先日、船橋市文化事業にて、岡本かの子 『鮨』 朗読公演をおこなってきました。1時間程の演目でしたが、皆さん静かに 耳をかたむけて下さいました。なんど読んでも気に入っている作品で、「ともよ」と「湊」との心の交流も良いですが、下町の鮨屋でのお客さんの様子、活気を読んでいるととても楽しいのです。そしてあのお鮨のくだりも素晴らしい。今年7月1日にも、この作品で北海道函館市でも朗読会をおこないます。
<『鮨』あらすじ>
『福ずし』は、東京の坂の多い街にある。古くからある、普通の鮨屋。客あしらいも慣れて、両親の店の手伝いをしている看板娘「ともよ」には、店の客で気になる存在があった。それは、十人十色店の個性的な常連客に「先生」と呼ばれる「湊」だった。 ある日、町中で二人は偶然出会った。いつも湊のことが気になっていたともよは「あなた、お鮨、本当にお好きなの?」と問いかける。そして湊から「鮨」にまつわる、母との想い出話を聞く。『鮨』は湊にとって特別の食べ物であった。母親が幼い息子の口にはこぶ鮨はどんな味がしたのでしょう。じわりと心に沁みわたる、岡本かの子の短編小説。
<岡本かの子>
岡本かの子は、明治から昭和にかけて活躍した小説家、歌人。東京都港区青山生まれ。跡見女学校を卒業。夫は漫画家の岡本一平。息子は芸術家の岡本太郎。若年期に歌人として活動。その後に「仏教研究家」として知られた。小説家デビューは晩年。『鮨』は、岡本かの子が永眠するその一ヶ月前に、昭和14(1939)年1月『文芸』に発表されたとのこと。
<岡本かの子の家族>
夫:岡本一平(おかもと いっぺい)1886年(明治19年)6月11日 - 1948年(昭和23年)10月11日)
日本の画家・漫画家・文筆家・仏教研究家。朝日新聞で"漫画漫文"という独自のスタイルで人気を博す。妻は歌人・小説家の岡本かの子。長男は芸術家、岡本太郎。かの子の敬慕者で愛人でもある堀切茂雄を一平の公認で自宅に住まわせていた。
息子:岡本太郎(おかもとたろう)1911年(明治44年)2月26日-1996年(平成8年)1月7日)
日本の芸術家。1930年から1940年までフランスで過ごす。母・かの子は、大地主の長女として乳母日傘で育つ。若いころから文学に熱中した。 かの子はお嬢さん育ち。家政や子育ては全く出来なかった。岡本が3~4歳の頃に、母にかまって欲しさにかの子の仕事の邪魔をすると、彼女は太郎を兵児帯で箪笥にくくりつけたエピソードも。
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『赤毛のアン』村岡花子訳誕生70周年記念朗読シリーズvol.1 、第一回目の配信✨ご視聴くださった皆様、ありがとうございました。ぜひ、次回の公演もお聴きいただけますようよろしくお願い致します。
<第2回目の配信は、4月2日(日)10時〜 2週間、4/16まで、お聴き頂けます>
第2回配信チケットはこちらから、ご購入できます。
『赤毛のアン』村岡花子訳誕生70周年記念朗読シリーズ 全10回
4月の配信プログラム。
第五章 アンの身の上
第六章 マリラの決心
第七章 アンのお祈り
第八章 アンの教育
皆さま、どうぞお楽しみに!
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『赤毛のアン』村岡花子訳誕生70周年記念朗読シリーズ 全10回
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
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