東京都八王子市に残る戦国の城跡である、八王子城跡に行ってきた。
1587年(天正15年頃)北条氏康の三男氏照が築城し本拠としました。本城である小田原城の支城であったと。
秀吉の天下統一の過程「小田原の役」で、秀吉の軍勢、上杉景勝、前田利家、真田昌幸らの連合軍1万5千に攻め立てられ、わずか1日で落城。嗚呼、無情。
北条家が敗北後、家康が領主となり廃城となった。廃城後、ほとんど手付かずだった為、石垣などの遺構が多く残っていたようです。まだまだこれからの調査で解明されるものが眠っているようです。
山城であった八王子城は、山麓に御主殿(御殿)の郭を造っていたのですが、現在御殿跡周辺が発掘後に整備され、石垣が復元されています。関東の城では石垣を築いたものは少ないのですが、戦国期にこのような立派な石垣を築いた城というのは、いかに北条家の築城技術が高かったのかという証明になりますね。発掘された物には、茶道具などもあり、御殿には庭もあったというから、戦のない時は意外と風流な生活を営んでいたようですね。
御主殿跡の下には滝があるのですが、落城時に氏照るの正室比佐をはじめ、婦女子は自刃したり滝に身を投げたそうです。滝は3日3晩血が流れたそうです。
山頂の本丸へは険しい山道があり、今日は体力と時間に不安があり断念。またの機会にしたいと思います。
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