今回は、e☆イヤホン秋葉原店でスポーツ向けイヤホンの売れ筋を取材した。スポーツイヤホンはワイヤレスタイプが主流になってきており、新作も大半がワイヤレスコーナーに並んでいる。同店広報の松田信行氏は「音質が良くなっているのはもちろん、バッテリーの持ちも良くなってきているので、新しいのを試してみようという需要もありますね。夏に向けて伸びています」と話す。近々の売れ筋ランキングは以下のとおりとなる。上位5モデルはすべてワイヤレスで、3位には左右独立型の「Rio 3」ロレックス 腕時計がランクインするなど、新しい潮流を感じさせる並びとなっていた。5位の「RELAYS SPORT Wireless」のように、カラーリングを含むファッション性が重視される動きも見られる。モデルごとの人気の理由は次のページから追っていこう。
※掲載している価格は2017年6月7日15:30時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見ていただきたい。
1位となったのは、Skullcandyの「XT FREE」だ。2016年9月に掲載した「スポーツ向けイヤホン、音質重視のワイヤレス式が人気」の調査時にもランクインしていたモデルで、ロングヒットの理由に松田氏は実用性の高さを挙げる。
http://www.wtwht.com/gallery-87-grid.html
「フィンで耳の内側からしっかり固定するだけでなく、イヤーピースに水分が含まれると抵抗値が増す素材を使っていたりして、取れにくいのがポイントですね。加えて、装着していても外の音が聞こえるようなイヤーピースも付属しているので、何かと安心して使えるんですよね」
加えて、同社ならではのファッション性とメリハリの利いた音づくりがある。「スポーツイヤホンは全般的に重低音重視といいますか、リズムがズンと入ってくるような音づくりにする傾向がありますね。そのあたりのノウハウを蓄積しているメーカーですし、ブランド力も高いですから、相乗効果で売れていますよね」
続く2位は、JBLの「Under Armour Sport Wireless」だ。こちらも約8時間の連続再生が可能なロングバッテリーと、運動時の外れにくさが武器になっている。「耳の穴の中で手前に軽く回転させることで外れにくくする構造になっていて、けっこう激しい運動でも気にせずにいられます」
そのうえで、IPX5等級の防水性も人気を後押ししている。「すべてのモデルがIP(International Protection)コードを公開しているわけではないですが、ここを比較して買われていくお客さんは多いですね。IPX5等級以上の製品ならば、小雨が降っていても安心して使えますから」
3位は、ERATOの「Rio 3」。ランキング上位のなかで唯一の左右分離タイプだ。ドライバー径は14.2mmと大きい。内蔵バッテリーも大きめで、音楽なら連続再生6時間、通話なら連続8時間も駆動する。
「イヤホン端子を省略したiPhone 7が登場する前後から注目度が高まっている左右独立型ですが、比較してみるとバッテリーの持ちが短いものが多いんですね。Rio 3なら6時間使えるということで、普通のワイヤレスイヤホンとそん色ない持ちになっています。左右分離タイプとしては手ごろな価格(税込み9600円)も、防水性と同じく評価が高いですね。加えて、耳にしっかりと固定できる構造から安心感も高く、スポーツ用として安定して売れています」
4位は、JayBirdの「X3 Wireless」。ランキング上位のなかで最高額(税込み1万8230円)のモデルだが、連続8時間再生や防水性、装着性などの総合的に優れたスポーツイヤホンとして、男女問わず知られた存在になっているという。
なかでも魅力なのは、スマホアプリ「MYSOUND」との連携だとか。「アプリによって、低音域から高音域まで音の出方を細かくカスタマイズできるんですよね。ボーカルをじっくり聴きたいなら中音域を強めたり、リズム重視でいくなら低音をガンガン鳴らしたり。かなり幅広く動かせるうえ設定を保存できるので、指名買いされています」
5位に入ったのは、SOL REPUBLICの「RELAYS SPORT Wireless」。本体重量が14gと軽いにもかかわらず、8時間再生とIPX4等級というバランスのとれた仕様になっている。ミントやレモンライムなどのパステル系のカラーバリエーションが女性に好評だという。
「スポーツイヤホンは意外とパステル系のカラーバリエーションがなくて、見た目でこれを選ぶ人もけっこういらっしゃいますね。ロレックス 腕時計色だけでなく、リモコン部分までデザイン的に突き詰めているので、そういう姿勢がファンを集めているのかもしれません」|
http://www.wtwht.com/article-188.html