住宅・在宅と括れば
厚労省と国交省の雄となる
老健とサ高住
今のところは線路のような並行線状態
それは介護保険か否かという線引きでしかない
昨今のサ高住の企業努力による低価格化は
個室老健などと大きな差は無い
サービスの質はまだまだな気はします
交わらない線路と書きましたが
交わる動きも出て来ている
ダーウインの進化論を見るようです
在宅復帰算定で老健の報酬単価が決まる改定となった2012年
次なる2015年でもより加速化させて機能と役割を果たす老健へと誘導することでしょう
老健の二極化は既に始まっています
現状15%程度の在宅復帰算定を、国は出だしとしてはまずまずと読んでいるようにも思います
さて本題ですが、
医法、社福老健が今後生き残る中で在宅復帰と言うのがキーになることは周知のこと
一方で強引な在宅復帰や短期間利用となると稼働率や申込み数の減少に繋がりかねない危険性があります
『老健+サ高住スタイル』 が2015年以降で増えていくと個人的には見ています
サ高住が老健の在宅復帰の受け皿となり、ロンダリング機能を果たす
老健~老健のキャッチボールが数年前までは行われ特養待ちでしたが
老健~サ高住でのこうした連携が今後のトレンドになると考えられます
もう少し深読みすれば、老健~サ高住スタイルが確立されれば
残念ながら特養は不要になる可能性も出て来て、特養解体論は加速化するかも知れません
保険内という護送船団から離れ、サ高住と提携する老健は増えていく中
どういう縛りが法的にかかるかも想定しておくことが重要です
「囲い込み」というのは基本NG
ただ、最近の流れはそうでも無さそうだけど...
サ高住と老健の理事名簿や資本関係の証明なども実地指導で問われることも考えられます
この辺はいたちごっこにも為りかねますので割愛します
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老健~サ高住スタイルの流れ
3か月 老健入所
1か月 サ高住
3か月 老健入所
1か月 サ高住
当然、要介護4以上の人はもっと短いサ高住利用で済む
ここには介護福祉で言う環境の変化とか云々は出てこない
事業継続のための手段が優先されるのです
財源誘導による制度の下ではこうした手法が生まれるのも自然に思います
私は否定派ではありません
環境が変化する中でも質の高いケアを提供することは出来るし
いろいろな対応方法はある
ケアマネとして環境変化を嫌うなら在宅でのケアを奨めるべきでしょうし
環境変化もリスク管理のひとつとして提供側は捉えて
利用者、家族の同意と理解をしっかり得ることが必要となります
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