「しつこく」新×3もろもろ日記

今になって夫が「進撃の巨人」に興味を持ち始めました^^

金子 みすゞ展を見に(犬の写真ちょっと)

2010年12月02日 | その他モロモロ
アイ丸のカットから一週間。かろうじて(?)
美しさ保っておりますアイは水に入りたそうでも
夫が厳禁しまだふわふわのまま。

以前も声はかけてもらってましたが、日曜日に
とあるサービスエリアで更に大勢の方に
声をかけられて「やっぱり美しくトリミング
されてると違うんだ」というのは痛感・・。
顔ぞり部分がトリミング直後赤くてちょっと
痛々しくもありましたが、今は赤みもとれて参りました

トップの写真はドッグランで、ラブラドゥードル
(ラブラドールレトリバーとプードルの間に
生まれた犬種)との2ショットです



ついでに、今月の私のPCの壁紙。カピバラさんと犬♪



さてさて、地元のラジオ局でも宣伝されていて
松坂屋さんで開催中の「金子みすゞ展」を見に行ってきました。
若い男性も(意外?)来ていて割合混んでました。



以前も、みすゞのことはブログで書きましたが、
西條八十にも高く評価された大正末期~
昭和初期の女流詩人です。

もっとも有名なのは「私と小鳥と鈴と」だと思います。
「みんなちがって、みんないい」の一節がよく知られていますね。

私は松たか子さん主演のドラマで彼女のことを知りましたが
解りやすい平易な言葉が使われていながら、物事の核心を
鋭くついた彼女の詩にはっとさせられたものでした。

今回の展示では、彼女の人生・生まれ育った
仙崎という町について(現在の山口県長門市)
そして彼女の詩を愛する著名人による
みすゞ評がたくさん見られました。

松岡修造さんや増田明美さんなどスポーツ選手でも
みすゞファンは多いんですね!リリー・フランキーさんも
ファンというのにちょっとビックリでした。

みすゞは途中から下関に引っ越すのですが
当時の下関は東京に次ぐ都会であったとか。
(細かいことは失念しましたが、中国との航路が
開かれて発展していたそうです)

みすゞの故郷・仙崎は「捕鯨地」として知られ、
捕った鯨をお寺できちんと弔い、鯨の位牌、
過去帳もあったというのには感嘆。
頂いた命を大事にするという精神が息づいていたんですね。

みすゞが小さな生き物も「同じひとつの命」として尊んだのには
生まれ故郷のバックボーンもあるのかもしれません。

まったく私事ですが、みすゞが自殺を図る一日前に
写真を撮りに行ったお店は・・・ずいぶん前ですが
祖父母と下関を旅した時に
「ここでおじいちゃんとおばあちゃんは結婚式をしたんよ」
と教えてもらった「亀山八幡宮」のすぐ横にあったのでした。
展示された写真を見てしばしたたずんでしまいました。

不幸な結婚生活を送り、愛娘・ふさえは夫に渡したくなかった。
身をもって子供を守るためにみすゞは自ら命を絶ちます。
そのことはもうよく知っているのに展示の説明を読んでいたら
いたたまれない気持ちになりました。26歳の若さでですよ。

この展覧会はこの後、東京・横浜・京都をまわり
来年7月長門でも開催されるそうです。

さて展覧会を見終えて、帰る途中見つけたもの。

松坂屋さんの新キャラクター・さくらパンダちゃん。
「~まつぅ」というのが口癖らしいです。(ツイッターもやってる)




横の「エンゼルパーク駐車場」の出入り口で見つけた
信楽焼のたぬきさんクリスマスバージョンです



ちなみに名古屋の市章は丸の中に漢数字の「八」で
まるはちマークとしておなじみなんですが、
その由来で思いがけずここでわかりました



画像に書いてある文章は「一説によれば尾張徳川家の裏紋
『まるはち』と徳川家康のあだ名がタヌキであったところから
まるはち(丸八)マークが生まれたとのこと」

ささいなことですが、得をした気分でその場をあとにしました


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アイちゃん。 (みのり)
2010-12-02 21:14:20
真っ白で美しい姿ですね。
ますます人気者になって、本人(本犬?)も喜んでいるかな。

金子みすずの詩は、初めて知った時、新鮮でした。
物事の見方が柔軟ですよね。
あ、そうかーって。

あまりに早い死が残念です。

信楽焼のたぬきさんまで、クリスマスバージョンなんですねー
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そうですね(笑) (のら)
2010-12-02 21:21:08
大勢の方に声をかけてもらうのは嬉しいと
思いますよ~。先日のサービスエリアでは
私たちは食事しようとしてたんですが
声をかけてもらい、一時中断
食べるタイミングが難しいなぁとも思いましたがなんにせよありがたいことです

みすずさんの詩は教科書に載って一躍
有名になったんでしょうかね?

今回知らない詩もたくさん目にしましたが
他の人が見過ごしてる点を彼女はしっかり
とらえてるんですね。天才だと思いました
長生きしていたら・・と思うと惜しいですね。どんな詩を残してくれていたかなぁ。

このたぬきは普段からいるのかなぁ。
はじめて見かけたので新鮮でした(笑)
返信する
恥ずかしながら・・・ (ごーちゃんママ)
2010-12-02 21:28:27
金子みすゞさん、知りませんでした。
個人的にはリリー・フランキーさんが好きなので(『東京タワー』を読んで泣いたものです・・・)興味があります。

今度ゆっくりネットで調べてみます。

アイさん、いつ頃になったら「もこもこさん」になるんですかね~?
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いえいえ (のら)
2010-12-02 22:31:16
超有名という方でもありませんので・・
私は松さん主演のドラマ見てなかったら
知らなかったと思いますよ。

実の弟とあまりにも仲がいいために
親が心配して無理に彼女に縁談をすすめた
といういきさつもあるらしいんですよね。
当時としてはお見合いは珍しくなかったとは
思うんですが。

大勢の著名人がみすずを評して文章を書かれていましたが、中でもリリーさんのものが一番的確でみすずへの思いも伝わってきました。自筆の文章はちょっと読みづらくもありましたが、「おお!」と感心しつつ拝読しました。

私は「東京タワー」原作は未読ですが、映画は見に行きましたよ。泣けましたね・・・

金子みすず記念館もありますので、もしよろしければリンク先をごらん下さいm(_ _)m

http://www.city.nagato.yamaguchi.jp/misuzu/

アイはいつになったら元に戻るんですかね~?相当かかりそうな気もするけど。。やはり一週間たち、当初のようなふわっふわ感は若干減ってきた気はしますよ!
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みすゞ展 イイな♪ (るど)
2010-12-02 22:40:52
鹿児島でも開催されるとうれしいけど。
ちょうど小学校の役員(広報)をやってる時に
みすゞの「みんな違って みんないい」のフレーズが
注目されてました。ホントに優しい作品がいっぱいですね!

信楽焼のたぬきサンタさん 味があるわ~(^o^)
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ですよねぇ・・・ (のら)
2010-12-02 22:58:20
もし鹿児島で開催があるなら、るどさん行かれるかな?って見終わった後に「この後どこをまわりますか?」とスタッフさんに聞いたところ、ブログに書いた4箇所でした。残念・・・

スタッフさんに声をかけた手前、みすずグッズを買おうかなとクリアファイルや一筆せんなど見たんですが、申し訳ないけど今ひとつ自分の好きなデザインがなくてその場をあとにしました。

「みんな違ってみんないい」のフレーズは印象的ですよね!最初に知った詩がこれなので、「ああそうだよな、そのとおりだよなぁ」としみじみしたのを思い出します。

信楽たぬきのサンタさん、ちょっと面白いなぁと撮影しました。

駐車場で来る場所じゃないので普段気にしないスペースだったんだけど、あんなところにたぬきさんがいたのかぁ・・赤い衣装が目を引いたんですかね。こんな発見もみすず女史のおかげかな(笑)
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つぶやき (みか)
2010-12-03 13:11:33
犬のTwitterがあったよ

http://www.furpeace.com/
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ありがとうございます (のら)
2010-12-03 14:38:48
もうやってます(^^)
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詩の朗読会? (なま・けもの)
2010-12-03 20:37:36
NHKの夕方のニュースなどで時々
取り上げられてるんですよね。
あの正しい呼び方は知らないんです、
でも「言葉の格闘技」みたいな。
1対1で、お互いが作ってきた詩を
朗読して、それを見たり聞いたりしてる
人達がジャッジを下すってもの。
男女共に若い方に流行ってるみたいです。
前フリが長くて申し訳ないですが、
そんな訳で「金子みすゞ展」も
大盛況なのかなぁと。
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そうなんですね! (のら)
2010-12-03 20:48:04
以前に邦画で「恋は五・七・五!」ってありましたが、夜中のドキュメンタリーで、高校生の俳句大会の模様も見たことがあり。詩の朗読会も話題になっているとは知りませんでした。そういえば大分前ですけど「叫ぶ詩人の会」っていうユニットもあった気がします。

おっしゃるとおり、そんな要素もあってみすずさんがクローズアップされてるのかもですね。彼女も仲良しの男の子(恋人でなく)と詩作をしあった愉しんだということですから(^^)

私は詩にしても短歌にしても短い言葉で表現する力がまるでないので、そういうものが作れる才能のある人をとても尊敬します。
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