最近はまっているマンガがあります。2月から毎週2冊ペースで読破。出費したなぁ・・・
『へうげもの』 山田芳裕
単行本 1~8服まで刊行中。
週間モーニング 隔週連載中。
これは「出世」と「物」、二つの【欲】の間で日々葛藤と悶絶を繰り返す戦国武将【古田織部】の物語である。←本書より引用(書中の最初に毎回記されています)
へうげもの と書いて、ひょうげもの と読みます。へうげる とは、ふざけている、おどけているの意味があります。
知ったきっかけは、正月のNHK『武士(もののふ)の庭』という番組で、上田宗箇という戦国武家茶人の築いた庭と茶道を通して、彼の人生、生き様に迫る特集を放映していたのですが、調べていくうちに古田織部に至りました。そこからさらにこの『へうげもの』まで行き着いたわけです。
織部焼という焼き物は知っていたが、古田織部についてはほとんど知らなくて、戦国武将というより一介の茶人くらいにしか思っていなかったです。大変失礼しました。思いも寄らぬ凄い戦国武将と思われます。
へうげものは、史実とフィクションを織り交ぜていますが(ほとんどがフィクション)、その数々のエピソードに対するこじ付けが実に笑えます。また、信長や秀吉の人物像や、本能寺の新解釈、千利休のキャラクター作りなど、斬新な解釈に衝撃を受けます。
独特の言い回しというか表現というか、シュールな笑いですかね。作家側は自称ギャグマンガと称しております。しかし、利休の死では泣けましたね。
出世と物欲、男のこの2大テーマが、どうも自分と重なったりして深くハマッています。
僕の先祖は岐阜であり、母の出身は瀬戸物の多治見市。父方の親戚では、今でもお茶を飲むときは抹茶をたてると聞き及んでます。母は華道師範を持ち、もちろん茶道も心得ており、茶道具一式があります(昔は嫁入り前はみんな習ったそうです)。より親近感を持ち、ますます興味をましております。僕も始めようかな・・・
僕には芸術のセンスはないですが、母方の従兄弟は5人中4人?が芸術大学に行ってますから、何らかの因縁はあるのでしょうかね。
さて古田織部であるが、もう少し勉強してみたいと思います。家康が恐れたほど人脈を持った武将であり、茶道の天下人である。マンガはほとんど読まない僕が取り付かれたのには、何かあるはずだ!
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