梅にうぐいす

”うぐいすのさえずり”

医療的受入

2011年05月25日 | さえずり
昨日の胃ろうを始め、インシュリンや各種薬剤での
老健での受入困難事例は多く見られています

病院で医療的安定を経て老健へという流れながらも
境界線は非常にグレーです
病院側は逓減あるからデータのみでの判断で
本人や家族のメンタル面までのフォローをして
退院と進んでいないケースも散見されます

メンタルでのフォロー無く老健入所となると
中長期含めたプランも定まっておらず
結果老健長期化が始まることにも

話しを戻しますが
老健の質を見極めるひとつに
医療的受け入れを見ていくことがあります
老健の質と言うよりケアの質です
相談員は看板背負ってインテークに臨みますが
利用方法や概要は雰囲気で掴めても
実際に受けるケアまでもは見えてこないと思います

「そちらは胃ろうの方はいらっしゃいますか?」
おそらくこの質問で良いのではないでしょうか
これだけで全て判るとは言いませんが限られた時間での
質問としてはBetterだと思います

これは介護を目指す求職者の方も使える質問のひとつと言えます

医師・看護師レベルでのケア提供が介護にも大きく影響するわけです

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個人的には
老健での医療的受入レベルの低下が療養型転換含めた療養型廃止が
延び延びとなってる気もします
受け皿(あまり好きな呼び方ではないですが)をどこで請け負うか?
次なる改定で在宅へとなっていますが
24時間訪問や地域包括ケアってのは現実的とは
現時点では思えない
あくまで地域包括ケア元年であり浸透するには時間が掛かるだろう
また教育などで儒教的な思想(親や目上の人を敬う等)を
学校・家庭で同時にしていかないと
施設依存傾向は是正されないと考えています


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大雑把ないい方すれば
アメリカ追従の資本主義、個人主義から
東洋伝統の思想への転換

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老健での医療的受入
協会自体もあまり手を触れていないアンタッチャブルゾーン

なぜもっと検討しないのだろうか?不思議に思う
周辺の事情とかは見えていないんだろうか???
周辺事情、有老や高専賃である

空室を防止する為に有老では胃ろう受入なども
打ち出しているところもあります

こうなると有老と老健が本末転倒に

医療的に軽度者が老健
重度者が有老

これを医師・看護はどう見ているか??です

マンパワー不足ばかりを理由にケアの負担化を避けている「老健」と
積極的な受入を始めてる「有老」
いつまでも護送船団の中で横綱相撲が出来るとは思えません

ボーダレスはもう始まっているんです

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賢明な方はお気付きでしょう
医療的とか胃ろうとか連続して書いていますが
要は「重度者の受入」という国会審議で為されてる内容と同じなんです


在宅で重度者受入に加算、
施設で消極的なら減算

総論でこの理屈を老健がどれだけ早く検討して取り組むか?
各論では各事業所の医師、看護の質の部分の問いかけとも思えます
有老で重度者を積極的に受け入れるのは
こうしたインサイダー情報(公開だけどね)に基づいて
動いているんです
老健と異なり素早い対応です

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