鏡

ふと気付いてみると、最近は月曜の朝であっても元気に過ごせてます。
薄皮を剥がすように、移動後、1年かけて少しづつ元気になってきたなと実感していたのですが、最後の関門は気がつかないうちに一気に通り抜けたみたいです。まだまだ万全とは言い切らない方が良いのでしょうが、感覚的には全く普通です。新しい職場で自分の居場所を見つけられた会社においては、今までにも無いくらい前向きな私が居る気がします。昇進を断らせてもらったりと、今以上に責任が重くなる事を避けさせてもらっている事が大きい事も判った上で、今の環境に感謝したいと思います。

自分なりに分析してみると、相手に気兼ねする事無く仕事が出来ている事が大きいですね。今までは、態度が大きい人、役職が高い人、面識の薄い人、などと仕事をすると、良く言えば腰が低く、悪く言えば対等に仕事が出来ていなかったのですが、これが堂々と出来る様になってきたのです。昇進した後、交渉する対象が上下左右に拡大したことに耐え切れず沈没してしまった事が、病気になった原因の一つと思っていますので、これが気にならなくなった事は再発防止に向けて耐性が出来たと安心していいのでしょうね。
今の仕事の性格上、今までだと予約しないと話も出来なかった様なエライさんと日常的に仕事をするようになった事、今までは遠くから眺めるだけだった秘書を部下にして日常を仕切るようになった事、この２つが大きい事は間違いないでしょうね。この２つのストレスから比べれば、大方のことは大した事ではないのです（笑）。

こうして、日常のやり取りの中で交渉する相手のプレッシャーに気持ちが左右されなくなってみると、仕事もずいぶんと楽になるもんです。相手にも、この私の気持ちの持ち様は伝わるのでしょう、逆に理不尽な文句を言ってくるオッサンも皆無になりました。相手は自分の鏡だと言うのは本当ですね。

カミサンに言わせれば、「昔は不良にからまれても、やり返せそうも無かったけど、今は相手が避けて通りそうよね。」だそうです。想定外です（笑）。