その仕事、感情労働かも!

我慢や忍耐がストレスな人は要注意

感情労働が発生する職種

2023-09-15 01:26:49 | 制御

仕事の際に起き上ってくる様々な感情を表出させることなく制御するよう求められる労働を感情労働と言い、この感情労働は接客サービスを要するほぼすべての職種に求められる。鉄道業、金融業、ホテル業、小売業などはもちろん、医療や教育、官公庁などでも感情労働は避けられない。感情労働が求められる職種では、サービスを提供する相手である顧客を満足させるためにあるべき振る舞いをしなければならず、これが労働のストレスとなることも少なく無い。理不尽な態度や無理な要求にも冷静に対応しなければならず、日々の感情労働においてメンタルをやられてしまうといったケースも多々ある。

顧客にサービスを提供する職種では当たり前の感情労働だが、これは介護や看護の現場においても同様に負担がかかってくるものだ。介護を必要とする人や患者と接する場合、介護士や看護師は丁寧で優しさのある対応が求められるものの、中には言うことを聞かないわがままな患者等もいるので、振り回されてしまうのだ。感情に振り回され判断ミスや不注意が起きればそれが命にかかわるようなこともあるので、看護・介護業界における感情労働というのはその負担も非常に大きい。常に緊張を求められメンタル面への負荷がかかり、離職に繋がってしまうことも多いのだ。

感情労働のストレスというのはなかなか回復しづらく、蓄積しやすいといった問題を抱えているので、感情を上手くコントロールできないと燃え尽き症候群に発展してしまうこともある。精力的に業務に臨んでいた人が、人が変わったように無気力になってしまうため注意が必要だ。