!
いろいろ考慮した結果、藤沢駅近くの富士見湯に行くことに決定。しかもそこまで歩く。まだ、全然時間はあるのでね。夜に線路沿いおよびその近くの裏道を通るのもいいものかと。
そうと決まれば早速出発。来るときに渡った橋も、なんだか違った風情。
それとこのあたりになってやっと気付いたのだけれど、いままでiPhoneはほぼ記録用としてしか使ってなかったのだけれど自分の持っているコンデジよりもきれいに撮れる(笑)
特に夜間は多少強いような気がした。感度の違いだろうか?やっぱりなんだかんだ高性能。
江ノ島駅まで戻ってきました。ちょうど電車が通った踏切前。
さて、ここから藤沢駅までの写真が…ない!(笑)
撮り忘れというか、暗かったんで撮っても意味がないというか。ああつくづく一眼略
通ったのは線路沿いというより、裏道の一本道。歩きやすくていい道だった。当然のことだけど、この道も昼間通るとまた違うんだろうな!それから川沿いの道にはいり、そこからはひたすらまっすぐで藤沢駅方面へ。
夕飯はラーメンが食べたいと思い、その場で適当に調べてみそラーメンのサッポロ軒というお店へ。その場で適当に調べて直感で行動するのも大事だけど、下調べも大事だなあと思った。そこで用意周到さを発揮しなくてどうするのかと。でもなぜか、旅の時の下調べは後手後手になりがち。結局大きな支障はないといえばないんだけどね…。
超綿密に調べなくても、せめて大雑把に鎌倉方面だったらこの地域のこの店、この駅近くのこの店に行きたいとかそのくらいはね…。
お店の前
ラーメン屋さんではこれでもかというくらい狭い店もあるのだけれど、この店は割とスペースに余裕があるのでよかった。かといってチェーン店では面白くないしね。ラーメンは 、そしてバターをオーダー。何を隠そうみそラーメンにバターとコーンを入れるのが大好き(どうでもいいな)店内は広すぎず狭すぎず、初めてでも入りやすい雰囲気でよかった。そして肝心のラーメン
疲れた体に濃厚なスープがしみわたった。自分はどちらかといえばとんこつ派なのだけれど、みそバターラーメンは次に好きだ、というより場合によってはこっちの方がいいな、というくらいおいしくて満足。
さて、サッポロ軒を出て銭湯へ。銭湯は藤沢駅の裏側。駅から少し離れるとまたすぐに田舎。線路を渡ってしばらく歩くと富士見湯に到着。
やっぱりこういう庶民的一般的な銭湯が落ち着く。シンプルなやつ。番台で使い切りのシャンプーが30円とかで売ってるような。
ロッカー。まあここは撮る必要ないか…
時間もあるし、くつろげる!一式持って浴場へ。この時は確かアカスリが見当たらず圧縮スポンジを使ったはず。でも、実際はマイクロファイバータオル一枚で十分だと思った。なんでもできて一枚で便利。薄い軽い乾きが早い、そして安い!
身体を洗って湯に浸かり、ゆっくりと旅の疲れをとる。マッサージなんかも軽くする。漫画喫茶のシャワーとかは、利用したことあるけどくつろげないので本当に緊急手段ですね。広い(でも広すぎない)銭湯で疲れを癒すのが一番いいと思った。
ここで、服を洗うか逡巡。そう、洗濯代を節約するため…なのだけどいいのか?ばれたら怒られるかな?と思ったがたいした量ではないので決行。やってから、洗っても脱水できないことに気付いた。馬鹿か!携帯用の洗濯ぱっくなるものがあるらしく、あまり量は入らないが軽く脱水もできるらしい。それも欲しいなあーと思った。手で可能な限り絞ったが、まだやっぱり濡れている。明日はまた着るし、コインランドリーを探して乾かさなければ…。まあ速乾素材だしなんとかなるでしょう。たぶん
ここで、コインランドリーと漫画喫茶を探す。結局、ちょうどいい位置関係に両方あったのでまずコインランドリーに向かう。今度は駅をはさんで逆方向。その界隈はだいぶ開発されていて、藤沢はやっぱりかなり都会だなと思った。
そこからコインランドリーに続く一本道は薄暗く、でも都会的な雰囲気もありました。だからどうした
コインランドリー
「大型」コインランドリーらしいです。大型の定義を疑いますね(笑)
ああ、でも中は広いのか
早速乾燥機で乾燥。詳しいことは忘れたけど、確か10分か15分で100円だったかな?結局3~4回くらいやってやっと乾きました。脱水の関係で、やっぱり普通に洗濯→乾燥のほうが手間とお金がかからないかな?汚れがひどくなければ手洗いの方がいいのか。微妙…
まあ、ようは洗濯ぱっくを買えと。確か東急ハンズに売ってたなあ。欲しい
コインランドリーにいる時間って当然待ち時間の方が長いのだけれど、旅の中でもなんだか特殊な時間だと思う。まあ休憩したり調べ物をしたり。途中洗濯物を取りに来るひとがいた以外は誰も来なかったと思う。机とイスもあってゆっくりできました。でもコインランドリーってたいていそうか…
旅人の強い味方だね!(店と他の客はいい迷惑)それはそうと、前に旅に来た時に「コインランドリーに泊まるとマジで思った」って言われたけど24時間営業のところでは可能なのかな?個人的にはたぶん厳しいかなと。
まあ人がいなければ一晩くらいはいけるのかな?ほとんど野宿ですね。装備と状況が許せば将来的には野宿旅もしてみたいです。
さて、ここから藤沢駅方面に戻って漫画喫茶へ。昨日泊まったところは狭かったので、今日はできればフラットブースに泊まりたい。でも、藤沢駅の漫画喫茶って混んでるのかな?
ここも初めてだったので会員登録。カードがどんどん増えていく…。結果的には割と広いフラットが借りられたのでよかったです。一口にフラットといってもいろいろなので、足が伸ばせなかったり。ここはそういう意味では問題ナシ。
値段は昨日よりもやや高いけど、サービスを考えれば十分安い方ですね。明日の準備を済ませ、いざ就寝!
→3日目に続く→