「下妻のジャスコにはなんだってある、東京のパルコ以上だ」(映画「下妻物語」)
この強烈なセリフを聞いて、正直言って住みたくないなと思った私が
なぜか今ここに住んでいる。
下妻物語の感想をネットで調べると、田舎っぽさを揶揄する文章が多いのが目に付く。
なるほど、外から下妻はこんな風に見られているのだと苦笑する。
どうせ日本の街の多くはどんぐりの背比べだろう。
似たり寄ったりの街の作りと、似たり寄ったりの商店街。
でも、他の人がどう思うかは別として、私はこののんびりした穏やかな街が好きだ。
大都市が失くしたものがここにはある。
それは一度失くしたら容易には取り戻せないもの。