境界線上のホライゾン シーズン

境界線上のホライゾン シーズン DVD情報

北米版での標準、1枚目に９話、２枚目に残り（プラス特典映像）という仕様。
画質音質は、感動するレベルじゃ無いですが、日本版と比べたわけじゃないのでよく分かりません。
画面上の小さな文字も読めるので不満はありませんでした。

特典は、極東なるほど講座 其の1。
番宣（放送前と放送中）。
プロモ映像。
字幕なしのＯＰとＥＤ。
ってとこです。

原作既読の人向け、あるいは原作に誘導するタイプのアニメです。
もう、潔いほどにＰＶとして割り切ってます。
１回見ただけでは、世界観やら登場人物の属性、相関関係などが理解出来ませんでした。
セリフで聞いても、文字が分からなければ何の事やら？？
「こうかいどおり」「こうしゅかくし」「たいざいぶそう」「しんかくぶそう」「ぴーえーおーでぃーえー」

でも、とてもテンポが良い作品なので、多少分からなくてもイライラする事は無かったです。
原作を読んでもっと理解したい、と素直に思える作りだと思います。
原作の物量に挫けた方は、みんなの味方「ウィキ」に頼りましょうｗ

価格は、北米版の常で安定しません。ボクが買ったのは送料込みで４,５００円。次の日４，２００円でした。
が、どちらにせよ初回版の１巻とほぼ同じ値段で、全１３話が見られるのは有り難い事です。

※追記※
ミスチョイスさんも仰ってますが、７話の画質が途中（始まって１０分）からかなりギザギザになります。
初見の時は話について行くのに必死で気づきませんでしたｗ
７話のみの現象ですが、気にしだすとモヤモヤします。
画質に拘る人なら国内版を買ってるとは思いますが、念の為に追記しました。

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レ・ミゼラブル

レ・ミゼラブル

   全編口パクなしのライブ録音。
　今までのミュージカル映画とは一線を画すというか、その既成概念を打破する素晴らしい作品です。
　全編、歌で綴られています。
　冒頭の囚人たちの歌から最後まで、その迫力に圧倒され、画面に釘付けでした。
　ジャン・バルジャン役のヒュー・ジャックマン、そして、憎らしいジャベール役のラッセル・クロウ、哀しい娼婦フォンテーン役に体当たりで臨んだアン・ハサウェイはもとより、コゼット、マリウス、テナルディエ夫妻、エポニーヌ役の俳優陣、みんな素晴らしい歌唱力、演技力でした。
　特に良かったのは、ヒュー・ジャックマン。ジャベールの影に常に怯えながらも、多くの弱者に手を差し伸べ、娘コゼットを愛する。人間の感情「喜怒哀楽」を表情で、体で、歌で、すべて表現していました。
　驚いたのは、アン・ハサウェイ。長く美しい黒髪をバッサリ切り、元々スレンダーなのに、役に合わせてすごい減量をし、お嬢様女優から一気に演技派女優に脱皮した感があります。彼女が歌った「夢やぶれて」もすごく感動しました。
　マダム・テナルディエを演じたヘレナ・ボナム＝カーターは、存在感がありますね。「英国王のスピーチ」以来、特殊メイクしていない彼女を観ました。
　格差社会、貧困が生み出した小さな罪。
　圧倒的な武力で制圧しようとする軍と戦う学生たちの悲愴な決意と行動。
　いざとなると、彼らを見殺しにした民衆たち。
　罪とは何か。
　人が人を罰せられるのか。
　贖罪とは？
　多くを考えさせられる映画でした。
　マリウス（「マリリン７日間の恋」で好演したエディ・レッドメイン）が「僕が死んだら、コゼットは涙を流してくれるだろうか…」と言うシーンから涙腺は緩みっぱなし。嗚咽を堪えるのに苦労しました。
　２０１３年の私のベストワンは、この作品になる予感が……。
　是非もう一度、観たい映画です。


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