老健と特養
平均要介護度は、どちらが高いでしょうか?
医療的処置など含めてはどうでしょうか?
平均要介護度は、医療看護スタッフが老健より少ない配置の特養の方が上回っています。
特養からすれば
「なぜ老健は要介護度の低い人をケアするのに、それほどのマンパワーをかけるのか」と
言いたいことでしょう
・在所期間→ 特養は終身のため長期化する 老健は転所があるので新規ケースの入れ替え有り
・医療保険→ 老健は丸め、持ち出し 特養は利用可能
老健でも在宅復帰算定が出来ないまま長期療養型老健となっている事業所が多数あります
第二特養化しているわけです
医療看護スタッフが多くいる老健は特養からすれば、どう映るでしょう?
在宅復帰加算の創設の裏には
こうした老健の機能マヒ改善策があるんでは?と思うことが正しいような気がします
総ベッド数に対する在宅復帰数として
計算式の見直しなどを2015年改定では進めて欲しいところです
そして、30% 50%という2段階ではなく
もう少し細かな数値設定で加算または報酬単価を決めていけるようになればと提言しようと
1か月あたり在宅復帰
在宅復帰数/総ベッド数
在宅復帰算定加算をしている事業所には必ずこの数値を教えてもらうようにしています
加算算定だけの限られたベッド枠での在宅復帰は本来の老健でないと考えるからです
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在宅復帰を進めるから
老健の平均要介護度は低いのでしょうか??
医療看護スタッフが居ることがネックになり
重度者を敬遠しているとしたら…
特養の場合、一旦入所すると、基本転所はありません
困難ケースも受け入れ続けなくてはなりません
この辺りの意識の違いを介護施設従事者は客観的な数値を基に判断していくことが
自らの立ち位置を学ぶことになると思います
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