梅にうぐいす

”うぐいすのさえずり”

サ高住の未来

2012年08月19日 | さえずり
先日サ高住がSS営業にやってきました
空室が目立つ大阪方面の業者でしたが
在宅復帰算定の老健にとって悪くないのでは

次の冊子のコラムで書こうと思うのは
老健の在宅復帰の在り方についてです


半ば強引な在宅復帰があるなら
すぐに止めないと老健全体への風評が拡がるからだ

・専任の施設ケアマネ2名
・リハ常勤3名以上(入所)

これが在宅復帰算定老健の人員基準と見るべきでしょう

一部の医師などによるムンテラで
在宅復帰があたかも進んでいるように見える
数字のトリックは長続きするとは思えない


事実老健の7割近くは在宅復帰算定をしていない


その老健は本当に在宅自立援助を目指しているのか?
それとも、施設報酬維持を目指しているのか?を
居宅ケアマネや利用者は見極めなければならない

その指標が先述の人員基準です


ケア・スポット梅津は在宅復帰算定は取っていません

専任ケアマネ3名
リハスタッフ6名  です

算定や加算だけでは見えて来ないケアの質へのこだわりや
安心感の提供と言うのも介護施設の重責だと考えます

単なる報酬ゲームに乗るのは法人理念だろうけど

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サ高住のSS営業
要は空室を使ってほしいということ
その間は老健も在宅復帰した形に為るから算定ギリギリのところは
助けに舟でしょうし
実際自分の法人でこうしたサ高住を別会社でつくり
在宅受け皿の拡張を検討する法人も多くコンサルが賑わってるようです

しかし、これも報酬ゲーム

人はやがてADLが落ちて介護が必要となる
サ高住の入居者の平均年齢は介護施設のそれより若い傾向にある


住み慣れた街や家から離れてサ高住へ移るのか???
元気な内は自分の家で過ごして何ともならなくなれば
介護サービスを!と考える人が殆どでしょう
私たちからすればもっと早く動けばと思う反面
それが現実です。


サ高住を元気な内から選ぶという選択には
子供に迷惑を掛けたくないという親心があるからだ
子供たちが自宅で安心して面倒見るよと言いだせば
サ高住などはあっと言う間に消えていくだろう
「絆」が言われるなら本当の絆はまずは親子愛だともいえる

サ高住の営業先が介護施設側にシフトするのも
こうした親子の絆次第だと考えます

サ高住を象の墓場にしないように切に願う

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