梅にうぐいす

”うぐいすのさえずり”

机上論

2011年05月10日 | さえずり
よく現場からも物言いが起こる机上論
主観だけでなく客観だから…

介護保険10年経過して市内の老健は特養待機施設化しているのが気になります
以前の逓減制がなくなってから無理な運営から徐々に変化してきています
今居るケアマネや相談員が十年前の逓減制時代に生きたとしたら…
現状をどう捉えるかの意識も変わるであろう


100床の老健の在宅復帰率を平均30%とすると
年間360人が在宅へ戻る
その他70%は特養や病院となるか長期化となる

1事業所で360人/年間
市内の老健が40箇所として約15000人が累計で老健経由で在宅へ帰ってることに

一方で京都市内高齢者数は33万人
年間の介護認定者数は6.5万人
出現率は19%

単純に15000人枠に対して65000人となると4倍強の求施設率となります
全員が希望すればの話し
仮に軽度者の施設利用制限が行なわれば
65000人の内半数となり約2.3倍程度のものとなります

老健だけの枠に限っての算定式ですが
軽度者利用の見直しをすれば
ハコモノの必要性が今後あるのか含めて違った路線が見えてきます

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残るは家族側の意識の転換であろうが
これは時間を要する
プロの眼で見れるケアマネが今後どれだけ育成されるかで
施設利用方向も変わってくると思います

要介護4で在宅で老老介護がある一方
要介護1で施設で療養…以前は家族同居

利用者主体というのをもう一度真剣に見直して欲しいケアマネが多い現実

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財源もペイ・アズ・ユーゴーであれば
尚更介護保険利用枠の見直しが必要であろう

同時改定で地域包括ケアの基本が出来て
地域での一体化となるケアの提供が可能となってくれば
施設利用における軽度者の利用制限が次にあっても良いのではなかろうか??

地域包括ケアは軽度者の受け皿づくりの準備と考えると
個人的には納得

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