梅にうぐいす

”うぐいすのさえずり”

介護力不足

2011年05月02日 | さえずり
介護相談を受ける中で多いのが「介護力不足」

”力”というわけだから指標があるのかと思いきや
主観が基本というのも可笑しな話しです
絶対評価ではなくて誰かと比べての相対評価なのでしょう

で、介護施設利用希望
多くが短絡的なプロセスを歩んでいる現状

介護保険と同時に動き出しのがHH2級≒訪問介護です
発足時からすれば利用量は増えていますが
上記のような介護力不足を補うというイメージで
使われているとは思えない

ケアマネや相談員は
何故訪問介護をもっと推奨しないのだろうか??
家族愛の希薄化が進むと
これでは施設がいくつあっても足りなくなる

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利用側の意識も変えなくてはいけません
他人が自宅に上がることを嫌がる民族性
鎖国当時のトラウマ??
閉鎖的な民族性が介護保険での在宅介護を上手く前へ進ませてくれません

老老介護、介護者が病気
こうした在宅での介護をサポートするのが訪問介護
日本の住宅事情も大きく影響している

オープンな訪問介護をはじめ医療やリハビリが行なわれば
老健や特養の存在意義って何なんだろうか??
リハビリ??ケアの質の高さ??
いろいろな角度で介護を見ることも大切です

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こう考えると現在施設を利用されてる方々の入所指標って
変わってきそうな気がします
軽度でありながら家族理由や住宅理由が要因となってる場合
実は本音が別のとこにあるからです

日本人の美徳とでも言うのでしょうか
「言うまでもがな」
勝手に察することでサービスが歪んでいってる事もあるのです
問題の本質を言葉に表現しない、または
ストレートに表現されれば、それに対抗するのが訪問系サービスの一連と思います

地域包括ケアが円滑に動き出す条件で
訪問介護他の充実が上げられるのはこうしたことからでしょう

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