フェルナンド・ロダス (歌手) ／ラ・フアン・ダリエンソ La Juan D’arienzo（楽団）2023.2.1 東京文化会館

みなさんこんにちは、長浜奈津子です🌸

友人のご招待で、ラ・フアン・ダリエンソ楽団のコンサートにいってきました。ダリエンソのお孫さんのファクンド・ラサリがマエストロとして率いる若手の人気楽団です。独特なスタイルを踏襲してエネルギッシュに演奏していました。8年前、2015年の来日時にも、中野サンプラザへゆきましたが、その時と同じバイオリニストの方が中野で演奏していた姿を思い出しました。あれは冬でした。

客席と舞台が近い会場で聴けたらいいのにな、と思います。
例えばこんな__楽しいでしょうね。


https://www.youtube.com/@mapix63 このチャンネルの中から見つけました。
再生リストの@zoo を探してみて下さい。

でも__ 2023年2月の夜。コロナで自粛続きだった日本。東京文化会館の大ホールはお客さまで埋め尽くされていました。プログラムも『Desde el alma』『Felicia』初め古典タンゴのナンバーが続きます。ダンスも３組で華やかでした。

__ 私は2005年にブエノスアイレスの『ミケランジェロ』というお店で（ピアソラのミケランジェロ70'、という曲名になったお店です）名前は覚えていませんが、ダリエンソ・スタイル楽団の演奏を聞いたことがあります。年齢がもっと高い熟練の音楽家で見事に演奏されていました。これは、たまたまでしょうけれど、コントラバシストの方が左手の指2~3本に白い絆創膏(?) をぐるぐる巻いていて、ダリエンソ・スタイル演奏だから皮が剥けちゃうのかな… と思ったことを思い出します (違うかもしれませんが）。ライブレストランでの演奏、ほんの目の前ですので、音楽がこちらに迫ってきて音にまかれる感じでした。


〜コンサートの感想〜 ＊私の主観です。ガイドではありません。

＜演奏＞
『Derecho viejo』というアローラスの曲、『Loca』が、この楽団によくあっていて印象に残りました。他には、スタイルの色が強い中で『Cumbia milonguera』が違った雰囲気をたてていて、耳に面白かったです。


＜歌＞
今回、歌手はフェルナンド・ロダス Fernando Rodasさんが来日。この楽団ではいつも歌っているようです。華やかなダンスも３組いる中で、歌手はひとり、フェルナンドさんが歌われていました。私には『Remembranzas』が印象に残りました。

神格化されるフリオ・ソーサのそれとは違いますが、Fernando Rodasの歌、声は古典タンゴの香りに溢れています。「Esto es Tango」ぜひお聴きになってみて下さい。
＊La Juan D'arienzo-Remembranza-Fernando Rodas-Valetango Portland 2019　←検索してみて下さい♪

日本人は「カンソネータ」が好きなのでしょうか、プログラムでよく見かける曲です。というか知っている曲を聞くのが好きなのかも。でも、日本人に合わせてというよりは、歌い手にも演奏家たちにも心に染みる歌で、それが私たちにも届くのかもしれません。ブエノスアイレスは移民の国。イタリアへの思いを歌った歌です。


＜いろいろな楽団、日本の演奏家・楽団を聴きたい＞
これからもいろいろな楽団を聞きたいです。そして___ 日本には優れたタンゴ演奏家、楽団があります。そんな音楽家たちが、今よりもっともっと表舞台に立つ姿をみたいと思う夜でした。



2023/2/1(水)18:30 開演 ( 17:30 開場 )会場：東京文化会館　大ホール (東京都)
ラ・フアン・ダリエンソ　民音タンゴ・シリーズ〈５２〉

“電撃のリズム”再来「ラ・フアン・ダリエンソ」 | 民音タンゴ・シリーズ＜52＞

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大切にしている、タンゴ詩集本🌸



最後までお読み頂きましてありがとうございました。

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