梅にうぐいす

”うぐいすのさえずり”

離職率

2008年11月19日 | さえずり
”離職率”が高いと言われる介護業界です
ただ「離職」と言う言葉は職場を離れるのであり
「業界」を去るということではありません

実際、離職後、フリーターな方も少なく
結局は別の同じ業界内で働いているというケースが
多いのが実態かと考えられます
離職者の内、異業種への転職者がどれ位居るのか?
こうした資料も一度探しておきたい

となると
やはり資格偏重が産んだ歪んだ労働環境も一要因です
とりあえず資格さえあればどこなりと働ける…
そんな思いがあるとしたら
是非リーマンの皆さんに聞かせて上げたい
今度の報酬改定は税金で賄われるのですから
辛抱強く働くリーマンにすればどう感じることでしょう

[介護ジプシー]
私の造語ですが離職ではなくて離業界なら判りますが
きちんとした下調べなど無く就職してから気に入らない…
だから辞めるみたいな方も少なくない

私たち業界も人材不足ですが
面接時にあまりに転々としている方には
業界から去って頂くなど歯止めをしないと
「何でも良い」発想からの脱却が必要

市場原理がそうさせているのでしょうが
介護業界の方々に伺います
仮に待遇を大幅改善すれば喜んでいれるものでしょうか?
不景気な世の中、異業種からの流入も増えてくれば
売り手市場から買い手市場に変わります
そうした方々とのコンペになります
介護業界自体コンペ意識が弱いのでボトムアップが
なかなか働かない
ただいい意味でのコンペが働けば「質」も上がると言えます
研修や教育より効果的かと思います
リーマン同様生活がかかってくるのですから

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そしてコンペに勝てない理由
営業力…自己表現力
モノを売ったりするだけが営業ではありません
サービスに対して対価を頂く
こうした発想とそれらをどう積み重ねるか

今のサービス提供は
放っておいても利用希望があるという
いわば大名商売
営業力が無くなって当然
サバンナで言う草食動物状態化

そこに企業からの転職組(こちらは肉食動物)が来ると
異端の目で見て居た時代もかつては在りましたが
今ではどうなのでしょう

不景気と先行き不透明
新聞・ニュースでも各社下方修正の業績
人員削減、賞与カット…などなど
バブル崩壊以降の低迷振り
私自身もバブル崩壊期に
この業界に映ったパンダです
当時はやはりぬるま湯加減に驚いたのを
覚えています

一緒に報酬改定試算してくれる
パンダ大募集中です
いろいろな数字の見方が出来て勉強になりますからね

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(抜粋)
シスターも「片手に聖書、片手にそろばん」

「米国の宗教系の病院では、多くのシスターが重要なポジションに就いている。
彼女たちに話を聞くと、片手に聖書、片手にそろばんを持っている。
これには驚いた」と、米国の病院経営者の合理主義について触れた。
公立病院に民間の競争原理が入ることによるモラルハザードについては、
「米国は公であろうが民であろうが、民の中の営利であろうが非営利であろうが、やっていることはほとんど同じ。営利と非営利を分けると、営利は金儲けだと思ってしまうが、日本のように区別して考える必要はないだろう」と述べた。

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これから判るのは
合理主義とイコールフッテイングな考え方
さすがアメリカ
日本は医療はアメリカ追従、経済も…
でも福祉介護は欧州
なんか中途半端だなぁ






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