☆ Health Express ; 吉田尚弘 医師 ;
「 糖質制限 」 、は、 何人もの医師が紹介し、 国内で広めていますが、 それぞれに、 糖質制限のやり方 ( どのぐらいを、 糖質への摂取を抑制すればいいか ) 、が、 異なります。
このために、 複数の意見らを読んで、 混乱される人たちもいます。
今回は、 代表的な、 3つの糖質制限を比較してみたいと思います。
釜池式断糖食、江部式スーパー糖質制限、山田式ロカボ
最初は、「 釜池式 断糖食 」 、です。
日本で最初に、 糖尿病への治療に、 糖質の制限を使いだしたのは、
整形外科の、 釜池豊秋先生です。
釜池先生は、 「 糖質摂取なんて、百害あって、一利なし 」 、 という、 考えのもと、 食材から除け得ない、 ごく少量の糖質以外は、摂らない、 食事法を推奨されます。
釜池式糖質制限では、 「 食事の1回当たりの、 糖質摂取は、 5g 以下、 1日に、トータルでも、20 g 以下 」、 です。
さらに、 「 筋トレ + 有酸素運動 」 、 といった運動を組み合わせる、 「 釜池式+α 」 、 の有効性も説かれています。
次に、 「 江部式スーパー糖質制限 」。 糖質制限を日本中に広めたのは、 漢方医学に詳しい、 京都の内科医の、江部康二先生でした。
2005年に、 『 主食を抜けば、 糖尿病は良くなる! 糖質制限食のすすめ 』 ( 東洋経済新報社 ) 、 という本が、 ヒットしています。
この方法は、 釜池先生の考え方を基にしたものですが、 糖質制限は、 現実的な数値までに抑えています。
江部式 スーパー 糖質制限 、 では、 「 食事の、 1回当たりの、 糖質摂取は、 20 g 以下、 1日に、 トータルで、 60 g 以下 」 、 です。
糖質を制限するのを、 1日に、 2回 ( 晩御飯では、 必ず )、 あるいは、 1日に、 1回 ( 晩御飯でだけ )、 という、 「 スタンダード糖質制限 」 、や、 「 プチ糖質制限 」 、も、 提唱されています。
糖質制限するのが、困難、 もしくは、 軽症の糖尿病や予備軍の場合は、 これも、有効とされています。
最後は、 「 山田式ロカボ 」、です。
山田悟先生は、 日本糖尿病学会の中心メンバーで、 早くから、 糖質制限の有効性と理論的な正しさに目を付けられ、
北里大学の糖尿病医療センター長として、 積極的に糖質制限を推進されています。
「 医学には、エビデンスが大事だ 」、 との信念のもと、 日本人における糖質制限食の安全性と有効性も、 自ら、証明されました。
山田先生の指導される糖質制限では、 「 食事の、 1回当たりの糖質摂取は、 20 g 以上で、 40 g 以下、 1日に、 トータルで、 60 g 以上で、 百30 g 以下 」 、 という、 糖質への摂取量で、
「 low carbohydrate ( 低 炭水化物 」 、 から取って、
「 ロカボ食 」 、 という言い方をされています。
・・糖質摂取量が、 なぜ、ひとりひとりの医師によって異なるのでしょうか?。
釜池式は、 「理論上の理想値」を追求しています。
人間の脳と赤血球が、 1日に必要とする、 百30 ~ 百50 g 、の、 ブドウ糖、 の、 すべてを、 我々は、 自分の肝臓で、 作り出すことができます。
≒ 糖新生 。
つまり、 理論上は、 糖質を食べなくても大丈夫だから、「断糖食」なのです。
また、 釜池式実践者の多くでは、 その血潮の中の、 ケトン体が基準値を超える、 「ケトーシス」、という状態になります。
この状態では、 体細胞の多くが、 「 糖質エンジン 」 は、ほとんど使わずに 「 脂肪酸エンジン 」 で回っているので、 体脂肪は、 たまりにくい。
さらに、 この状態は、 がん細胞の増殖を抑える上でも有利だ、と考えられます。
それらを考えると、 釜池式の断糖食を実践できるようになっておいて、 損は、 ありません。
江部式は、 釜池式よりも、 糖質制限がゆるくなります。
外食やコンビニ食も利用し、 糖質を少量を含む食べ物も、 OK 、 なので、 実践が容易です。
1回の食事での、 糖質の摂取の、 20 g 、 は、 多くの方々で、 食後高血糖の起こらない数値で、 人によっては、 ケトーシスにもなりうる摂取量です。
実際に、 江部先生が、 ご自身と、自分の病院で栄養指導していかれる上で、 現実的な対応をして、 この量に落ち着いた 、 と、考えますが、 次の山田先生の基準と照らし合わせてみると、面白い数字です。
山田式のロカボは、 「 糖質制限 」 、 というよりも、 「 低 糖質 」 、 です。
そして、 上限の、 百30 g 、 と、 下限の、 60 g 、 が決まっています。
上限は、 脳の細胞、と、 ミトコンドリアの無い、 赤血球 、 とが必要とする、 ブドウ糖の量で、
何らかのトラブルで、 肝臓が、 糖新生をできなかった場合の、 「保険」のような、 摂取量になります。
また、 1回に、 40 g 、の、 糖質への摂取で誘導される、 高血糖なら、 許容範囲というのが、 山田先生の判断です。
さらに、 山田式では、 1回当たりの、 糖質への摂取の、 下限の、 20 g 、 1日に、 60 g 、 を設けています。
これは、 輸液 ( 点滴 ) だけで、 絶食している人が、 ケトーシス 、 にならない、 最低の、 ブドウ糖の投与量に該当します。
つまり、 山田先生は、 ケトーシスは、 回避すべきだ、と、考えています
( この問題の詳細は、 別の記事で、 お伝えしたいと思います )。
「理想的」なのは、 糖質制限のメリットを最大限に得ることを目指す釜池式です。
運動習慣があり、 筋肉のある人、中でも、 長距離を走る、 長時間を泳ぐ、 などの、 有酸素運動の習慣のある人には、 ベストチョイスだ、と思います
( 筋肉が、 モリモリで、 瞬発力の必要な、 格闘技系の人には、 不向きかもしれません )。
また、「がん」が心配な人には、 理論的に言って、一番のお勧めです。
ただ、 いきなり取り組んでも、 うまく続けられない人が、 ある程度は、 いらっしゃるかもしれません。 乗り越えることができた人は、 快適に過ごせる方が、多いようです。
「現実的」なのは、 数多くの人が挑んで、成功している、江部式のスーパー糖質制限です。
糖質への依存性を絶ち切りやすい、 万人に適している制限量だと思います。
実際に、 先の、 『 主食を抜けば、 糖尿病は良くなる!。 糖質制限食のすすめ 』 を読んだ人の実績数で言えば、 日本で最も成功事例の多いやり方でしょう。
運動習慣のない、 肥満のある、 2型糖尿病の中年男性には、最もお勧めです。
ただ、 「 簡単、 食べ放題 」 、とか、 「 主食を抜くだけで 」 、 という、 キャッチフレーズが誤解を招きやすくて、 自己流に改変して、失敗する人もいます ( 余りにも、糖質を大量に食べたり、 逆に、 カロリー制限や、脂質制限と組み合わせる人たちです ) 。
最低でも、 3回は、先の本を通し読みしてから、 取り組んでください。
「 安全第一 」 、 なら、 最初のハードルが、 一番に低いのは、 山田式のロカボ 、 です。 スムースに始められます。
糖質制限をしていない家族員ら、 と、 フルコースのディナーも楽しむことができます。
また、糖質制限に反対する先生たちが 「 ぎりぎり譲れる糖質制限 」 、 が、 これでしょうから、 糖尿病で、 通院治療中の患者さんも始めやすい方法です ( ただし、主治医と相談して下さい )。
若い女性、 痩せている方、 太っていても、体力のない方、 引きこもって、 菓子パンとカップ麺ばっかりを食べている、 糖質生活な方にもお勧めです。
ただし、ある程度の糖質を食べながら、 制限するのには、 強い意志も必要です。
さらに、がんの人や、機能性低血糖の人、重症糖尿病の人などの、 「 食後高血糖を絶対的に回避すべき人 」 、 には、 糖質摂取量が多すぎる、と私は思います。
文 ≒ 吉田尚弘 医師 。
☆ より、 炎症を成さずに、 細胞の膜、などを構成する、 オメガ 3 系 、の、 脂肪酸、の、一定質量、を、 飲み食いなどして摂取し続けると共に、
タンパク質ら、と、 ビタミンら、 に、 ミネラルら、 とを、 健康性を成すのに必要な、 代謝ら、を、 より、漏れを無しに、 完全以上に、 成し続けてゆき得るように、 より、 漏れを無しに、 完全以上に、 飲み食いなどして摂取するようにすると、
糖質を含む物らを、 バカスカと食べる、 という事が、 より、 出来ない状態になる。
卵の十個ほどの、タンパク質らを、 1日で、 摂取すると、 それで、 満腹感が喚起されて、 より、 食べられない状態になるので、 糖質を制限してよい、 多数派な、 体質なり、 遺伝系統なり、の、 人々は、 高 タンパク 食 ➕ 高 ビタミン ・ ミネラル 摂取 、 を、 より、 きちんと、 行う限りは、 糖質を余計に食べたくなる事を、心配すべき、必要性は、 より、 無い。
☆ 甘味らや 氷も追わす 鉄不足 足らぬ、タンパク 余して、余せ。
☆ タンパク質らを、より、高度に、 飲み食いなどして摂取しようとしても、 より、 食べ得ない、 という人々は、 すでに、 健康性を十全に成し得ているのでなければ、 本来の健康性を成すのに、必要な、 代謝ら、の、 一定度合い以上が、 欠けてしまっており、 それが、 欠けてある内は、 一定度合い以上の、 健康性を成すのに、 必要な、 タンパク質らを、 食べ難く感じられてしまう状態にある、 可能性のある、 人々であり、
その、 健康性を成すのに、 あるべき、 あり得る、代謝ら、を、 復活させる事を意識して、 より、 タンパク質らを食べ得るように、 サプリなどによる摂取を考慮すべくもある人々で、あり得る。