皆さんこんにちは、長浜奈津子です🌱
9/14 (土) 渋谷さくらホールへ「9人の DIVAがあの名画のヒロインを歌う」を聴きにいきましたが、そこでサヘル・ローズさんがご出演されました。
歌わずに、ご自身が初監督をされた映画についてお話しされました。
サヘル・ローズさんのシネマトークで、大きく心を揺さぶられました。
ご自身の生い立ち、映画「花束」のこと。
ある出演者のひとりについて…喉を詰まらせお話下さった。
それについては、私のブログで話すことではないと思いますので、黙した方がよいとおもいます。
この映画は、配給がなく上映機会を少しずつ増やしているそうです。
児童養護施設で育った8人の若者たちの記憶を辿る物語で、それぞれ本人が出演して語るものです。
私はまだ拝見していないのですが、この映画、ぜひ観にゆきたい。
配給はなく、上映の機会が少しずつ増えているようです。
<サヘル・ローズさんについて>
こんなブログをみつけました。
サヘルさんは、子供の時、戦争でご両親を亡くされています。
八才の頃に養子縁組で日本に来られたのだそうです。
<歌手である前に、人間であること>
サヘル・ローズさんの映画に出会うきっかけは…
「9人の DIVAがあの名画のヒロインを歌う」というコンサートでした。
歌を歌う前に、人間であること。
これは、俳優である前にどういう人間であるか、と若き頃に教えて頂いた言葉と同じです。
スターの歌手の方達がお出になられたのですが、皆さんプロとして歌の華で舞台を輝かせていました。
一つ前のブログで、杉田真理子さんの歌はいつも、白銀のオーラをまとっています、と書きました。本当に繊細でお優しい方です。声にお心が映っていると思いました。
「ひまわり」の歌が素敵だったのは、やはりそのためです。誰が歌っても同じではない。心から、ウクライナ大地を想い平和を願っていると、届きました。
そして、古坂るみ子さんは、よくステージの中や、日常の会話の中で、慈愛に満ちた表情をされます。「音楽劇 人形の家」から、いろいろお付き合いさせて頂く中で、そんな瞬間によく出会います。情が深い。見捨てられない。ユーモアに溢れている!美味しいものが好き。
"女優さん” とステージで紹介されてこれだけ美しさで期待を裏切らない新劇女優 はいないのでは…と書きましたが、やはりそれも同じこと。内面が美しさとして現れるのだと、思いました。
るみ子さん「泣かないでアルゼンチーナ」本当にエビータ役を、やったらいいのに… 観たい!
心の動くことに対して、一歩踏み出すということは大切なことなのだなと思います。
コンサートに行って、この映画に出会えました。
また映画という表現で、世の中にこういうことを伝えられると、
今さらながら、映画・音楽…の素晴らしさが、心に深く響きました。
もちろん演劇もアートも心を大きく動かす全ての芸術は素晴らしい。
サヘルさんはこのコンサートに寄せて、最後にこのようなことを仰っていた。
「現実とは違う世界へ、心を動かして音楽を楽しめる。今日のような日は素晴らしい。とても幸せなことだと思います。これが当たり前のことであってほしい。愛を知らないで、心を動かすことを知らないで、不安や恐怖の中で、生きてきた人たちがいる。この事実を知ってほしい…」
一人一人の存在は花、皆んなで集まると花束となる。
この映画の題名の由来、とサヘルさんのお話で伺いました。
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皆さんもぜひこの映画をご覧下さい!
最後までお読み頂きましてありがとうございました。